さぁ、開幕してから4日目、日差しも強いですが、負けずに、今日も張り切って行きましょう!!!
【Benjaminカテゴリー】
この日の相手は、3度目となる強豪Tecnofútbol Españaです。ブルーのユニフォームに身をまとったチビッ子軍団に、果たして我らがKOSEI&RYUSEI擁するWorld Teamは一矢を報いる事が出来るのでしょうか!?
がしかし、やはりTecnofútbol Españaは強い!体格では決してWorld Teamは負けていないものの、当たりの強さ、体を張ってのディフェンス力は向こうの方が上。また、取ってからの守→攻の切り替えが早く、ショートカウンターから何度もWorld Teamのゴールを脅かします。自分で勝負するところ、それ以上に良い状況に味方がいる場合のパス、その判断力も、的確で、まるで、小さな、そして精密な“maquina(ロボット)”達のようです。RYUSEI、KOSEIも懸命に奮闘するのですが、多くの局面で、地団太を踏む展開となります。
World Teamは快速右ウイング、ロシア人のタマスが一矢を報いるものの、試合は1-5で完敗と言う結果に終わりました。
続く試合はTecnofútbol Barcelona戦。過去の2試合はいずれも勝利しているだけに、この試合はきっちりと勝っておきたいところ。ところが、試合は思わぬ展開となります。World Teamの攻守の切り替えの遅さのまずさを突かれ、あれよ、あれよと言う間に失点を重ねてしまいます。先程の試合で精力を使ってしまったのか、気落ちしているのか、World Teamに元気がありません。スコアーは1-3。しかし、ここからWorld Teamが奮起します。チームの突貫boy、ロシア人のタマスが次々と右サイドをスピードでぶっちぎり、シュートやセンターリングで好機を演出します。その彼のお膳立てを中央できっちりと待ち受けるのがRYUSEI。まさに、チームの得点源となるホットラインが次々とさく裂します。その後、追い付き、追い越されのシーソーゲームは、何と、RYUSEIのハットトリックもあり、World Teamが大逆転勝利、6-4で勝利を収めました。KOSEIも中盤の真ん中で懸命に攻守に奮闘し、1アシストを決めるなど、存在感を示してくれました!
【Alevinカテゴリー】
さて、お次は2000~01年のAlevinカテゴリーです。まずは、KOSHIRO、TAKUKI、RYO、ITSUKI擁するPlan Marcet 2000 vs Tecnofútbol España 2001の対戦です。相手はその名の通り、皆年下の軍団。優勝争いに喰らい付く為にも、ここは絶対負けたくありません。しかし、戦績を聞いてみると、彼らも、赤のユニフォーム、全勝のTecnofútbol España 2000に負けた以外は、全て全勝しています。すなわち、2位争いの直接のライバルと言う訳です。
スタメンには、日本人カルテットがいずれも登場します。がしかし、Tecnofútbol España 2001だてに、ここまで1敗で来ていません。小さいながらも、巧みなパスワークと隙の無いポジショニングで、チームとして、巧みな攻撃を繰り出して来ます。また、強いチームに共通して言える、攻守の切り替えが早く、奪われたらすぐにハードなチェックでボールを奪い返して来ます。思うようにボールを回せないPlan Marcet 2000。また、チームの司令塔であるKOSHIROには、きっちりとマークが付き、中盤のキーマンを抑えに来る、戦術の徹底ぶり。相手の術中にはまる中、隙を上手く付いたTecnofútbol Españaが、ゴールを奪います。Plan Marcet 2000も懸命に抵抗し、RYOのパスからアンヘルがゴールを返します。がしかし、チャンスを確実にものにして行ったのはTecnofútbol España。終わってみれば、まさかの4失点、1-4で敗れてしまいました。
続いては、昨日敗れたTecnofútbol España 2000と、早くも2巡目の対戦となりました。先程の敗戦のショックを忘れ、この試合に全身全霊を傾けなければなりません。試合は、ITSUKI、TAKUKI、KOSHIROがスタメンで登場です。試合巧者のTecnofútbol Españaがボールポゼションで上回るものの、Plan Marcet 2000も自陣で相手のパスワークに対し、しっかりとブロックを作って、相手をハードにチェックします。今大会で、かなりハードワークが身に着いて来たTAKUKI。腰の低いチェックで、力強いディフェンスを見せます。また、ITSUKIも、すっかり板について来たハードチェックで、小柄ながらも、相手にとって嫌なディフェンスを繰り出し、相手に好きにプレーをさせません。2バックの一角を務める為、なかなか攻撃参加のチャンスはありませんが、守備面では、彼なりに全力で仕事をこなしています。
がしかし、総合力で勝るTecnofútbol Españaは、コーナーキックからヘディングで先制点を許してしまいます。しかし、Plan Marcet 2000のメンバーの表情を見ると、気持ちが入った、良い顔をしています。皆、戦っています。声を掛け合い、チーム一丸となって、戦っています。KOSHIROは相手の7番、紅一点ながら、チームの司令塔として君臨するベルタとやり合います。残念ながら、体格ではベルタの方が上。中盤のマッチアップは、相手に大仕事をさせていない一方で、KOSHIROも殆ど何もやらせてもらえません。恐るべし、ベルタ。しかし、中央でKOSHIROが抑えられている分、Plan Marcet 2000はサイドから好機を掴みます。そのサイド攻撃を担うのは、左のRYOと右のTAKUKIです。特に、RYOは左サイドを縦に突破して左足でセンターリングを上げたり、中へ切れ込んで右足でシュートを放ったり、果敢に攻撃を繰り出します。また、エースのアンヘルが何度かスルーパスに抜け出すも、GKの攻守もあり、なかなか決定機を結び付ける事が出来ません。そんな中、KOSHIROが競り合いで足を捻挫し、ピッチを後にします。更には、Tecnofútbol Españaが得意のショートカウンターから、長髪のアルナウがスピードを活かして抜け出し、追加点を叩き出します。金髪のアルナウは、何と、バルサからオファーが来ているとか。
司令塔を失い、また、王者相手に2点のビハインド。絶体絶命のピンチです。ところが、Plan Marcet 2000のメンバーの表情は、依然として、戦う炎を宿しています。強い相手にも、体を張り、懸命に仕掛け、味方へ繋ぎ、そしてシュートへ持ち込みます。こうして、Plan Marcet 2000は、相手を自陣へ追い込み、怒涛の攻撃を仕掛けます。そんな中、相手陣内のこぼれ球をRYOが叩きこみ、遂に、1点を返すことに成功します。押せ押せムード!反撃に出るTecnofútbol España。相手の得意のショートカウンターでピンチになりかけた時、相手のFWに怒涛の如く襲い掛かった選手がいます。相手FWとその選手は、激しくぶつかり、もんどり打ってふっとび、2人共にグラウンドに倒れました。相手FWは程なくして立ち上がりましたが、Plan Marcet 2000のその選手は、痛そうにうずくまって、立ち上がれません。良く見ると、そこにはITSUKIの姿がありました。そうです、これ以上失点は許されないと言う場面で、ファール覚悟で相手の決定機を体を張って阻止したのです。去年のITSUKI、プレーが軽かった彼からは想像もつかないようなプレー。今年の彼を象徴するような、シーンです。ITSUKIは、そのまま監督に抱えられ、ピッチの外へ。
そんなITSUKIのプレーに鼓舞され、Plan Marcet 2000は懸命に同点ゴールを目指します。そして、何度か決定的なシーンを掴みます。ITSUKIが強烈なミドルシュートを放てば、RYOが左サイドをえぐって、角度の無いところから強襲。しかし、ボールはゴールポストを叩き、外へ外れて行きます。
そして、無情にも試合終了の笛。Plan Marcet 2000は懸命に戦ったものの、僅かに及ばず、1-2で敗れました。しかし、少年達の奮闘ぶり、心熱くなるファイトぶりには、感動させられました。
その後、KOSHIROとITSUKIはメディカルチェックを受け、KOSHIROは軽度の捻挫の為、全治24時間、ITSUKIは、軽い打撲で、大事には至りませんでした。
さて、もう一方のAlevinカテゴリーの試合、我らがRYUYA&RYUGEN擁するU.S.Aの試合です。 この日の初戦は、Plan Marcet 2001との対戦です。先制されたこの試合、何と、爆発したのはRYUGENでした。3-1-2のトップの左で先発したRYUGEN。右からのセンターリングをワントラップし、相手が寄せて来る前に素早くシュートを放つと、これが見事に突き刺さり、すぐに同点に追いつきます。が、まだまだこれだけでは終わりません。今度は、左サイドのスローインを受け流すようにトラップし、そのまま右足を一閃。型にはまると強烈なシュートを放つRYUGENの、真骨頂、ミドルシュートが見事に決まり、あっと言う間に逆転に成功します。一方、左サイドバックとして登場したRYUYA。日に日に、少しずつ存在感を見せ始めている彼は、大会のリズムに慣れて来たのか、彼なりの落ち着いた捌きで、的確なプレーを繰り出し始めます。まだまだ、ディフェンス面でのひ弱さが気になるものの、それでも、華奢ながら、懸命に走り、頑張っています。試合は再び同点に追いつかれたU.S.Aが、反撃に転じます。そして、またしてもやってくれたのがRYUGEN。右からのコーナーキックをファーサイドで受けると、やや遠目から、強烈なミドルシュートが突き刺さり、U.S.A、再びリードを広げます!と言うか、RYUGENのハットトリック!もう、喜ぶ仲間によって、もみくちゃです!!!凄い!凄いぞRYUGEN!君は持っている!!!
試合はその後、両チーム1点ずつを加えたものの、4-3で勝利、特にRYUGENにとっては嬉しい、嬉しいナイスゲームとなりました!
続いては、vs Madrid戦。RYUGENとRYUYAが揃って先発です。RYUGENは2トップの左、そして、RYUYAは1-3-1-2のトップ下の位置に入ります。
すっかり自信の付いたU.S.Aは、日に日に、チーム全体として、良い戦い、粘り強い戦いが出来るようになって来ています。特に、結果を残せているRYUGENは、自信がみなぎり、動きが数段良くなったように見えます。また、RYUYAもRYUGENに触発されるように、少しずつ持ち味を発揮して来ています。相手チームの激しいチェックに対し、無理をせず、かわす時はかわし、厳しいと判断したらきっちりとパスを繋ぎ、チームの中で、機能性を持ち始めています。
そんな中、試合はシーソーゲーム。そして、U.S.Aのゴールをお膳立てしたのは、見事な縦パスを繰り出してRYUYAによるものでした。こうして、2-2。互角の展開に決着を付けたのは、この日の“ラッキーボーイ”RYUGENです。相手ゴール前での混戦のこぼれ球が、RYUGENの足元に。これを豪快に蹴り込み、3-2、U.S.Aが見事な勝利をまたしても掴み取りました!
【Infantilカテゴリー】
さて、お次はInfantilです。
まずは、Venezuelaから行ってみましょう。TAKAHIRO、SHOKI、KENGO擁するVenezuelaは、Tecnofútbol España 1999、Madrid、Plan Marcet 1と3試合を戦いました。しかしながら、TAKAHIROは疲れからか、発熱により、この日はお休みとなりました。
試合は、Tecnofútbol España 1999戦が1-3で敗戦、Madrid戦が0-4で敗戦、Plan Marcet 1戦が1-3で、いずれも敗れる結果となりました。KENGOはいずれも先発出場したものの、昨日までのはつらつ感がやや影を潜め、終始低調なパフォーマンスに終始しました。本人曰く、「ちょっと疲れがあるかも。全然ダメでした。」との弁。明日以降の奮起に期待したいところです。一方のSHOKIは、Madrid戦、Plan Marcet 1戦で今大会初先発に起用されるも、試合のスピード感になかなか乗り切れず、チーム全体の低調感に引きずられるように、目ぼしいプレーを見る事が出来ませんでした。
出来ない事を要求するつもりはありませんが、出来るのに、出来そうなのに、それを出していない、出そうとしない、出すことが出来ないSHOKI。ここまで、静観して見て来ましたが、“もったいない感”を感じさせる選手として、私にマークされてしまった可哀想なSHOKI。このままのペースで時間を過ごしても、彼自身、そして私自身も悔いが残るので、そろそろ“劇薬”を投じようと思っています。
さて、続いては、KAISEIとKAZUKI擁するWorld Teamです。ここまで、唯一、勝利に恵まれていないWorld Team。戦力的に厳しいと言う面もありますが、大黒柱として期待されるサムライ少年2人が、勝利に直結する働きが出来ていないのも事実。何とか1勝を!2人の厳しい格闘が続きます。
この日の初戦はMexico 2。このチームには、小柄ながら、センス抜群の9番、チチャリート君がいます。センターフォワードとしてのゴールの嗅覚、ボールコントロールのセンス、パスのセンスは、大会でも際立っています。この試合でも、KAISEIとKAZUKIの表情を歪ませたのは、チチャリートの巧みなゴールによるものでした。
一方、KAISEIとKAZUKIは共に頑張っています。特に、KAISEIはどんなに負けが混んでも、どんなに試合が劣勢になっても、常に全力で、一生懸命にプレーします。彼のプレーぶりには、本当に好感が持てます。疲れ知らずの献身ぶりは、チーム随一です。がしかし、ボールを持った時に、慌ててプレーしてしまう為、ドリブルで自滅したり、パスがずれたりする事が多いのも事実。寄せが速い、チャージが激しくて強いスペインの中で、普段、日本でドリブル系の選手程、間合いの違い、スピードの違いに、そのプレースタイルから、苦しむのかもしれません。その為、なかなかシュートまで持って行く事が出来ていません。
一方、より効果的にパフォーマンスを発揮出来ているのがKAZUKI。シュートチャンスも何度か掴み、また、ラストパスまでのシーンまで漕ぎ着けるのですが、最後の一仕事の精度が悪い。そこまで行って一安心してしまっているのか、最後の最後の重要な仕事で、やや間の抜けたプレーをしてしまいます。最後まできっちり、仕留めるまでやり抜く。今の彼に必要なのは、その部分。そして、攻守の切り替えをもっと早くして、味方や自分が奪われたら、素早く“守”へ気持ちを切り替え、激しいチャージで相手ボールを奪う姿勢を見せる事も彼が更に良い選手になる為に、必要な事です。
試合は、0-4で敗れました。
続いては、強豪、Mexico 1と対戦、良い所無く、0-8で大敗を喫しました。
そしてこの日の最後の試合は、SHINとDAICHI擁するPlan Marcet 2との日本人対決となりました。
SHINとDAICHIはこの日、それまでの試合をPlan Marcet 1を1-2で落とし、Tecnofútbol España 99戦を1-1で引き分けています。
そしてこの試合、World TeamはKAZUKIとKAISEIが不動の先発、一方、Plan Marcet 2はSHINが先発します。この試合、計7ゴールが飛び交いましたが、その内の5ゴールが、サムライ少年によるものとなりました。まずは今大会初ゴールとなったSHIN。左サイドからのセンターリングを合わせてゴールを決めると、味方が蹴ったフリーキックがクロスバーに当たり、バウンドしたところをきっちりと押し込んで、2ゴール!一方、昨日初ゴールを上げたDAICHIも、SHINの左からえぐったセンターリングをゴール前で走り込んでゴールを決めるなど、2ゴールの活躍を見せてくれました。
そして、もう一人が、これまた初ゴール、KAZUKIです!得意のドリブルで相手をスルスルとかわし、今度こその20度目の正直(笑)!?で、見事なドリブルシュートを決め、この試合で一矢を報いた形となりました。
試合は、1-6で、自力に勝るPlan Marcet 2が勝利を収めました。
【Cadeteカテゴリー】
さぁ、最後は我らがSHUN、Tecnofútbol Españaの登場です。すっかり定着した右サイドバックで、今日も元気に登場します。対戦相手はPlan Marcet 2、大会初戦で4-2で勝利した相手です。対峙する相手が皆長身の巨漢ながら、相変わらず、SHUNは体を張って食い下がります。ここまで、ハードワークを惜しまずに繰り出す選手は、スペイン人の中でもなかなか見当たりません。恐らく、日本でもそうかもしれません。これは、SHUNが絶対に失ってはいけない、彼の強み、長所です。プレーには、やや不器用な感は否めませんが、この長所、彼の武器を持ち続ければ、そして、彼が持っているフットボールへの情熱があれば、もっともっと良い選手になれるはずです。
さて、彼のテーマは、如何に「速い、強い、高い」周囲の環境の中で、サイドバックとしてのまずは守備の任務を全うし、尚且つ、攻撃に参加して行けるかです。攻撃力の無いサイドバックは魅力がありません。ブラジルでは花形ポジションであるサイドバック。日本人の少年も、長友や内田の活躍で、今後、サイドバックをやりたがる少年が増えて来るでしょう。そして、日本人選手が、世界で最も通用しやすいポジションの一つが、このサイドバックだと思います。小柄でも、ハードワークが出来、賢く、献身的なプレーが出来、スピードがあり、精力的な上下運動を繰り出す持久力があれば、このポジションは務まります。守備にも、攻撃にも参加出来るサイドバックは、とてもやりがいがあり、面白いポジションだと思います。ここに、ピンポイントのクロスの精度が加われば、素晴らしいサイドバックになれます。マイコンやダニ・アウベス、カフーやロベルト・カルロスと言った素晴らしいサイドバックが、日本からもどんどん出て来る事を期待しています。勤勉な日本人だからこそ、俊敏性のある日本人だからこそ、世界屈指の選手が出て来る可能性が高いポジションだと思います。
さて、話が脱線しましたが、SHUNがサイドバックを目指しているかどうかは別として、彼は、与えられた任務を、一生懸命全うしようとしています。
この日、何度か、ボールを持ってドリブルで持ち上がるシーンや、相手陣内深くのスローインからの展開で、右サイドを縦にドリブル突破してのセンターリングを繰り出すシーンを見せてくれました。徐々に、攻撃に転じる余裕が出て来たようです。また、素早く、激しくボールを奪いに来る相手を想定しながら、如何にボールを捌いて行くか、SHUNは試行錯誤しながら、そこにトライしています。
そんなこの試合、4-2でSHUN擁するTecnofútbol Españaが勝利、4試合を終え、3勝1敗で首位に立ちました。
植松さんスタッフの皆さんお疲れ様です。また、速報ブログ有難うございます。
自分で目指すポジションとは違うものの、SHUNの善い所を発揮できていると思います。
あとは、ポジションに関係なく積極的な攻撃参加からゴールがほしいですね。
スペインに行って未だノーゴール・・・
スペインでゴールしてくること期待します。
投稿情報: SHUN父 | 2011/07/28 01:40