火曜日、一日のオフを経て、水曜日の21時から、コルネヤの練習が再開されました。途中から見学しましたが、この日は1時間半にも満たない練習時間の中、後半は、3種目を、7人組みに分かれ(GK2人は別)、それぞれこなしていました。1種目はフットボールバレー、もう1種目はハードルやメディシンボール、馬乗りなど、6種類のメニューを交互にこなすフィジカルトレーニング。そしてもう1種目は、およそ40mの縦幅にゴールを置き、更に中央に縦横20m四方の枠を作り、その中のみで3vs3プラスフリーマン一人でのバイタルゲーム。狭いエリアの中で、攻撃側は一人多い利点を活かし、如何にしてシュートまで持ち込めるかをツータッチ以内で行うと言うもの。そこでは、4vs3で如何に相手を素早く崩し、シュートまで持って行くか。また、ちょっとでも相手の寄せが遅ければ、ゴールが見えたらとにかくシュートを放つと言う、まさにバイタルエリアでの攻防戦が繰り広げられていました。
“ゴールが見えたら打つ”と言う、ゴールを目指すゲームであるフットボールでは当たり前の事が、結構出来ていないのが日本人。それは、この2人も例外ではありませんでした。打てる時に積極的に打たない。また、打ってもしっかりと枠を捉えない。更には、このゲームで両ゴールを守るGK2人が、共に背もしくは声がでかく、そして、俊敏。とにかく、存在感ある2人に対し、生半可なシュートでは、ゴールネットを揺らす事が出来ません。
この練習では、常にゴールを狙う意識。狭いグリットで、相手のプレスが直ぐに掛って来る状況の中で、如何に素早く、時には強引に、シュートまで持って行くか、そして、強烈なシュート、もしくは的確に隅を狙ったシュートを放つ事が出来るか。単純だけど、良い練習だと改めて思いました。
我らがNOMAとUMEは、練習に慣れると同時に、徐々に実力を発揮していましたが、まだまだこんなものじゃないはず。もっとどっぷりと、スペインモードに入って欲しいと思いました。少なくとも、このメニューでの2人よりも、コルネヤの選手達の方が、ゴールに対する意識、迫力が違いました。
コメント