【MGF速報】
開幕から7連勝と怒涛のスタートダッシュを切ったKOSHIROとYUKI擁する我らがコルネヤAlevin D。しかし、上位陣争いが続いた前半戦の終盤では、相手が一つ年上と言う差異が、そのままフィジカルの差となって立ちはだかり、4連敗を含む、大ブレーキに繋がってしまいました。7連勝中は神懸かり的な勝利が続いていたのですが、徐々に弱点である守備力を露呈してしまい、失点を重ねた事が、勝てない理由の一つでした。そんな中でこの日迎えた首位のバルサ戦。しかも、場所は相手のホーム、シウダード・デポルティーバ・デ・ジョアン・ガンペールです。ここまでバルサは13戦全勝。その王者相手に、現状のコルネヤがどこまで渡り合えるかが、この試合の焦点でした。
試合は戦前の予想通り、バルサがボールポゼションで主導権を握る展開。1stレグで先発したKOSHIROのモチベーションは高く、前線からボールを追い回す。しかし、既にバルサのDNAが注入されている10歳の少年軍団は、巧みにボールを回して行きます。何とかスペースを消して、バルサの攻撃を粘り強く弾き返すコルネヤ。しかし、1-0と先制点を奪われてしまいます。
続く2ndレグはYUKIの登場。コルネヤの監督チャビは、「無暗にプレスを掛けてもかわされる。守備の時はしっかりと自陣まで引いて、相手にスペースを与えないように。」と指示が出ます。そして、その効果があってか、2ndレグは0-0。すなわち、前半を1-0で折り返します。ここまではコルネヤとしてもプラン通りの展開。
しかし、サムライ少年2人をベンチに置いた後半の3rdレグ、左サイドを崩され、3失点、0-4とリードを広げられてしまいます。
そして、後半ラスト15分間の4thレグ。サムライ少年、YUKIとKOSHIROが揃って出場。もう反撃するしか無いコルネヤ。チャビ監督も、「前から果敢に行け!遠目からでもどんどんシュートを打て!」と指示が出ます。すると、開き直ったコルネヤ“セブン”が反撃。YUKIは相手センターバックに対し、激しくプレスを掛け、顔面ブロックで奪ったボールをループで狙うも、長身GKのファインセーブに防がれてしまいます。また、再びYUKIの遠目からのミドルシュートは、ニアサイド上のポストに当たる惜しいシュートに。しかし、そんなコルネヤの選手達の粘りは、一つの光明となって、報われます。2トップの2人、KOSHIROとYUKIが互いにディフェンダーへのパスコースを切りながら相手GKにプレスを掛けに行くと、焦ったGKが蹴り出したボールを中盤のリキがパスカット。そのままシュートを決め、コルネヤ、バルサに一矢を報いる事に成功します。しかし、バルサは2点を追加し、終わってみれば6-1でバルサの完勝となりました。
試合後、「十分にやれる。スピードは通用するし、次のホームでの対決では、絶対にゴールを奪ってやる!」と語ったYUKI。確かに、個々での能力の差にそれ程大きな差はありません。但し、バルサは、一人一人が賢くプレーする事が出来る。シンプルに、よりベターな選択を判断し、実行する事が出来る。そうしたプレーの判断力に差があったようにも映ります。まだまだ勉強する事が多いサムライ少年達。しかし、バルサ相手に、こうしたガチンコの対決を挑み、全力で戦う事によって自分の立ち位置をしっかりと認識する事が出来る。まさに、その為に海を渡ってスペインにやって来た訳です。今回の悔しさをバネに、如何にして次に繋げるか。重要なのは、これからです。
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