Copa Mundial MGF 2016 大会最終日 準決勝第1試合
下馬評通りの戦いぶりで優勝候補筆頭に完全に名乗りを上げたSL Benfica。一方、カタルーニャの地方クラブながら、屈強な戦いぶりで堂々と準決勝に名乗りを上げて来たCF Mollet UE。両者の戦いは、予想外に白熱した戦いとなりました。
これまで通り、前線からの激しいプレスでSL Benficaのパスワークを寸断する策に出たCF Mollet UE。後ろからの素早いパスワークと球さばきで主導権を握ろうとするSL Benficaは、何度か決定機を掴み取るも、CF Mollet UEの粘り強い守りもあり、最後の最後をやらせてもらえない展開。一方、CF Mollet UEもスピードのあるサイドの選手を生かし、堅守速攻で時折SL Benficaゴール前に迫ります。互いに持ち味を発揮する好ゲーム。前半はスコアレスで終わるかと思われたロスタイム、SL Benficaは、クロスにFWの黒人9番がうまく合わすもキーパーのセーブに阻まれる。が、しかし、そのこぼれ球をこの試合で自由に動き回ってリズムを作っていたルイ・コスタばりの風貌の10番が詰めて、SL Benficaが先制点を上げる事に成功する。CF Mollet UEとしてプラン通りの良い戦いをしていただけに、嫌な時間帯に失点してしまった。
後半、更にエンジンのギアーを上げたSL Benficaは、後半10分、抜け出した先のヨーロッパU17選手権で優勝したポルトガルのMVPに選出されたスピードスター、7番のMesaque Djuがキーパーをかわし、シュートを流し込み2−0。自陣でのビルドアップを引っ掛けられてのイージーミスからの失点だけに、CF Mollet UEとしてはショックは大きかった。1−4−4−2のSL Benficaは、2人のダブルボランチ、特にキャプテンの8番Gedson Femandesが豊富な運動量で相手DFを何度もプレスで脅かし、時にはボール奪取に成功し、一気にチャンスを作り出す働きぶりには目を見張るものがあります。
ここでやや集中力が切れたか、CF Mollet UEはSL Benficaの9番の黒人センターフォワード、Abduramane Saniにすぐさま3点目を決められ、万事休す。
かと思いきや、CF Mollet UEの7番が左サイドからのカットインからの見事なシュートを決め、3−1と一点返す事に成功します。更には試合終了3分前、再び7番が右からのクロスにゴール中央で合わせて3−2。これには、会場に詰めかけたモジェットのサポーター云々関係無く大盛り上がり!
大声援に後押しされ、完全にイケイケモードになったCF Mollet UEは、同点ゴールを目指し、更にSL Benfica陣内に襲い掛かります。
70分が経過し、ロスタイムに突入。センターライン付近のやや遠目ながらも、フリーキックを得たCF Mollet UEは、最後の望み託します。しかし、これを跳ね返したSL Benficaは、一気にカウンター。お手本通りのボール運びから、最後は14番のFilipe Soaresが流し込んで万事休す。
白熱した戦いは、4−2でSL Benficaが勝利、見事に決勝進出を決めました!!!






