到着翌日の日曜日。この日のAOSHIは様々な試合の観戦です。
まずは、バルサのスポーツタウン(Ciudad Deportiva Joan Gamper)に足を運び、バルサのユースA vs Ferriolenseのユース1部リーグの開幕戦を観戦。韓国期待の星、イ・スンウが先発フル出場したこの試合、バルサ期待のアレックス・コヤード選手の豪快な左足のミドルシュートなどで、バルサが2−0で快勝を収めました。イ・スンウは全体的に、自分で強引に行く姿が多く、そのプレーがあまり上手くいかなかった印象ですが、随所に上手さやスピード、溢れる闘志を見せ、チームの一員として堂々とプレーしていました。
続いては、サムライ少年の家で長期挑戦する2000年生まれのSHUNNOSUKEの練習試合。同選手はFIFAの未成年ルールでこの2年間、公式戦に出場出来ていませんが、カタルーニャフットボール協会の特別措置で、この10月に満18歳を前にして、公式戦出場が認められる予定。まだまだ、闘う姿勢に物足りなさのある同選手ですが、そろそろ、進化して行ってくれる事でしょう。
そして、この日の最後は、バルセロナから車で1時間強走らせ、隣の県のTarragonaへ移動し、リーグ2部リーグ、Nástic Tarragona vs Levanteのプロ試合観戦。Nástic所属の鈴木 大輔選手はセンターバック右のポジションで先発フル出場を果たしていました。試合は個で勝るLevanteが終始押し気味に進めていましたが、Násticはゴール正面の貴重なチャンスで、FKを見事に決め、1−1のドローに持ち込む展開となりました。
鈴木選手は、2度1対1でクロスを許したり、高いバウンドの処理をかぶってしまったり、空中戦で競り負けた4度のシーンであわやピンチを招く気になるシーンはあったものの、常に味方とコミュニケーションを取り、すっかりチームの一員としてチーム内で市民権を得ている様子でした。センターバックとしての屈強なオーラもあり、良いプレーも沢山見る事が出来ました。更に屈強で堅実なディフェンダーに進化し、スペインでの日本人選手の地位を上げて行って欲しいと思います!
ANIMO !!! DAI !!!