さぁ、いよいよRUIとAOSHIにとって、今回の2人の冒険の最後の活動の日がやって来ました。RUIは3週間、AOSHIは10日間の日程でしたが、共に、「アッと言う間だった。もっと居たかった。」と口を揃えて語っています。
この日は、変則的に25分1本の試合が行われ、AOSHIは2本、RUIは何と、引っ張りだこの4本をプレーする事になりました。
また、エスパニョール総合練習場の敷地内では、エスパニョールのトップチームが練習試合を行っており、試合の合間、2人はその試合も観る事が出来ました。
さて、2人のプレーぶりは、残念ながら、あまり特筆出来るようなプレーが飛び出しませんでした。RUIはボールを持てば、相手をかわしたり、パスを繋いだりと言ったファーストアクションは良いのですが、次に自分がもらうスペースに動いたり、または、自分で1つ、2つ、3つとプレーして自分で状況を打開するような貪欲さが見られません。また、オフ・ザ・ボールの時の声出しやポジショニングも出来ていません。
この日、決定機が2度訪れ、その内の一つは、ゴール1mの距離でキーパーも飛び出している中、無人のゴールに蹴り込むだけのビッグチャンスが訪れたのですが、浮き球だった事もあり、当たり所が悪く、何と、クロスバーの上へ外してしまいます。
エスパニョールスクールリーグ初ゴールか!?と期待された瞬間でしたが、ボールは無情にも、ゴールネットを揺らす事はありませんでした。
一方、初のエスパニョールスクールリーグとなったAOSHI。彼も、足元にボールが入った際には、技術を発揮出来るのですが、俊敏性やワンステップの可動域のダイナミック性に難があり、相手の鋭い寄せをなかなかかわす事が出来ません。フリーでボールを受けた際には、的確なプレーでパスを繋げる事が出来るAOSHI。しかし、相手がしっかりと寄せて来た際のパフォーマンスが、今後の課題です。AOSHIは殆どシュートを打つ機会が持てませんでした。
たかがスクール。されどスクール。2人共、エスパニョールスクールリーグの舞台で、ゴールという美酒を味わえなかった悔しさが残る、最終日となりました。
もっとも、RUIが試合に引っ張りだこになっている際、AOSHIはちゃっかり、エスパニョールのトップチームの選手達を出待ち。次々と選手達が登場する中、「でも、誰が誰だか分からない。。。」と嬉しさ微妙な中、何人かの選手と写真を撮っていました(笑)。
あとで、ゆっくり選手名鑑でも見ながら、選手の名前を確認してみて下さい(笑)。なかなかのビッグネーム達ですよ!
そうそう、この日の午後には、RUIと同じ歳で、バルサで活躍する久保建英(たけふさ)君の試合を見学、最初は調子が出ない様子でしたが、終盤は本来の冴え渡るプレーを取り戻し、ハットトリックを決めていました。着実に実績を残し、成長を続けている様子が伺えましたね。
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