エスパニョール・バニョラスキャンプ第1日目
およそ80人以上集まったキャンプ生を、年齢別に5つのグループに分け、午前中のトレーニングセッションのスタート。グラウンドには5つのグリッドに分かれ、各グリッドにそれぞれ、ロンド(鳥かご)、2対1、リフティングシュート、ドリブルシュート、ミニゲームのテーマに取り組んでいく。これを20分毎にローテーションで回り、各グループ共に5つの練習メニューをこなして行く。20分毎にメニューが変わり、相変わらず、選手達を飽きさせない工夫と、また、遊んでいる選手が出ないように、常に全員がいずれかのトレーニングに参加している効率性は、David Fernandez流ならでは。暑さの中、水分補給しながら、やる時はテンションとインテンシティ高く、集中力を持って、メリハリあるトレーニングが展開されました。
小3のKojiroは最年少グループ、Oga、Yusei、Kosei、Shogoの中1カルテットはU13グループ、そして、中3のKazukiは最年長グループに入りました。
中1カルテットのU13グループでは、4人共に、最初はコーチ陣のスペイン語での指示や、同じグループのスペイン人等チームメイトとのコミュニケーションに戸惑うシーンも見られましたが、練習メニューは周囲のやり方を見てやり方を把握し、直ぐに真似てトレーニング内容を理解し、次第にグループに溶け込んで行く様子が伺えました。
特にKoseiは、味方から積極的にボールを要求し、ミニゲームでゴールを決めるなど、初日から良い入り方をしていました。
Kojiroは、最年少グループの中で、身体が一回り小さいにもかかわらず、周りにしっかりとついていき、徐々に味方の動きを見ながらトレーニング内容を理解していました。既にスペイン入りして3週間近くが経過しており、環境に適応するのが速い!一生懸命取り組む姿が、スタッフやチームメイトからの支持を集め、ミニゲームでは1ゴール決めていました。
午後は、12歳以上の選手を対象に、8〜9人 x 8チームに分かれ、ゲームを行いました。
KazukiとKoseiは同じチームになるも、残りのOga、Yusei、Shogoは皆それぞれ別々のチームに分かれました。
Kazukiはディフェンスとして、チームの状況をしっかり把握しながら、バランスをとる動きに徹する。最年長のため、味方の年下のプレーヤーのフォローにまわるなど、チームの舵取りをするプレーが光る。
Koseiは、前線で精力的に動き回り、積極的にボールを呼び、ドリブルを仕掛ける。何度も大きな相手に取られても、怯まず果敢に勝負する姿勢が、段々と周りにも影響し、パスを受ける回数が増える。
Ogaは、チーム内でも特に身体の小さいプレーヤーで、最初は少し遠慮がちにプレーをしていたが、2試合目にドリブルてスペイン人2、3人をかわしてシュートを放ち、惜しくもギリギリに外れてしまうが、コーチ陣から拍手が生まれる。そこから自信をつけたOgaは、別人のようにボールを呼ぶ仕草が増え、コーナーキックも果敢にセンターへ飛び込む。終盤の試合では、シュートフェイントからアシストを決め、チームに貢献。
Shogoはは中盤でとにかくボールを追いかけ周り、ボールを取った後しっかりと味方に繋ぐ。歳上でスピードもかなり速い選手にもがむしゃらに付いていき、何度もボールを奪う姿がたくましい。小柄ながらも、たくさん走り回り、様々な局面で顔をだし、決定的なパスを出していた。
Yuseiはサイドバックとして、相手のサイド攻撃を封じる動きが目立ち、チームメイトが取った後はしっかりとカウンター攻撃に参加。味方にかなりうまいフォワード選手が多数いるため、そこにしっかりパスを当てて、何度もチャンスを作る。ディフェンスに関しては、スピードに勝る相手に抜かれても、その後しっかり付いていき、カバーの動きを常に見せていた。
Kojiroは12歳以下のグループにて、9人中での1対1大会に参加。グループ内でも一番年齢も身体も小さいKojiroだったが、ゲームを重ねるにつれ、どんどん積極的に攻めるようになる。途中、身体の大きな相手に足を踏まれたり、相手の手が当たり唇を切ることがあっても諦めずプレーし、最後に1勝することができた!
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