３週間のYUJIの冒険も、いつの間にか終わりが近づいています。某Jのジュニアユースのキャプテンを務めていた彼は、物怖じしないしっかり者。あまり細かい事を気にしない天然系でもありますが、人間的に本当に素晴らしい青年でした。
プレーぶりもCOMPLETO。つまり、全てをバランス良く兼ね備えた良い選手です。チャビをこよなく愛するYUJI。抜群の身体能力が無くても、抜群のスピードが無くても、世界最高峰のMFの称号を受けるチャビに、自分自身を投影させているのでしょう。
「いつか、バルサの選手としてプレーしたい！」そんな、大きな野望を持っているYUJI。目の前の小さな目標を一つ一つクリアーして行けば、いつの間にか想像もつかなかったような高みに辿り着けるもの。YUJIには、この偉大なる野望に向かって、突き進んでもらいたい、やり切ってもらいたいと切に願います。
SUERTE YUJI !
HASTA LA PROXIMA !!!
P．S．実は、YUJIが進む某Jの新高校１年のユースチームがバルセロナ遠征を実行。YUJIは、そのままチームに帯同し、更に一週間、遠征を堪能したようです。
バルサと戦うMASATOU（グラマネット）を応援するサムライ少年達
リーガ・エスパニョーラ、エスパニョールvsマラガ戦を観戦。目の前でファン・ニステルローイやパンディアニがウォーミングアップをしたり、目の前でサンティ・カソルラがプレーしたりと、皆、ミーハー気分で楽しんでいた様子でした。
試合は、チャンピオンズリーグ圏内を狙うマラガが１－２でエスパニョールに逆転勝ち。途中出場のファン・ニステルローイが嗅覚を発揮して同点ゴールを決めていました。
遂に！昨日は憧れの場所、カンプノウにて、バルサvsグラナダのリーガ・エスパニョーラを観戦しました。
この試合は、バルサがチャビとメッシのゴールで幸先よく先制するも、グラナダがセットプレーやPKでたちまち同点。ハラハラする展開も、やはりこの人、メッシがやってくれました！
メッシはこの日、ハットトリックを達成し、バルサが５－３で勝利！
それよりも何よりも、この日３ゴールを加えたメッシは、バルサでの公式戦通算ゴール数を２３４ゴールに伸ばし、あのバルサの伝説の戦士、セサル・ロドリゲスの持つ２３２ゴールを弱冠２４歳にして、塗り替えてしまうと言う、メモリアルな試合となりました。
それにしてもメッシ、凄い選手です。
バルサの１００年以上の長い歴史、多くのスーパースターを擁して来た中で、メッシは別格。まさに、１００年に一人の逸材を、幸運な事に、私たちは目の当たりにしていると言っても、過言では無いでしょう。
YUJI「本当に凄い！凄過ぎる！カンプノウ最高！ここでいつかプレーしたい！それに、やっぱ俺、チャビ、くそ好きだわ！」
KAITO「メッシやばいっす！めちゃ速いし上手い！最高です！！！」
と興奮冷めやらぬ様子でした！
月曜日から金曜日までの５日間、３日間をコルネヤで、２日間をサン・アンドレウでそれぞれトレーニングする事になったYUJI。中でも、コルネヤの９６年生まれの１軍、Cadete Aはバルサ、エスパニョールに次ぐ強豪で、まさに、YUJIの力量を計るにはもってこいの相手。
同じ歳のバルサがレベル１０、エスパニョールが９とするならば、コルネヤはレベル８のレベルがあります。
練習後のYUJIの感想では、
「日本でやっていたチームを同じくらいのレベルだけど、こっちのやつらの方が、スピードだったり、激しさは上。一方で、日本のチームの方が、チーム全体の組織力だったり、一致団結しての粘り強さは上だと思う。
やっていて、そんなに“こいつらすげぇ～”とかは思わないですけど、自分自身のコンディションがもう一つなので、まずはそこを上げて行きたい。」
と語ってくれました。
客観的に見ていても、卒無くやれている辺りは、流石にJ戦士。あっと言う間に３分の１が終わりましたが、一日一日、充実した日々を過ごして欲しいものです。
この日、新たな若武者が、バルセロナの地に降り立ちました。その名はYUJI。１９９６年の生まれの新高校１年生です。某J下部組織のジュニアユースで３年間プレーし、春からは、ユースチームへの昇格が決まっているYUJI。バルサのフットボールに憧れ、「いつかバルサでプレーしたい！」と思うようになっていたYUJIは、「早いうちに世界を経験したい」と、今回、中３から高校に上がる節目のタイミングで、３週間の個人短期留学に挑戦する事になりました。
自分の力がスペインでどこまで通用するのか！？
自分の現在位置を知り、そして、今後の指標を見出す為に、YUJIの挑戦が始まります！