今年もやって来ました!作陽高校サッカー部のスペイン遠征です。98年生まれの新高校2年生、総勢43名の選手達です。彼らが、作陽(Aチーム)と作陽FUTURO(Bチーム)に分かれ、現地6泊7日のスケジュールで、それぞれ5試合ずつの強化親善試合を戦う事になります。
三好コーチ「AとBボーダーラインの選手達は、プレーぶりの善し悪しでどんどん入れ替えて行く。」との事、モチベーションと競争意識を煽ります。
13:40にドーハ経由でバルセロナに到着した一行は、早速空港から直接会場に乗り込み、いきなり強化親善試合です!
この日の相手はL’ HOSPITALET。トップチームが3部リーグに所属し、カンテラ(下部組織)の実力もなかなかの強豪クラブです。
第一試合は16:30キックオフ。L’ HOSPITALET Juvenil C vs 作陽FUTUROの対戦です。L’ HOSPITALETも同じ歳の1998年生まれチームで、彼らは1部から5部まであるスペインユースリーグの3部に所属しています。1年生チームで3部リーグを戦っていると言うのは、なかなかのものです。
試合は、長旅の疲れもなんのその、機内で極力通路を歩き、体を動かす心がけを行っていたせいもあり、皆、動きは悪くありません。
前半は0−0でハーフタイムを迎えます。
後半も同じような展開で、拮抗した試合が続くも、L’ HOSPITALETの攻撃で、後方からのロングフィードに対し、作陽FUTUROディフェンダー3人で相手の1トップを対応、難なく処理するかと思いきや、まさかのクリアーミス。これを拾った相手FWは、そのまま前に詰めて来るGKを冷静にかわし、ゴール。一瞬の隙とミスを突かれた形で、作陽FUTURO、痛い失点です。
その後、残り20分のところで、作陽は押し気味にゲームを進めて行きます。選手達も奮闘し、相手に圧力を掛けて行くも、なかなか決定機を摑み取る事が出来ません。作陽イレブンは皆声を出しながら、最後まで諦めずに戦うも、試合はこのまま終了。1−0で作陽FUTUROは敗れる結果となりました。
守備面では、ミス絡みの痛い失点以外は、数回、ポストに助けられる幸運もあったとは言え、1失点で切り抜けました。一方、攻撃面では、なかなかシュートまで持って行くシーンを作れず。強引に打ったミドルシュートも力なく、GKに難なくキャッチされるなど、ゴールの匂いは殆ど皆無でした。
到着したばかりというハードなコンディションではありましたが、そうした困難さも遠征の意義の一つ。そういう意味では、選手は頑張っていました。が、不要なミスを減らし、そしてゴールを奪いに行く姿勢をもっと強く打ち出す、そうした課題も浮き彫りになりました。
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