およそ7週間に渡る、短期と言うよりも、中期留学と言える期間をバルセロナでどっぷりと過ごしたBIYA。強豪Sant Andreuの2軍をベースとして、Espanyolスクールでの活動を組み合わせた形で、BIYAは日々、トレーニングに勤しみました。
「タイとは全然トレーニングの環境、レベル、何もかも違う。」と大きなカルチャーショックを受けていたBIYA。毎日が新鮮で、充実していて、そして何よりも、一生懸命に取り組んでいたBIYAは、きっと、多くのものを感じ、学び取った事でしょう。
日本とタイのハーフであるBIYAは、日本人離れした独特の俊敏性を持っており、トップスピードに入るまでのスピードが異様に早く、それは、彼にとって大きな武器に成り得ます。がしかし、それを活かす為の術を、彼はまだまだ体得する必要があります。また、相手のプレスが速く、瞬時に的確な回答を見つけ出さなければならない判断力も、もっともっと鍛錬を積む必要があるでしょう。
「自由にやらしてもらうゆとりを与えてもらえない。」BIYAには、育成トップクラスの実力を誇るスペインで、最大の違いを、そこに見出していました。「タイは、全然プレスに来ないし、緩々です。」そう語るBIYAは、また再びバンコクに戻る事に、危機感すら感じていました。
「いつか、他の子達のように、本格的に長期でチャレンジしたい!」そう力強く語ったBIYA。彼の真摯に取り組む姿勢や、根性があれば、その目標も、近々叶うかもしれません。
「7週間は長かったけど、いろんな友達が出来たし、サッカーもまったく違う世界で出来た。バンコクに着く次の日には、大事な試合があるから、そこで活躍したいです!」
スペイン語もかなり上達したBIYA。直ぐに第2章の挑戦がありそうなそんな雰囲気を残しながら、彼は、久々にお母さんの手作り料理を楽しみに、機上の人となりました。
ADIÓS BIYA ! HASTA LA PROXIMA !!!