いよいよ迎えたCopa Mundial MGF 2016。初戦の相手は、ユース2部リーグ(※スペインのユースは5部まである)に所属する強豪CF MOLLET。ベガルタ仙台のスタメンは、
GK 小田垣
DF 本間
DF 山下
DF 瀧田
DF 安藤
MF 宮脇
MF 工藤
MF 阿部
MF 藤村
FW 梅津
FW 小齋
となった。立ち上がりはやや固さが目立ったベガルタ仙台。アウェイでの第1戦ということもあり、ミスが目立つ。対するMOLLETは、長身の11番、左利きの9番を中心に攻撃を仕掛ける。序盤は相手にペースを握られるも、徐々にペースを掴んできたベガルタ仙台。FWの梅津が落ちてきて、空いたスペースでボールを受け、攻撃の起点となる。最初のチャンスはその梅津のシュート。ペナルティエリアやや外から左足で放ったシュートは、相手ディフェンダーの足に当たりキーパーボール。その後もFW小齋の献身的な守備からゴール前に進入するも、シュートを放つことができない。試合が動いたのは前半22分、ペナルティエリア内で11番が放った右足のシュートが綺麗に決まりMOLLETが先制。立て続けに前半24分、再び11番がペナルティエリアを縦に突破し、左足であげたグランダーのクロスを10番が左足のインサイドで決め、0-2。前半はそのまま0-2で折り返す。
ハーフタイムでもっと積極的にシュートを打つようにという指示のあったベガルタ仙台は、遠目の位置からも果敢にシュートを狙う。しかし、得点を奪ったのはMOLLET。後半11分、自陣でボールを奪われ、相手にミドルシュートを放たれてしまう。キーパーの手に当たるもゴールはゴールラインを割ってしまい0-3。さらに、後半15、16分にクロスから2点を奪われ0-5。ベンチの選手たちも声を出し、反撃に出るベガルタ仙台。惜しいシュートや、ポストにも嫌われなかなか1点を返すことができない。しかし、後半26分に待望の得点が生まれる。安藤竜があげたクロスを菅原がトラップし、そのままシュート。これが決まり1-5とする。しかし、反撃はここまで。さらに1失点を許してしまい1-6。ベンチの選手たちも全員出場し、全員で戦ったベガルタ仙台だったが、大会初戦を黒星スタートで終えることとなってしまった。
試合後の新井コーチのコメント。
「良いチームと試合をすることができました。全敗しないように、頑張りたいと思います。」
試合後はバスでホテルに戻り昼食を済まし、夕方の試合に備えて、ゆっくりと休息を取ることになった。