10月22日~23日
10月22日(木)
VAYA SPAIN!!
さて、今日はエスパニョールのスクールでの練習ということでしたが、バルセロナは、昼過ぎから凄まじい雨と風。雨の関係で、エスパニョールの練習場へと向かう、Metroのダイヤがストップするというハプニングも発生している状況・・・。この状況で練習はあるのだろうか???という疑問を持ちながら、エスパニョールスタッフに電話を入れると、「ははは。当然やるに決まっているだろう!雨だからやらないなんてことはないぞ。こっち(スペイン)は!」との返事。日本の土ならともかく、まぁ人工芝のグランドで使えないことはないから当たり前かと思いつつ、ALLENと寮を出発。
TAKAJI「さぁ、いくぞ!ALLEN!」
ALLEN「傘がない・・・。」
外を見ると、激しい土砂降り。呆然とどす黒い空を見上げながらも、傘を分け合い出発。
雨も激しかったということで、バスで目的地を目指す。
そして、練習場の近くのバス停に到着。そこから歩くことに。
激しい雨と風に、傘の骨が折れる・・・。
ALLEN「寒っ・・・・。」
エスパニョールのグランドの横にある気温を表示した電光掲示板には、12℃の表示。そう、ALLANは沖縄出身。この寒さは冬の沖縄を超える寒さのようで、寒がっている様子。ALLENにこの寒さは初体験か?と聞くと、
ALLEN「昔、北海道に旅行行ったことあるけど、覚えてないや。」とぼそり。
唇をガタガタさせながら、寒がっていたのでした。
そして、シウダ・デポルティーバに到着。人影があまり見えない。クラブハウスに行くと・・・
スタッフ「今日は、大雨だから練習はないよ。全部練習は中止だ!」
ALLEN&TAKAJI「・・・・・・・・・・・・・。」
まぁこの雨が降れば仕方がないけど、さっきあるって言ってたじゃないか・・・。
と2人して同じことを考えたのでした。
10月22日。そう今日はALLENの15回目の誕生日でした。せっかく練習まで来たので、、2人で練習場にあるBARでボカデージョを食べながら、誕生日を祝ったのでした!
10月23日
最後のコルネヤ
スペインに到着し、あっという間に時間が過ぎ、本日の練習がコルネヤCadete Cでの最後の練習となりました。20:30練習開始。メンバーたちとゴール裏のスペースで、ショートダッシュ、ロンダから練習は始ります。30分ほどのアップが終わると、グランドに一斉に選手が流れ込みます。
グランドに入ると、2人組でのシュートパス、ロングパスから練習は始ります。ALLENのパートナーは先日のBlogにも登場した、韓国人のホン君です。お互い左右両足を使いこなしながら長短のキックを繰り返します。
最初の練習は、2グループに分かれてのサーキットトレーニング。1グループ目は、ボールなしでアジリティ、ジャンプ、スプリントのトレーニング。ALLENもこの練習の中では、スピード、細かいステップワークを披露します。しかし、ホン君の追い込み具合はそれを上回るものがありました。試合中のパク・チソンとまではいかないものの、それを連想させるような韓国人らしい特徴を持っているホン君にもこれから注目したいと思います。
2グループ目は、ボールを使ってのサーキット。ドリブルとパスを織り交ぜながら、ボールを持った時は、早く丁寧にドリブルをするという意識を叩き込まれているようでした。
サーキットトレーニングを終えると、GKを入れてのシュート、オフェンスとディフェンスに分かれての練習に移りました。ALLENの動きを他の選手と比べると、いまいちプレーの中でスピード、アジリティ-能力を生かすことができません。ボールへの寄せるスピード、激しさ。そして、ボールをもった時の判断、オフ・ザ・ボールの動き。そして、シュート能力。他のCadete Cの選手と比べると、全てにおいて、劣ってしまっています。中学校を卒業したら、スペインでプレーをしたいという目標を持つALLEN。今回のCornellaの練習の中で、その激しさを体で経験し、自分の中で変わらないといけないという気持ちが生まれれば、まずは、今回の短期留学の大きな財産となると思います。
さて、最後は7vs7のゲームです。ALLENはトップの位置に入りますが、今一つボールに絡むことができません。ボールを持って何度かパスを通すことにも成功しますが、決定的な仕事をすることができませんでした。普段からクールなALLEN。しかし、ピッチの中ではその冷静さを頭で保ちつつも、
「ボールを絶対に奪う!」
「絶対にシュート決める!」
「目の前の相手に負けない!」
と、戦うことのできる選手に変身しなければならないのです。
しかし、今日のコルネヤのCadete Cの練習では、それを見ることができませんでした。
そして、練習終了。
最後に、選手監督全員で記念撮影!
コルネヤの選手、そして監督たちと別れを告げ、グランドを後にしたのでした。
By Yuya Takaji
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