いよいよやって参りました、Danone Cup スペイン決勝大会。7月2と3日の2日間に掛けて行われるこの大会では、スペイン全土、10チームの代表が、今年10月、マドリードのサンチャゴ・ベルナベウスタジアムで行われる世界大会に出場する為の1枠を懸け、優勝を競います。
7月1日(金)には、スペイン決勝大会会場となるRDCエスパニョールの本拠地、コルネヤ・プラットスタジアムにて、組合せ抽選会が行われました。
その結果は、次の通り、、、
<グループA>
SEVILLA FC (Sevilla)
BANSANDER (Santander)
SAN ROQUE CD (Cádiz)
SD LA SALLE (Baleares)
SELECCIÓN ESCUELAS DEPORTIVAS DANONE (ダノンスクール選抜)
<グループB>
FUNDACIÓN MARCET (Barcelona)
RCD ESPANYOL DE BARCELONA
ALBORAYA UD (Valencia)
CD MÁLAGA COSTA DEL SOL (Malaga)
LA ESTRELLA FC (Canarias)
我らがRYUYA擁するカタルーニャ州代表のMarcetのグループには、優勝候補のEspanyol他、バレンシア州の強豪、Alborayaが入り、厳しいグループに入ったと言えるでしょう。
Espanyolは先のカディスで行われたビッグイベント、Copa Liga Espanyolaと言う、リーガエスパニョーラ1部リーグの下部組織のチームだけが参加出来る1999年生まれの大会において、なんと、並み居る強豪を抑え、優勝したばかり。この世代のスペインチャンピオンに輝いているのです。
大会は、2グループ、5チームずつの総当たり戦で行われ、上位2チームが準決勝に進出する事が出来ます。そして、優勝チームには、世界大会出場の権利が与えられるのです。
Marcetは初戦、CD MÁLAGA COSTA DEL SOLと対戦、3-1で勝利を収めました。一方、サプライズは同グループの好カード、Espanyol vs Alborayaが引き分けと言う結果に終わった事でした。
続く第二試合、RYUYA擁するMarcetはLA ESTRELLA FC相手に6-0で快勝、順調な戦いぶりを見せてくれます。
この大会は9人制で行われ、4-3-1のシステムで臨んだMarcet。RYUYAは主に左サイドバックを務め、オーバーラップから果敢に攻撃参加し、チームの攻撃の起点となって活躍を見せてくれました。
大会初日の午後、この日3試合目となる戦いは、優勝候補Espanyolとの対戦。
試合はEspanyolがややボールポゼションで上回り、より多くの好機を掴み取るも、Marcetの粘り強い守備もあって、0-0の緊張感のある展開のまま、試合は終盤まで進みます。
得点を狙おうとリスクを冒して前に出て来たエスパニョールに対し、Marcetは果敢にプレスを掛け、ボールを奪ったら素早く仕掛ける戦術で、なんと!先制点を叩き出す事に成功します。詰めかけたMarcetの家族達は大喜び!
試合はロスタイムに突入。しかし、なかなか主審は笛を吹きません。1分、2分、3分が経過しても、まだ試合は続きます。その間、エスパニョールは必死の猛攻を繰り出し、Marcetゴール前でのフリーキック、こぼれ球をシュート、ブロック、跳ねたボールを再び拾って、エスパニョールがMarcetのゴール前にクロス、、、
そして遂に、エスパニョールが意地のゴールを叩きこみ、同点に、、、
そしてここで試合終了の笛。
4分にも渡るロスタイムに対し、Marcetの家族は大激怒!
結果としては、順当、正当な1-1だったとは言え、Marcetにとっては金星を上げる絶好のチャンスだっただけに、守りきれなかった事は、悔やまれます。
そして、グループリーグ最後は、強豪Alborayaとの一戦。この試合で勝利すれば、Marcetの1位通過が決まり、引き分けだと、Espanyolを加えた3チームが勝ち点で並び、得失点差の勝負となります。そして、もし負ければ、グループ3位が確定となり、世界大会の夢がそこで潰える事になります。
試合は両者互角の展開で、時間だけが刻々と過ぎて行く展開。両者、中盤で激しく潰し合い、両チーム共に、決定機を創出する事が出来ません。この試合、唯一右サイドバックに陣取ったRYUYAは、サイドを駆け上がり、中央の味方へラストパスを送り込むも、僅かに合わず、決定機を作り出す事が出来ません。
試合は同点のまま、再びロスタイムへ突入。
すると、Alborayaが2度連続、フリーキックのチャンスを掴み取ります。
1度目はオフサイド。そして2度目はゴール。
再びオフサイドを主張するMarcetナイン、David監督、そしてMarcet家族応援団、、、
しかし、主審はオフサイドのジャッジをする事無く、試合は無情にもそこで終了。0-1。Marcet、まさかの準決勝進出ならずと言う結果となりました。
涙するMarcetナイン、、、
決勝トーナメントに進む力は十分にあっただけに、非常に悔やまれる、残念な結果となりました。
それでも、今大会でMarcetが実践したフットボールは素晴らしいものがあり、選手達には、自信と誇りを持ってもらいたいものです。
まだ、明日があります。
5位決定戦が!
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