MGF 現地レポート

個人留学2016秋 AOSHI 〜 この体験を絶対に次に生かせよ！AOSHI！ 〜

　長かったようで、あっという間にAOSHIの８週間は経過して行きました。

　課題であった、球際、守備意識は、毎回の留学で、少しずつ成長して来ている。普段、日本では味わえない、周囲の屈強なフィジカルや、厳しさを求められる守備を体験できているのは素晴らしい事。ただ、平和ボケした国からやって来たAOSHIは、スペインでは、闘争心が足りない選手と映ってしまう。そして、それは、スペインでは、選手としては最も手にしたくないレッテル。回を重ねる毎に、それを肌で感じ、少しずつ浸透して来てはいる。でも、まだまだなのも事実。これまでの感触、スペインで客観的に指摘されている部分を本人がどれだけ痛切に感じ取り、真摯に受け止めて日本でも取り組んでいけるかどうかだろう。

　生活面では、１ヶ月、月～金の週５で２時間ずつ語学に通い、それとは別に個人レッスンも毎日受け、普段のトレーニングでもどっぷりとスペイン語の世界に浸り。語学力はかなり向上しているだろう。
　元から学業面では賢しこさはあるし、スペイン語を覚えてやろうという意気込みもあったので、覚えは早い。学校で知り合った友達らと出かけたり、サッカー観戦しに行ったりしていたので、本人なりに現地に溶け込み、充実した日々を送っていた様子。

AOSHI

「２軍のINFANTIL Cは、最後の１週間だけ、３回練習参加したけど、DやEと比べると、しっかりボールが蹴れて、パススピードもテンポあるし、ボディーコンタクトの当たりの強さも、スピード感も、色々な面でレベルが高かったです。日本ではなかなか味わう事のできない経験になった。長く練習したINFANTIL Dは、Eと一緒でそんなにレベルは高くないけど、去年も一緒にプレーした仲間もいたから楽しかった。練習はEよりも少し難しい内容があった。監督がカタラン語しか喋らないのでさらに内容を理解するのが難しかった。でもチームメイトの誰かに聞いたり、見たりして、最終的には理解してやれた。

 

（通用した部分は！？）
フリーでボールを持てた時は、普通にやりたいプレーが出来た。それと相手が近くにいて、ボールを持った時は、トラップがうまくいけば通用しましたが、ちょっとでもミスをすると寄せられた。

（なかなか通用しないと感じた事は！？）
守備です。寄せた時に、日本だと出されないような所にボールを運ばれて突破されてしまったり、ボールを奪いきれなかったり。守備はとても大事なことなので、もっと出来るように普段の練習から心がけたい。

（生活はどうやった！？）
いろんな寮生と遊んだり出かけたりして、とても充実でした。それから語学学校もいけたので、練習中や普段出かけた時、積極的にスペイン語を話せたので、語学力をアップできたのがよかったです。」

 

 

 

もはや短期という領域を超え、８週間の中期留学に挑んだAOSHI。また、今回も様々な収穫を手にしたことだろう。こんな誰もがなかなか出来る事では無い機会を与えてくれた家族に感謝し、日本でまた、新たに頑張って欲しい。そして、もっともっとピッチ上では、激しく闘える勇者となって、また戻って来て欲しい！

 

 

Felicidades por haber hecho buen trabajo y haber cumplido tu misión en estas 2 semanas.

Esperamos que esta experiencia te sirva mucho en tu gran futuro !!!

 

Muchisimas gracias y hasta pronto !!!

 

 

 

 

 

個人留学2016秋 AOSHI 〜 INFANTIL Eでの最後のトレーニング 〜

今日で、INFANTIL Eでの練習最終日。

まずは軽くランニングして、そこからショートパス、ロングパス、いろいろなパスを入れながらウォーミングアップ。

続いて、キーパーを入れて６対６で両サイドに１人ずつ配置しての８対６のゲーム形式のトレーニングを行った。
サイドのフリーマンはシュートを打たず、パスかクロスの役割。

AOSHIは、中やサイドの役割を交互に演じていた。

その後は、紅白戦。ここでのAOSHIは、他の選手よりボールを受けたり、自分から積極的にシュートしたりと、いい存在感を見せて練習が終わりました。

本人のINFANTIL Eでの感想
「レベルは高くないけど、結構変なパスとか来るので練習になりますね。笑。それに、練習メニュー自体は簡単なので、特に困る事はないし、仲間たちともコミュニケーションを取りながらやれたので、とてもやりやすかった。今回は今まで以上にコミュニケーションを皆んなと沢山出来たし、スペイン語のレベルは上がったと思う。
みんな本当に優しいし、すごく楽しかった。Gracias Infantil Eの皆んな！」

 

 

 

 

 

 

個人留学2016秋 AOSHI 〜 ２軍にアップグレード 〜

残り１週間の留学。

この日は２００３年生まれの２軍に当たるINFANTIL Cでの初練習！本人も楽しみにしていた。
まず、ウォーミングアップで対面で短いパスやロングパスをして、そこから動きも入れながらのパス練習。

その後は５人組の３チーム＋２人のフリーマンを置いて１/３コートでのポゼッションのトレーニングが徹底的に行われた。

外から見ても、これまでAOSHIが参加していた２００３年生まれの３軍、INFANTIL DやEに比べ、個のレベルは明らかに上がっている。練習の質も上がる。今まで練習していたチームよりフィジカルやスピードが違う分、AOSHIは練習開始から戸惑っていた様子だが、前回留学した時の仲間も何人かいて、徐々に慣れて行っていた。

AOSHI「今までのチームより守備の切り替えが速いから、最初は色々ミスしてしまったけど、慣れたら自分もやれるレベルと感じた。」

止める、蹴る、そうした基本的な技術は、AOSHIはこのレベルでも出来る。だが、３軍でも物足りなく映っている守備の強さ、意識が、このレベルでは一層不足している要素に映っていた。本人がやれると感じている、本人が通用すると思っている部分はそれはそれでいいが、客観的に見て、自分がやれていない要素にも、早く自分自身で気づき、自分で意識的にレベルアップするようにならないと、いつまでたっても課題克服は出来ないだろう。もし、このチームの監督がAOSHIを獲るかどうかと言えば、そうした部分がネックになることは間違いない。

AOSHIよ、やれている部分に自信を持つのはよし！その上で、行けていない部分に気づき、認め、そこに挑め！
もっと闘える戦士にならないと！

 

 

 

 

 

 

個人留学2016秋 AOSHI 〜 監督からの喝！！！ 〜

　この日のウォーミングアップは、４人組を３チームに分けて両サイドにフリーマンを置いた中で８対４のポゼッションゲームをして体をほぐした。AOSHIは、フリーマンでなかなかボールがまわって来ない展開だった。

　その後にフリーマン無しで同じ練習をした時に、集中力の欠けていたAOSHIが、その緩い守備を指摘され、監督から大カミナリが落ちる！

　若干ビビる選手達。課題である守備意識、球際が、この日も浮き彫りとなってしまった形。

こっちから口酸っぱく言っても、なかなか球際や守備意識は改善されない。やはり、日本の育成年代の守備の文化、球際の激しさや、相手に好きにプレーさせない厳しい守備と言ったものがもっと浸透していかないとと痛感。

　

　AOSHIは、監督からのカミナリで気合いが入ったか、球際を激しく行くように多少はなったが、そこはやっぱりカミナリが落ちる前からやってもらいたいとこです。

 

 

 

 

個人留学2016秋 AOSHI 〜 オフの際に、どれだけ気の利いたプレーが出来るか 〜

さぁー、残り1週間の練習となったこの留学！

この日は、鳥かご[rondo]で体を温めてから、１/４コートでフリーマンを中に１人とサイドに２人おいての６対６のポゼッションゲームをして、最後に週末の試合に備えてセットプレーの確認した。

ゲーム中にボールが来ないと足が止まる場面が多く見受けられた今日のAOSHI。
長い留学生活でチームにすっかり溶け込んではいるが、今日は集中力が切れていた。

自分にボールが来るときはなんの問題もなくボールをさばけていたし、自分からもどんどんドリブルをしていたが、自分の関係ないゾーンでは散歩していた！！

チーム関係者から最後の１週間は２００３年生まれの１軍Aに次ぐ２軍に当たるCでのトレーニングが許可された。最後の最後で、レベルアップの場を与えられたAOSHI。周囲のレベルが上がる中で、どれだけ出来るのか。楽しみです。

 

 

 

個人留学2016秋 AOSHI 〜 守備の文化がまだ未成熟な国から来た若者 〜

　今日の練習は軽めのパス交換から始まり、そこからラダーやマーカーを使うアジリティーからのシュート練習をしていました。

 

　それからコートを狭くして、1人がドリブルシュートをしてから1対1、2対1、2対2、3対2…と人数を徐々に増やして行き、攻守の切り替えや、同数の際、数的有利の際の展開を想定して、素早くシュートまで持ち込むショートカウンターのトレーニングが行われ、そして、最後に5対5＋フリーマンのゲーム形式を行いました。

 

今日は寒かったせいか、1時間弱で練習が切り上げられました。

 

練習から意識してやるようになったトラップや積極的にシュートをするという課題は克服されつつあるも、まだまだ改善しないといけないし、まだまだ練習もしないといけない。

 

あと、守備の時に足先だけでいく癖がなかなか抜けないAOSHI。そこをもっと体からあたりにいかないと、当然ピッチ上では戦えない。

残り2週間で守備意識も改善しないと！！

 

 

 

 

 

 

 

 

個人留学2016秋 AOSHI 〜 もう一つの課題 〜

　残り３週間となった留学。

　この日の練習は、マーカーやラダー、そしてボールを使ってのアジリティートレーニングから、４人組を３チームに分けて、サイドに一人のフリーマンを置いてのボールポゼッションのトレーニング。そして、最後にミニゲームという内容だった。

　ポゼッションゲームでは、AOSHIは積極的にボールを受けたり、要求したりしていて、すっかりチームの中心メンバー的な存在になっている。笑

　監督からも、「Buena AOSHI！」と褒められる場面がチームで一番多い。
　そんなAOSHIの課題であるトラップが、今日の練習ではミスなく出来ていたは、嬉しい驚きだった。
　本人曰く、かなり意識して練習に取り組んでるとの事。一つ一つの細かい課題を意識して取り組み、克服に向けて成長の兆しを見せている姿は、彼の成長の跡が伺えた。

　但し！守備の時は相変わらず足先だけのディフェンスをしてしまうシーンが相変わらず多い。もっと、球際をガッツリ戦わないと。バチっと行くべきところでブレーキを掛けてしまう癖が、なかなか抜けない。折角、体格に恵まれているのに、それをもっと生かすプレースタイルを身につけないと。ボールを奪うと言う事の重要性、価値、魅力をもっと理解してもらいたい。

取り組むべき課題、もう一つ！

 

 

 

 

 

個人留学2016秋 AOSHI 〜 一歩一歩成長を 〜

　この日の練習は軽めにロンド(鳥かご)やパス練習をしてから、週末のリーグに備え、セットプレーの練習を中心に行った。

AOSHIはゲーム形式の練習ではFWのポジションでプレーし、スペイン語で積極的に仲間を呼んだり、指示を出してボールに絡んで行く姿勢が見られるようになっている。スペインでは、エゴ剥き出しのプレーは日常茶飯事。そういう意味では、この日のAOSHIは、もっともっと、FWとして、シュートを積極的に打っても良かったと思う。

　FWなら、ゴールが見えたら打つ。前にスペースがあるなら打つ。そんな当たり前の貪欲さを身につけ、常にゴールマウスを脅かす存在になっていかないと。

　最後のセットプレーの練習では、試合に出る選手中心に練習が進められた事もあり、なかなかボールに絡む機会は少なかった。

　課題であったトラップは、徐々に良くなって来ている。トラップ一つの質で、ゴールの確率がグンと上がる。更なる向上を目指し、週末はまた特訓です！笑

 

 

 

 

 

個人留学2016秋 AOSHI 〜 後半戦スタート！ 〜

　今回の８週間の留学も、後半戦に突入です！

　私生活の方では、自分で行動したり、自分で見たい試合会場に行ったりと、現地人となに変わりない生活を送っているAOSHI。もはやバルセロナ通の域に達しています。

　土日には、練習参加してるチームの応援に行ったり、公園で長期チャレンジ中のサムライ少年らとボールを蹴ったりして楽しんでます。

　そして、月曜の今日から再び練習の再開です。
　

　サイドと中央にフリーマンを置いての５対５のポゼッション練習。サイドに入り味方に声や手で指示を出していたのは非常によかった。が、フリーマンにもかかわらず、トラップミスでボール失う場面があり、やっぱり今一番の課題である部分が浮き彫りになってしまう。

　最後のミニゲームでは、ゴリゴリFWの如く、オレが、オレがで積極的にシュートを打っていたので、シュートへの積極性、そして精度は日に日に良くなっている様子が伺えます。
チーム内ではすっかり信頼を得ているAOSHI。常にチームの輪に溶け込んでる様子は、もはや短期留学の域を超え、長期滞在者の如し。

　課題は1日にして解決ならず。日々の精進の中で、継続して意識して取り組んでいくしかありません。

 

 

 

 

 

 

個人留学2016秋 AOSHI 〜 折り返し。気を引き締めて、後半の取り組みへ 〜

　この日のSant Andreu でのトレーニング。

　今日の練習は、ウォーミングアップでロンド（鳥かご）を行い、続いて広いスペースでのボールポゼッションの練習、そして、最後にシュート練習という内容でした。

　最初のロンドでは、中の鬼になる事が殆ど無いAOSHI。だが、トラップミスで奪われるシーンが散見された。
　次のボールポゼッションのトレーニングでも、同じ課題が浮き彫りになった。スペインでは、少し浮いたり、シュート性の強いボールなど、多少の雑なパスが来ても、それをトラップ出来なかった方が悪いとされる。日本人相手に飛んでくる丁寧なパスに慣れているのか、スペイン人どもから飛んでくる粗いパスを思うような場所にコントロールする事が出来ない場面が見受けられます。更には、気になる点として、体の使い方。ボールをがっつりと奪いにくるスペイン人に対し、相手とボールの間にしっかりと自分の体を入れて、簡単にはボールを晒さない。ボールを突かれないように常に置き所に気を使わないと、この国では簡単にボールを奪われてしまう。AOSHIは体格的に他の選手より勝っているものの、それでも、自分より小さい相手にボールを奪われてしまうプレーが何度も見られた。それと球際。ボディーコンタクトを含む攻防では、接触時に足だけで行ってしまう日本人らしい癖がある為、お尻をぶつけてボールを奪取に来る相手によろけてしまう事も多々あり。もっと、勇気を出して、体でガツンと戦わないと。課題が改めて浮き彫りになった、この日のトレーニングでした。

　最後のシュート練習やシュートゲームでは、結構いいシュートを放っていたAOSHI。しっかりとコースを狙って蹴れるようになって来ており、本人もシュートへ自信が持てて来ているのが感じられる。

　フットボール留学も残り１ヶ月。課題を全て克服するつもりで、取り組んで行こう！