Hola! Muy buenos dias!
やってきましたEspanyol Camp2日目。
昨夜、World Cup決勝、スペインの優勝を見逃してしまったSamurai少年たち。
よっぽど疲れていたもようで、ぐっすりと眠っていたかと思いきや、朝5時半から部屋の中から「がたん!どかん!」と何やらもぞもぞと動き始めます。やはり時差ぼけの影響はまだ隠しきれないようです。
朝食を食べ終えると、すぐさま午前中の練習に向かいます。
グランドは、キャンプ地から徒歩5分ほど歩いた湖の脇に位置します。FC Banyolesのホームグランドを借りてのトレーニングです。きれいに整備された人工芝のピッチで早速トレーニングに入ります。
午前中は、3つの年代ごと、4チームに分かれてサーキット形式で練習を行いました。
96年から99年のグループに入ったKAZUKI、GAKU、RYOUGAが同じグループに。そして、2000年と2001年の生まれのチームに入ったYUTO、HYUGA、ITSUKIが同じグループとなりました。
練習は、ジョニーコーチ、ルベンコーチ、ダビィコーチ、アルベルコーチの4つのグループを1周する形で設定されました。
1つめは、パス&シュートを目的とした練習。
2つめは、ボールポゼッション。
3つめは、コントールからシュート
最後は、2対1からの攻撃
ということで、各グリッドに、目標を持っての練習となりました。
それぞれ緊張する様子もなく、すっと練習に溶け込んでいるように映りました。
暑さのなか、必死にボールを追いかけていたのは、KAZUKI。そして、ボールコントロールをほめられていたのはGAKU。それぞれが少しずつ自分の力を発揮し始めます。
RYOUGAは、初日に来ていたユニホームの印象からかすっかり「HONDA」として定着しつつあります(笑)
そして、年少組のYUTO、ITSUKI、HYUGAも一生懸命ボールに食らいつきます。まだまだ、言葉が理解できずに、ワンテンポ遅れてしまう3人。コミュニケーションも今後深めていく必要がありそうです。
その辺は、スペイン人部屋に入ったGAKUとKAZUKIあたりが、声も進んで出ているような気がします。
2時間ほど汗を流して、午前練習は終了。
お昼ごはんの前後にプールに入った少年たち。すっかりスペイン人たちの子どもに交じって遊び始めます。
HYUGAも元気よく、プールの時間を楽しみました!
そして、午後練習の「Mundialito」の開幕です。
参加チームは、
「スペイン」は、HYUGA、ポジションは中盤の真ん中。Sergioを左に構えます。
「ブラジル」は、YUTO、KAZUKI、そしてバルサでプレーするAlex。
「アルゼンチン」は、RYOUGA。マラドーナ役に任命されたRYOUGAはToniと組みます。
「オランダ」でプレーするのは、ITSUKI。ポジションはセントラル。同じくバルサのRomanとプレー。
「ドイツ」はGAKU。中盤でプレーします。
1試合目は、スペイン対ブラジル。アルゼンチン対オランダです。
爆発したのは、Sergio。4得点を挙げて、MVPにも輝きました。中央から左からの突破。ロングシュートも突き刺します。YUTO、KAZUKIのいるブラジルを5-3で下します。同じくブラジルで活躍したのは、Alexと前線で強引な突破を見せたKAZUKI。最年長ということもあり、フィジカル的にも相手を上回るKAZUKIがゴールをマークします。
まだまだ、周りとのコミュニケーションが十分に取れていないものの、パスを呼ぶ声、動きだし等も含めて、しっかりと自己主張をしている点は、初日にしては合格点を与えられるのではないでしょうか。課題は、決定力。最後の最後でゴールを決めきれないという部分が課題となりました。
一方、ブラジルでプレーしたYUTOは中盤でプレー。まだまだ、もっともっとコミュニケーションを取っていく必要があります。得意の英語をもっと使って、コミュニケーションを図れるという利点を活かしていってもらいたいです。プレー面では、ゲームの中でのボールコントロール。そして判断のスピードをどんどん上げていく必要がありそうです。
一方のアルゼンチン対オランダ。圧倒的な強さでゲームを支配したのは、オランダ。センターバックに入ったITSUKIも必死に相手をブロックします。RYOUGAも中盤でボールに絡もうとしますが、なかなかボールを受けることができません。終わってれば、オランダがアルゼンチンに1-8で勝利。
第2試合
スペイン対アルゼンチン。1試合目同様にゲームを支配したのは、スペイン。おなじようにSergioがゴールを量産します。なんとこのゲームでは6点。2試合で10得点をマークします。この日RYOUGAのアルゼンチンは良いところなし。RYOUGAもまだまだ、本来のプレーを発揮できません。試合後に、RYOUGA「もっとコミュニケーションが取れればできたかもしれない。」とつぶやいていましたが、まだまだ本来の調子には届いていないようです。そしてこの試合でゴールを奪ったHYUGA。中盤で激しいプレスなども見せ、積極的にプレーしようとする姿勢を感じました。
そして、もう一試合はブラジル対ドイツ。こちらは白熱した試合展開。
ブラジルチームはAlexとKAZUKIを中心に攻撃を組み立てます。KAZUKIも中央、そして左サイドからスピードにのったドリブルで相手ディフェンスを突破し、ハットトリック完成。Alexも右サイドから中央に切り込むドリブルでゴールに向かいます。確実にゴールを決めるAlex。シュートを打つとほぼ確実にゴールを決めます。一方、KAZUKIはゴール機会を20回以上得ながら、Finishの部分でなかなか決められません。KAZUKI「合計で見れば5点取ったけれども、もっとたくさんゴールチャンスがあった。決めきれない部分が多かった。」とコメントしていました。
そして、この試合がデビューとなったGAKU。中盤で激しいプレスをかけていきます。しかし、前線の攻撃にはまだまだ絡めません。しかし、体を張った激しいディフェンスとしつこく相手を追いかけるプレーで存在感を出していました。この試合、結果は8-7でブラジルが勝利。YUTOも激しい試合展開の中、必死にプレーについていきました。
結果は、
スペインが2勝で勝ち点6。ブラジルとオランダが勝ち点3で2位。ドイツとアルゼンチンが勝ち点0で追いかけます。
明日の午前は、トレーニング。そして午後は再びMundialとなります。
最後に、最初のトレーニング、ゲームを終えての自分の出来具合、良かった点と悪かった点、そして、明日以降の課題をそれぞれに挙げてもらいました。
HYUGA 「出来は35%、良かった点は、パスをしっかりと繋げたことと、1点シュートを決めた事。悪かった点は、まだまだ運動量が足りない。だから、明日からはもっと一杯走って、ボールも相手からもっと奪って、そしてもっと点を決めたい。」
YUTO 「20%、パスを繋げた点は良かったけど、プレー自体が消極的だった。早くスペイン初ゴールを決めたい。」
ITSUKI 「50%。正確にパスを繋いだのは良かった。ディフェンスをやっていたせいもあるけど、今日はシュートチャンスも無かったし、全く攻撃に絡めなかったので、明日は、シュート、アシストをいっぱいしたい。」
RYOGA 「70%。パスは繋げる事が出来たけど、プレー中のコミュニケーションが難しいなと思った。点が決められなかったので、今度こそ決めたい。」
GAKU 「出来ですか!?50%ぐらいですかねぇ。チームがボールを奪われた時、直ぐに守備に切り替えて相手からボールを何度か奪えた点は良かった。悔いが残ったのは、味方が”パスをくれ!”と要求して来た時に素直に応じ過ぎてしまったところ。自分で行けたシーン、(シュートを)打てたシーンがもっとあったので、明日からはもっと強引にやりたい。」
KAZUKI 「40%。前を向いて結構プレー出来たし、ゴールも決められたのは良かった。課題としては、ドリブルで行くシーンと、シュートを打つべきシーンとで、その判断を誤った部分があった。明日以降は、もっと走って、もっとシュートチャンスに絡んで、そしてもっと確実にゴールネットを揺らしたい。」
それではまた明日!
Hasta manana!
By Yuya Takaji