2年前の夏に短期で本場バルセロナでのサッカーキャンプに参加した若者は、いつしか、本気で自分の夢をフットボール(スペインではこう呼ぶ)に懸けてみたいと思うようになった。
あれから2年。親には、「学校の成績がトップ20に入ったら、行かせてあげる。」と約束を取り付けた。しかし、それまでの彼の成績は常に3桁。傍から見たら、かなり厳しい条件提示に映る。
しかし、彼の夢に対する真剣度は、半端じゃなかった。それまで、あまり見られなかった勉強机に座る姿が、増えた。それと比例するように、彼の成績は着実に上昇した。
結果、40番台まで漕ぎ着けた。でも、そこからがなかなか思うように行かなかった。でも、彼の真剣さ、夢の為にはどんなことだって努力する姿勢を、親はしっかりと見ていた。
そして、彼の夢を応援しようと、彼の挑戦をサポートする事を決めた。
こうして、98年生まれのKAZUKIが、バルセロナにやって来た。
フットボール大国。世界最高峰、人々を魅了するリーガ・エスパニョーラの国へ。
もちろん、まだ未熟者の未成年。地元の学校に入って、勉強もしっかりとやる。言葉もしっかり身に着けると言うのが、親との新しい約束だ。
さぁ、KAZUKIのひたむきな挑戦が、今、キックオフ!
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