7月18日(金)今日も快晴
さぁ、いよいよエスパニョールキャンプも残り2日となりました。今日は2部練習で、午前中は練習、そして午後は紅白戦です。
とは言え、午前中もほぼ試合形式のトレーニングだった為、少年たちは疲れや節々の痛みを乗り越え、精力的に頑張っていました。
午前中は4つのグループに分かれ、TAIKIはすっかりグループAの常連、YURI、TAKUYA、RYUYA、KOSHIROの4人はグループCに皆入りました。そこでは、終始4vs4の攻防が行われ、攻守の切り替えが求められていました。
練習後、プールで戯れ、昼食後にはミニゴルフ大会を行いました。そこでは、TAIKIが年上の貫禄を見せ、見事に優勝しました。しかし、RYUYA、YURI、KOSHIROも時折スーパーショットを見せ、初挑戦の遊びに悪戦苦闘しながらも、楽しんでいました。TAKUYAは午後の紅白戦へ向け、体力温存のシエスタ(昼寝)を取りました。
その後も昼休みは続きます。バンガローでくつろぐ皆。お題もきっちりこなし、皆周囲のスペイン人の少年たちから様々な周囲の物をスペイン語で何ていうか聞き出しています。
ところで、他の国の言葉を少年たちが覚える時、意欲を持って覚える言葉があります。それは、“変な言葉”です。スペイン人の少年たちが、言葉が通じない日本人の少年たちと何とかコミュニケーションを図りたいが為に、「KEITA、○○○って日本語で何て言うんだい」「○○は!?」と色々とここでは書けない放送禁止用語を聞いてくるわけです。それを彼らが日本人の少年たちに変てこな発音で、例えば「おまえはおかま」という風に面白がって言うと、それを言われた彼らは「NO、お前がおかまだ」と剥きになって反撃、そんなやり取りを見ていた他の少年たちが「何々、何て言ったの!?」と加わり、途端に10何人かの間で日本語の放送禁止用語が飛び交う展開に。
とまぁ、会話ややり取りの内容はともかく、彼らは身振り手振りやそうした“変てこ言葉”を通して、コミュニケーションを図り、そしてお互い楽しんでいるわけで、放って置くことに致しましょう。まぁ、変な言葉ばかり覚えなければ良いのですが・・・(苦笑)
さて、午後の練習は皆待望の紅白戦です。ここでもニンジンを吊るして置きました。その効果あってか、チャンスを一番ものにしたのはTAKUYAでした。得意の足の速さを生かしての右サイドの突破から何度もチャンスを作り出し、そして殆ど全得点に絡む活躍を見せ、自らも5ゴールを決めました。一方、RYUYAはTAKUYAとの2トップの位置に入り、やや下がり目のトップ下の位置で攻撃の軸となり、左右にボールを供給し、またチャンスとあらば自らもシュートに行く積極性も見せていました。今日のYURIのポジションは右サイドバック、大好きな攻撃のポジションではありませんが、相手の攻撃をがっちり抑え、ドリブル突破と見方への効果的なパスで攻守に活躍していました。また、午前中の練習の最後の部分を太腿の張りの為に休憩したKOSHIROも午後の練習では完全復帰。中盤でボールを持つと、時折スピードに乗ったドリブルで駆け上がり、相手ディフェンス陣に割って入っていました。1人グループAでプレーするTAIKIは、年上の中でパワーとスピードのハンデに苦しみながらも、相変わらずミスの少ない安定したプレーを披露していました。
皆、ニンジンの性なのか、心底ゲームが好きなのか、これまで以上にゲーム形式の中で存在感を見せるようになってきました。
さぁ、明日もまた紅白戦。疲れや軽い故障で誰も彼もが皆万全では無いかもしれませんが、最後は大いに楽しんでもらいたいものです。
by 植松 慶太
コメント