Muy buenos días señoras y señores !!!
さぁ、いよいよ、ワールドカップ・スクールサッカートーナメント2012の開幕です!
今年も、スペインを始め、ベネズエラ、米国、オーストリア、ロシア、カナダ、日本など、10ヶ国から400人以上が集結、凌ぎを削り合う事になります。
9:30からは開幕式が行われ、全参加者達が集結しました。
選手宣誓では、日本代表として、YUMAが見事に大役を果たしました!
午前は11時から2時間、みっちり炎天下の中でトレーニングが行われ、いよいよ午後16時、試合がキックオフとなりました。
【Benjamin(2003~04)大会】
<出場チーム>
Plan Marcet 2003
Plan Marcet 2004
Seleccion 2003
Seleccion 2004
Venezuela 1
Venezuela 2
World Team 03/04
以上の7チームが総当たり2回戦のリーグ戦を行い、順位を決します。
我らがKEISUKE(2003)とKOTARO(2004)は、共にWorld Teamに入りました。
まずはその初戦、World Team vs Venezuela 1です。
両サムライ少年がベンチスタートとなったこの試合、World Teamは試合を優勢に進め、2-0とリードして前半12分を終えます。そして後半、いよいよ2人が揃って登場します。7人制の大会で、World Teamが取っている戦術は1-3-2-1。KEISUKEは3の右サイドバック、KOTAROは1トップの位置に入ります。KEISUKEは、大会初戦と言う事もあり、緊張しているのか、やや動きが硬く、消極的です。一方、元気印のKOTAROは、前線で懸命に走りますが、体格に勝る相手ディフェンス陣をなかなかこじ開ける事が出来ません。2人共になかなかチームに貢献出来るシーンを出せない中、World Teamは追加点を奪い、そのまま試合は3-0で見事に勝利しました!勝利とは裏腹に、自分達のパフォーマンスに満足出来ない2人は、やや複雑な表情を浮かべていました。
さて、この日2試合目となった対Seleccion 04戦は、17時に行われました。
Seleccion 04は文字通り、2004年生まれの地域選抜チーム。全員KOTAROと同じ歳。KEISUKEにとっては1歳年下ばかりで、負ける訳には行きません。またしても2人共にベンチスタートとなったのですが、開始早々、味方が不甲斐ないプレーをしたのをきっかけに、KEISUKEに直ぐに出番が回って来ます。そして、右サイドバックの位置に入ります。KEISUKEは、相手の攻撃の際、相手の突破を懸命に追い掛け、防ぐシーンを何度も見せ、監督であるアフリカ人のアタビーに「Muy bien ! Keisuke !」と褒められます。一方、攻撃の際には、「ベトナムでは、まだ団子サッカーをしています。」と言うように、ついついボールに寄って行ってしまう習性があり、監督から、「KEISUKE、開いてボールを呼べ!」と指示が飛んでいます。また、体感した事の無いような早い寄せに対して、落ち着いてボールキープする事が出来ず、トラップもせずに、焦ってめくらパスを出してしまい、相手にボールを献上してピンチを招いてしまいます。
先制点は、そんなパスミスからショートカウンターを浴びてのものでした。
ところで、Seleccion 04、なかなかやります。前線の9番の子や、来シーズンからバルサ入りが決まっていると言う12番の子など、テクニック、スピード、なかなかのものです。途中から入ったKOTAROも、「俺、あんまり日本では同じ歳に負けないし、一個上にも勝てるけど、本当にこいつら同じ歳!?」と目を丸くする程、動き、技術、激しさで上を行っています。
がしかし、World Teamにはエースの11番、ロシア人のアレクサンダーがいます。彼の果敢なドリブル突破から2点を上げて逆転すると、最後には追加点を奪い、結局3-1でWorld Teamが逆転勝ちを収めました!
これで開幕2連勝!見事なスタートを切る事に成功しました!
【Alevin(2001~02)大会】
<出場チーム>
Plan Marcet
Seleccion 2002
Seleccion Russia
Venezuela
World Team 01/02
我らがYUMA(2001)は、World Teamの一員となりました。このチームには、昨年度、同大会に参加し、今では何と、家族と共にバルセロナに移住しているKOSEI(2002)も参加しています!
この日、17時から行われた唯一の試合、World TeamはVenezuelaと対戦しました。1-2-3-1と言う布陣で臨んでいるWorld Team。YUMAは中盤の真ん中、media punta(トップ下)の位置に入りました。KOSEIは中盤の右です。
試合は互角の展開から、徐々にWorld Teamがイニシアチブを取り始めます。この日のYUMAは、いつものチュポンぶりで、ややチームのリズムを損ねるシーンはあるものの、監督はチームの大黒柱と考えているようです。そんな監督の信頼、YUMAは答えます。1-0とリードした展開で、相手陣内、ペナルティーエリアの外でボールを受けたYUMAは、そのまま思いっきりよく右足を振り抜きます。すると、ボールは鋭い弾道で、飛び付くキーパーの上を抜け、、、
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!!
YUMAにとっても、サムライ少年にとっても、大会第一号となるゴールは、値千金の追加点となりました!
喜ぶYUMA!
そして、試合はそのまま2-0でWorld Teamが勝利を掴みました!
【Infantil(2000)大会】
<出場チーム>
Plan Marcet 1
Plan Marcet 2
Seleccion Russia
Venezuela 1
Seleccion U.S.A
World Team 2000
我らがIKUMIとSHUNNOSUKEは、World Team所属となります。また、このチームには、バルセロナ在住のHARUKAも参戦しています!
さて、初戦は16時から、World Team vs Venezuela 1の対戦となります。1-3-2-1の布陣で臨んだWorld Team。IKUMIは中盤の左、SHUNNOSUKEはベンチスタートとなります。
試合は互角の展開で、一度はVenezuelaが2点をリードするも、World Teamは徐々に盛り返し、2-2に追い付きます。IKUMIは攻撃のタクトを担う一員として、前線に絡んで行きますが、屈強な相手を前に、体格では自信があったIKUMIも、決して大きくは見えません。バルセロナに来る前、大怪我でブランクがあった為、試合勘が大分鈍っているのか、やや動きが緩慢です。
後半の途中からSHUNNOSUKEが投入され、右サイドバックの位置に入ります。そのSHUNNOSUKE、初出場と不慣れなポジションのせいか、プレーが硬く、無難に選んだはずのプレーすらも、味方との呼吸が合わなかったりで、噛み合った効果的なプレーをする事が出来ません。また、守備力が皆無に近いSHUNNOSUKEは、相手にビシバシと裏へのボールを許し、自陣の右サイドから何度もピンチを招いてしまいます。
2-2で迎えた終盤。相手のフリーキックの展開から、壁に当たって弾いたところを、Venezuelaの選手がいち早く反応し、シュート体制に!この場面に最も近くにいたSHUNNOSUKEは、シュートブロックに行ったものの、完全に背を向けて飛び上がってしまいます。この動きを冷静に見ていたVenezuelaの選手は、SHUNNOSUKEをあっさりとかわし、今度こそシュート!これが決まってしまい、Venezuelaに再びリードを奪われてしまいます。そして、ここで試合終了。World Team、初戦で勝ち点を掴み取る事が出来ませんでした。
最後のシーンは、相手の迫力あるシュート体勢に、恐怖心が芽生えたとしても、相手に1点もやるものかと言う強い気持ちがあれば、もう少し良い対処が出来たはず。
その表情からうかがい知れない彼の胸中が、悔しさで憤っている事を、願います。
植松様、チームの皆様
いつもお世話になっております。主人が今回のレポートを拝見して「これこそKOTAROに経験させたかったことだ!」と申しました。サッカー門外漢の私も、普段日本では、年上のチームに参加させて頂いたりして、KOTAROが同学年の中で天狗になっていることを案じておりました。その鼻をペシンとやって頂いたことは、この上なくよい経験と思います。同年齢でのワールドレベルを体感したKOTAROがめげていくのか、その違いを受け止めていけるのか、親としても興味津々です。
投稿情報: KOTARO母 | 2012/07/25 15:25