遠征2日目、この日は海風の強い曇り空。やや薄ら寒いコンディションですが、選手達は午前中、宿舎から徒歩15分程の人工芝グラウンドにてトレーニング。
その後、バルセロナの名物観光スポットSagrada Familiaにて記念撮影を行いました。
そして、午後は地下鉄を使って移動、試合会場へ。
この日の相手はJUPITER(フピテル)です。
第一試合はJUPITERのユースのAとBが融合された高校2〜3年生のチーム。主にユースのBが主体となったこのチームは、ユース4部リーグで3位に就けているチーム。そこに、3部リーグで1位を行くAのメンバーを4〜5人加えての混合チームです。
一夜明け、昨日よりも良いコンディションになって来た作陽の選手達は、年上の体がデカい相手にも、粘り強く対抗します。また、徐々に持ち味を発揮するようになり、ボールを保持し、多くの時間帯で主導権を握って行きます。
先制点は作陽。13番左利きのボランチ丸山智弘からの正確なフリーキックに対し、走り込んだ5番センターバックの小林大智が擦らしヘッドで合わせ、ゴール!!!
今遠征で自力による作陽の初ゴールが生まれます!!!
5番の小林選手は、この日は攻守に貢献。特に、空中戦では、ことごとく相手のロングボールを跳ね返す頼もしさを見せていました。
このまま行きたかった作陽ですが、ホームの判定か、完全にオフサイドのシーンを見逃され、勝手に判断してしまった選手達が一瞬止まる中、左サイドを突破されてクロス。これを、JUPITERでプレーするGINPEIに中央でヘディングで合わされ、失点を喫してしまいます。
しかし、作陽も反撃。パスワークから右に抜け出した10番FWの工藤竜平がペナルティーエリア内からシュート!これはGKに弾かれたものの、ゴール前の混戦から、こぼれ球を7番トップ下の若山瀬名が押し込んでゴール!!!再び作陽が2−1でリードを奪います。
リードで迎えた後半、互いにメンバーを入れ替え、ほぼ互角の展開のまま、スコアーは動かずに進んで行きます。
ホームで年下相手に負けられないJUPITERは意地を見せようとしますが、お互いにその後は決め手を欠き、試合はそのまま2−1で作陽が勝利を飾りました!昨年の遠征では先輩達が果たせなかった勝利を、見事今回のメンバーは摑み取る事が出来ました!
MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)には、攻守に渡って存在感を示し、フル出場を果たした5番の小林大智選手が選出されました。
“スペイン遠征、ここまでの序盤の2試合の感想は?”
小林「自分なりには、(今回のテーマである)戦えてると思います!」
“プレーの感覚的に、スペイン人と日本人との違いは何か感じてる!?”
小林「スペイン人は体格も良いし、体もフルに使っての、圧力がある。一人一人の守備範囲が広いという印象ですね。」
“遠征もまだ序盤、今後の抱負は!?”
小林「ビジャレアル遠征でのLEVANTE戦、VILLARREAL戦は勝ちたい相手なので、勝ちます!」