この日の天気予報は雨。どんよりとした曇り空ながらも、時折パラパラ程度だった昼に、モンジュイックの丘を観光したHAJAXS一向は、今遠征最後のトレーニングマッチに挑みました。午後から予想通りふり出した雨の為、この日予定していた内の一試合は中止。そこで、今回はAチームもFUTUROも共に、Marianao戦に挑む形となりました。
Marianaoは4部まである内の2部リーグで首位を行く強敵、試合でも、その片鱗を見せて来ました。スペースを的確に突き、サイドから、中央から、ボールをポンポンと繋いでフットボールをして来ます。HAJAXSは防戦一方の展開が続きます。ポストなどに助けられていたものの、右サイドから中央に鋭く低いクロスを入れられ、それをセンターフォワードがニアサイドで押し込み、序盤、早くもMarianaoに先制点を奪われてしまいます。昨日のエスパニョール戦では、名門相手にモチベーション高く臨み、守備で奮闘し、前半終了時点で1-1で折り返す踏ん張りをみせていましたが、この日は、昨日のような粘り強さ、闘くスピリッツがあまり感じられません。その後も、押し込まれる展開が続き、HAJAXSは1度、リズミカルなパスワークで決定機を掴んだものの、シュートが不発で、結局、4-0で敗れる結果となりました。
HAJAXSは、「日本には無いプレッシャー、圧力がある。」と言っているように、相手の寄せの速さ、激しさに大きな違いがあります。しかし、それが世界。世界の標準です。そうした、屈強なディフェンスを前に、パスワーク、パススピード、ボディーコンタクト、ドリブルなどの技術を磨いている世界の選手達に追いつく為には、もっと日本全体的に、ディフェンス力を上げて行く事から、始める必要があるのかもしれません。
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