【MGFニュース】
Cadete Divición de Honor
リーガ第5節、敵地に乗り込んでJABAC I TERRASSAと対戦したKAKERU & MASATOU擁するSabadellは、3-0で敗れる結果となりました。
両サムライ青年はベンチスタートとなったこの試合、前半終了間際、37分にMASATOUが投入された際には、既にスコアボードは2-0でホームのジャバックがリードしている展開でした。
後半からはKAKERUも投入されました。1-4-4-2のMASATOUは左サイドハーフ、一方、KAKERUは2トップの一角に入りました。左サイドに張るMASATOUには、殆どボールが来ない展開、一方、KAKERUは前線から相手ディフェンダーにプレスを掛ける仕事や、後方からディフェンスの裏へのボールに走り込む仕事に奔走しました。しかし、屈強なジャバックのディフェンス陣とのボールを巡る攻防でなかなか勝機を見出す事が出来ません。ここでの勝負を制さない限り、フォワードとして、良い仕事は出来ません。また、簡単には前を向かせてくれなかったり、相手のハードなマークに自分のプレーを殆どさせてもらえず、イライラ感を募らせている様子です。
途中、監督のマネルはシステムを1-4-2-3-1に変更、MASATOUはダブルボランチの左に、KAKERUは右ウイングに入ります。ポジションを中央に映したMASATOUは、徐々に存在感を発揮して行きます。システム変更は僅か残り5分間程度だったものの、その時触った回数は、それまでの後半の35分間と同等な程でした。
そんな中、MASATOUのスルーパスがKAKERUに供給されるも、これは惜しくも相手DFにカットされてしまいます。
KAKERUは、相手の厳しいディフェンスを前に、なかなか自分のプレーをする空間を見出す事が出来ず、苦戦を強いられます。もっと、恵まれた体を存分に生かした球際の屈強なプレーも身に付けなければなりません。
MASATOUは、左サイドハーフの時に消えていた35分間の改善が、レギュラーを確保する為のポイントになるでしょう。ボールが来ないのなら、ボールを受ける事が出来る位置を模索する。裏に走るのか、スペースがある所へスルスルと動くのか、引いてボールを受けるのか。もしくは、相手からボールをかっさらうのか。とにかく、何とかしてやろうと言うオーラを、もっと発揮する必要があるでしょう。
これでチームは5試合を戦って1勝1分3敗、勝ち点4で16チーム中13位、出遅れる滑り出しとなりました。ここから、どこまで這い上がれるのか。屈強な猛者達が集うDH(Divicion de Honor/1部リーグの略)は、生半可な力では、太刀打ち出来ません。