練習参加を初めて早3日目。この日は、日曜日に行われるコパ・カタルーニャ2011-12の対コルネヤ戦に向け、実戦練習の紅白戦を行いました。
YOHEIとYATSUは赤いビブスを着け、控え組に入ります。バルサと同じ4-3-3のような布陣を取るオスピ。もっとも、守備の際には4-1-4-1のような形に流動的に変化します。
そんな中、YATSUは定位置の右サイドバック、YOHEIは、中盤の右、“チャビ”の位置に入ります。
積極的なプレーを見せたのはYATSU。右の中盤ペドロがボールを持つと、「ヘイ!ペドロ!」と言って、果敢にオーバーラップを仕掛けます。その迫力に吸い込まれるように、ペドロも大外のYATSUへ。しかし、中には1人しか入って来ておらず、YATSUのクロスは大きく上を超えて行ってしまいます。
一方、守備でも、サイドで常に2vs1の局面を作って仕掛けて来るオスピのレギュラー組の攻撃に対し、YATSUはペドロに対し、懸命に声を出し、マークの受け渡しに奮闘します。チーム合流3日目とは思えない程、周囲の選手の名前を覚え、それを口にし、コミュニケーションを図ろうとする強い姿勢が伺えます。そのスタンスを続ける限り、きっとこの4週間で素晴らしい経験を積むことが出来るでしょう。
プレーも、DFとして堅実なプレーを繰り出し、チームにすんなりと入って行けているようです。
さて、一方のYOHEI。こちらはやや、YATSUに比べると、乗り遅れている感があります。周囲との積極的な声のやり取りも無く、その結果、なかなかプレーに参加する事が出来ません。しかし、時折ボールを持った時には、まずまずのプレーを繰り出しています。が、軽いプレーで相手をかわそうとした際などは、殆どが相手にボールを奪われてしまいます。プレーの厳しさ、積極的な関与の姿勢、そうしたものが、必要なように映ります。
それでも一度、相手のバイタルエリアで3人目の動きで飛び出し、そこに味方から絶妙なボールが出て飛び出したシーンは見せ場でしたが、GKが猛然と飛び出して、YOHEIは倒されてしまいます。PKかと思いきや、その前にオフサイドの判定で、残念ながら、ゴールに絡むシーンとはなりませんでした。
試合は、レギュラー組が圧倒する形で、6-0で勝利しました。
いずれにせよ、3日目にして、早速ゲーム形式のトレーニングを体感する事が出来、2人共、ある程度の感触、手応え、そして課題などを感じ取ったのでは無いでしょうか。
2人の挑戦は、まだ始まったばかりです。
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