JOJIの3週間の挑戦も、あっという間に終幕の時を迎えました。
彼は今回、この留学の為に親からお金を払ってもらう事無く、これまで自分でこつこつ貯めたお小遣いを使って、留学にやって来ました。これは、なかなか出来る事ではありません。
今回の留学も、既に高校への進学が決まっていて、ジュニアユースの活動も終わっていた為、「無駄な時間を過ごしたくなかった。」と言う思いの下、その“空白の時”を“充実の時”に変えてしまったのです。
非常にしっかりとした青年で、意識も高く、とても好感の持てる若者でした。これからも彼を応援し、また会える日を楽しみにしたいと思います。
それでは最後に、彼へのインタビューと終盤に撮った何枚かの写真で、今回のJOJIの冒険を締めくくりたいと思います。
“まずは、3週間を終えての、率直な感想を聞かせて欲しい”
JOJI「思っていたよりも3週間が早く過ぎて行って、もっと居たかったです。その間で、精神的にも、技術的にも、色々学ぶことがあって、自分なりに成長できたかなと思います。」
“今回の滞在の中で、5つ、ポジティブなエピソードを挙げるとしたら!?”
JOJI「グラマネットで練習試合に出させてもらって、本場の観客の雰囲気とか、真剣勝負を体感出来て、良かったです。2つ目は、同年代のバルサとかエスパニョールの試合を見て、全然違う世界だと感じた。自分は全然今のままじゃ勝てない。まだまだ努力が必要だなと感じました。3つ目は、こっちに住んでいるJIEI先輩と出会えた事です。自分の意識の低さや考えの甘さに気づけた事は、良かったと思います。4つ目は、2週目にちょっと自分のプレーが上手くいなかい部分があって、悔しい思いをしていたんですけど、3週目にその部分を色々自分で考えて取り組んで行ったら、徐々に改善出来て行った事が、良かったと思っています。5つ目は、カンプノウで、バルセロナの試合を実際に見て、パススピードの速さだったり、コミュニケーションの重要さだったり、あのカンプノウの雰囲気を体感出来たことだったり、とても刺激を受けました。向上心が凄く芽生えたし、いつか、ここでプレーしたいと言う夢を持つ事が出来たので、それに向かって、これからも努力して行きたいと思います。」
“その2週目に上手く行かなかったっていう部分を、どう修正して行ったの!?
「持ち過ぎないで、シンプルにワンタッチで叩いたり、直ぐにトップスピードに乗らず、ノーマルのスピードで味方とタイミングを合わせたりして、より周囲としっくりかみ合う事が出来ました。」
“同世代の日本人とスペイン人の違いをどう感じた!?”
「スペイン人はいい意味で型にはまっていなくて、“えっ!?そう来るの!?”見たいな意外性と言うか、自分の感覚を大事にプレーしているところがあって、遊び心もあるし、見ていて面白いプレーが出来るなと感じました。」
“逆に、日本人の方が優れていると感じた点は!?”
「戦術面のところで、日本人の方が、コーチに言われた事をやり切る事が出来る点であったり、味方へのパスに日本人の方が思いやりがあるなと感じました(笑)。」
“今回感じた、自分に足りない点、そして、通用した自信を持てた点は!?”
「こっちはディフェンスが激しく来るので、通用していたドリブルを結構止められてしまった。通用した部分は、前を向けた時に、スルーパスやサイドチェンジのパスなどは、しっかりと繰り出せた点です。」
“いつか、こっちで本格挑戦したいと思った!?”
「はい!いつか、チャンスがあれば!」
“何も迷い無し!?”
「食事が、あんまり合わないと感じたけど(笑)、でも、克服出来るレベルなので、大丈夫です!!!」
そう言ってほほ笑み、JOJIは機上の人となりました。
これから強豪高校に入って、彼の新たな挑戦がスタートする事になるでしょう。
今回の体験が、彼の今後に強く寄与してくれる事を願っていますし、彼なら、活かせるでしょう。
Adios ! Joji ! Hasta pronto !!!
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