【MGF速報】
この日はアウェイで強豪Sant Andreuと対戦。体格に勝る相手、そして前から果敢にプレスを掛けて来る相手に対し、序盤、コルネヤは苦しみます。2部リーグの対戦相手は殆どがフィジカルに勝る年上ばかり。こうした試合が、この先もずっと続いて行くのでしょう。Sant Andreuがやや押し込む展開。しかし、相手のシュートミスやポストに助けられ、コルネヤは何とか失点をゼロに抑えます。すると、コーナーキックからキリアンが直接ゴールを決め、コルネヤが先制点を上げる事に成功します。しかし、直ぐに追い付かれ、同点。2レグに出場したKOSHIROは、球際の攻防で勝機を見いだせず、消える時間帯多し。しかし、カウンターの展開からビクトルが右サイドを走るKOSHIROにピタリと通すと、ワントラップしたKOSHIROが思いっきり右足を振り切ると、ボールは豪快にゴール左上に突き刺さります。この試合、ここまで殆ど何も出来なかったKOSHIROにとっては、嬉しい嬉しい1点です。
一方、1st、3rd、そしてキリヤンの負傷により4thの途中でプレーしたYUKIは、ダイレクトプレーを駆使しながら、そして時にはスピードを活かしたドリブルから、チャンスメイクをして行きます。
試合の序盤、KOSHIROもYUKIも、細い、小さいと言うフィジカルのハンディはあるものの、それ以上に、ボールの奪い合い、競り合い、闘いにおいて、やや蚊帳の外と言う印象を受けました。それでも、体を張って守るイヴァンやジェライ、キリアン等に触発され、また、相手のラフプレーと周囲の異様なテンションの中、徐々に2人の中に闘う気持ちが高まったのが伺い知れました。そして、後半になると、勝てないまでも、体をぶつけ、相手を掴み、ファイトしている姿が見られました。そう、ようやく、2人がこうしたガチンコの闘いの中で、土俵に上がって来たなと言う印象を受ける事が出来ました。
試合はYUKIの追加点もあり、コルネヤが2-5で勝利を上げる事に成功しました。
とは言え、相手の選手が前半で1人退場になった事、Sant Andreuが多くの決定機を外したことなどを考えると、この試合はちょっと間違えばどちらに転がるか分からない試合でした。
そうした幸運にも恵まれ、Alevin D は6戦全勝、Barcelona とVilanova Geltruと並んで首位争いに喰い下がる事に成功しました。
試合後、あざや擦り傷の出来た足を見せながら、どこか頼もしくなった2人の姿がありました。
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