エスパニョール名物監督DAVID FERNANDEZ氏によるサマーキャンプINバニョラスも、早くも4日目を迎えます。昨日のウォーター・パークですっかりリフレッシュした一行は、この日はいつものように、ガッツリと2部練習を行いました。
午前中は、いつものように、4カ所に別々の目的をもった練習グリッドを設置し、グループに分かれて、それぞれのグリッドを30分毎に回して行きます。この日は、フットボールテニス、ペナルティーキック、GKとの1対1、ボールポゼションなどの練習が行われました。
練習後、一旦宿舎に戻り、昼食を取り、キャンプ場備え付けのプールでエンジョイし、その後、少しの休憩を取った後、再び午後17時からのトレーニングです。
午後は、再び試合です。IBUKIやHYUGAにとって、1〜3歳年上のお兄ちゃん達と混ざっての試合では、流石にフィジカル面で厳しいものがあります。それでも、HYUGAは臆する事無く、玉際に挑み、気持ちでは決して負けていません!IBUKIも、以前バルセロナに来た際には、日本人少年の誰もが持つ“日本病”所謂、玉際の緩さ、弱さを持っていたのですが、流石に3度目のチャレンジとあって、大分、スペインの感覚に慣れて来たようで、やはり、ボディーコンタクトの部分で勇気を張れるようになって来ました。暑い中、皆、逞しく闘っています。
この日もチリ対イタリアのサムライ少年ダービーが行われました。トップの位置に入ったIBUKIは、いつものように味方からのラストパスを狙って、前線に張っています。スピードのあるIBUKIは、裏に良いボールが出てくれば、チャンスに絡む事が出来ます。あとはフィニッシュのアイデアと精度。最後のGKとの1対1の局面で、如何に冷静にゴールネットを揺らすか、シュートの技術も含め、もっともっと練習しなければならない部分です。そして、ボールがなかなか受けられない時に、マークしている相手ディフェンスに対し、どういう動きを繰り出して行くべきなのか。裏に抜け出すフリをして、引いて受けるのか、引いて受けるフリをして、裏に抜けるのか、斜めに走り込んで相手ディフェンダーを攪乱するのか。そうした、前線でのスペシャリストとしての武器を増やし、持ち味のスピードを生かす術を身につけて行かなければなりません。それでも、この日は味方のセンターリングをファーサイドで合わせ、1ゴールを決めていました!
一方のHYUGAは、中盤の位置を広く動き回り、チームの潤滑油として奮闘しています。対峙する相手の選手が一回り大きなお兄ちゃんで、コンタクトプレーに手こずりながらも、気持ちでは決して負けていません!足元の技術にも良いものを持っており、パス、ドリブルと状況に応じて的確にプレーを繰り出します。そして、対チリ戦では、自らの個人技で突破してのシュートにより、2−1の勝利に貢献していました!
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