遠征最終日。作陽高校サッカー部一行は、バルセロナ空港より、帰国の途へ就きました。
序盤は不慣れな環境、時差、遠慮、気後れ等の中で、なかなか乗り切れなかった選手達。しかし、終盤にようやく吹っ切れたのか、疲れが溜まった中でも、逆に奮闘し、最後は勇敢な姿を見せてくれました。
ピッチ上で1番大事なものを改めて再確認した彼ら。それだけでも、この遠征は意義あるものになったと言えるでしょう。この経験をどう今後に活かすかは、彼ら一人一人のこれからの歩みにかかっています。
最後に、選手達の数名に行ったインタビューを掲載し、作陽高校サッカー部スペイン遠征2019を締めくくる事とします。
【 西山 ハルト 】
" 遠征の感想は?"
「スペイン人は体も強いし、技術もあって、もっと出来ると思っとった事が全然出来なくて、あと、スペイン人の方が、頭も使っている。彼らの特徴が見れました。」
"自分の得意な部分で、なかなか、上手く行かなかった事は?"
「特にこれと言ったものは無いんですけど(苦笑)、スピードで裏に抜け出すとか、なかなか出来なかったです。体も当ててファール貰うぐらいしか出来なくて、綺麗なプレーは出来なかったです。」
"今後、どう取り組んで行く?"
「もっとフィジカル鍛えて、体の大きい外国人にも負けないようにしたいし、足元の技術も鍛えないとです。」
"残り2年の作陽での目標は?"
「チームとしては、選手権とインターハイの優勝で、そこに出られるようにしたい。個人的には、僕は無名のチームから作陽に来たんですけど、有名なチームから来た仲間に負けないように頑張って、有名になって、プロになりたい!」
【 中島 理慶 】
"遠征の感想は?"
「日本とスペインでは、プレスの掛け方が違った。こういうのもあるんだなと。」
"引き出しが増えた!?"
「はい」
"日本とスペインの違いは?"
「日本ではフィジカルはあんまり重視されてなくて、ドリブルとかパスで勝負してくるチームが多いんですけど、スペインは体格もあって、縦へのスピードも速くて、苦しめられた。フィジカルの重要性を感じた。」
"こっちでも自信を持てた面は?"
「前を向いてのドリブルの仕掛けからのシュートは、こっちでも少しはやれたと思います。」
"今後の目標は?"
「2年生からしっかり試合に出て、選手権で活躍したいです。」
【 上岡 悦士 】
"遠征の感想は?"
「今回は怪我で、プレーヤーとしては参加出来なかったんですけど、サポート役として、もっと出来る事があったんじゃないかなと思っています。」
"スペインと日本の違いは?"
「スペインと言うか、バルサがやはり印象的で、こっちのプレスを殆ど剥がして来て、自分達が何もさせて貰えなかったのは、衝撃的でした。ちょっと日本では味わえない感覚だなと。」
"今後の抱負を"
「自分は真剣にサッカーをやるのは人生であと2年と決めているので、悔いのない2年間にしたいし、自分が試合に出て、選手権で活躍したいです。」
【 服部 歩夢 】
"遠征の感想は?"
「外国人とやって練習になったし、スペインで成功した事を、日本でも発揮して行きたい。」
"日本にはない、スペインの凄さ、感じた事は?"
「スペイン人は、足が速くて、足元の技術も持っていて、そう言う両方持っている選手は日本にはそんなにいないので、世界は広いなと感じました。」
"自分の得意としている部分で、こっちでもやれたと感じた部分は?"
「ドリブルは得意な方で、こっちでは少しはやれた部分もあるんですけど、でも、上手く行かなかった事も多くて。。。スペイン人のディフェンスの巧さ、能力の高さを感じました。日本では行けた事が、こっちでは引っかかる事が多かった。」
"今後の目標は?"
「2年で選手権を獲る。そこで活躍して、大学からの推薦を掴んで、大学からプロに行きたいです。
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