MGF 現地レポート

個人留学2011春 TSUBASA 【最後のスクールリーグ】

いよいよTsubasaの挑戦も、ラストとなりました。締めくくりはやはり、ゲーム！エスパニョールスクール、４週目の参戦です。

今回も、先週と同様、Tsubasaはひっぱりだこの４試合に出場しました。

結果は、、、

第一試合　４－２で勝利。１ゴール。この試合、最も目立っていた選手でした。

第二試合　３－３の引き分け。周囲は２、３歳年上だった事もあり、あまり出場せず。

第三試合　１－３で敗北。相手が上手の中、ボールチェイスと暑さの中で、消耗する。何度かゴールチャンスを伺うも、決定機を作れず。

第四試合　３－５で敗戦。前半はチームの牽引車として、全てのゴールに絡む１ゴール２アシスト。しかし、後半、Tsubasaがベンチに下がると、一気に逆転されてしまう。終盤、逆転を懸け、再びTsubasaが投入されるも、逃げ切られる。

 

 

 

さぁ、これでTsubasaの２０１１年春の挑戦は終わりを告げました。

型破りなサプライズをもたらした１年半前の夏。

同じ年の本物に出会い、衝撃を受けた１年前。

そして今回、Tsubasaは、相手を認め、言葉などの困難さを認めた上で、そこに挑戦し、戦いを挑むスタート台にようやく上がりました。

これからは、彼らとどうやったら対等以上に戦えるのか。彼らにも、誰に対しても負けない武器を身に着ける事の重要性。世界の中での、自分の立ち位置はどこなのか。

そうした経験を踏まえ、Tsubasaはまた、新たな挑戦に向け、邁進し続けて行く事でしょう。

 

「スペインに住みたい。」そう願う、彼の思い、夢が、いつか叶えられる日が来る事を、願っています。

 

Adios Tsubasa ! Hasta pronto !!!

 

 

 

個人留学2011春 TSUBASA 【チャンピオンズリーグ！！！】

さぁ、この日はエスパニョールのカンテラの練習が終わると、シャワーも浴びずに、車へ。何故なら、今夜はチャンピオンズリーグ・ベスト８の１stレグ、バルサvsシャフタール・ドネツク戦が行われるカンプノウへ行くのです。

楽しみで仕方が無い様子のTsubasa。「シャフタールって、ロシアだっけ！？余裕でバルサ勝つよね！？」

“さぁ、どうかなぁ。ここまで進んで来たチームだし、前線にはブラジル人選手が揃っていて、結構危険なチームだからな。油断したら、やられるぞ。”

 

そんなこんなで、いざ、観戦。

チャーンピオーン！チャーンピオーン！チャーーーンピオーーーーーーーーーーーン！！！

いつ聞いても、CLのテーマソングは奮い立ちます！

 

 

試合は、バルサショー！イニエスタ、アウベス、ピケ、ケイタ、チャビのゴールで、バルサが５－１で勝利を収め、準決勝進出へ向け、大きな大きな一勝を手にしました！！！

 

 

個人留学2011春 TSUBASA 【再びエスパニョール！！！】

さぁ、４週間に渡るTsubasaのスペイン挑戦も、いよいよラスト一週間。そして、最後の一週間は、最初の週に続き、再びエスパニョールのカンテラ（下部組織）に挑戦です！

「エスパニョールに入れたら、ここに住む！」とTsubasa。しかし、それは決して簡単な事ではありません。

“エスパニョールにしろ、どこのチームにしろ、チームに入団する為には、そのチームの中で３本の指に入る主力級の実力を持った選手にならなければならない。君は、この国ではあくまでも外国人。言葉の通じない外国人を獲るイコール、その選手がチームの中でも実力が上でなければならない。何故なら、同じレベルの実力を持ったスペイン人がいるなら、わざわざ言葉の通じない外国人よりも、スペイン人を獲得するからね。「何とか、チームに付いて行けます。」レベルでは、絶対に獲ってもらえない。それぐらい、頑張って、いい選手にならないといけないんだ。”

 

がしかし、やはりエスパニョールのカンテラ達は、猛者の集団でした。スピード、フィジカル、技術、闘う気持ち、躍動感、戦術眼、全てにおいて、皆、それぞれ良いものを持っています。Tsubasaもなんとかそれに喰らい付いて行っている自体が凄い事ですが、この中では、なかなか目立つ事が出来ません。

それでも、小さいながら、ルーズボールを激しく競り合い、カンテラのメンバーにも負けない粘り強さは、Tsubasaの一つの持ち味です。

今後は、あと１つ、２つ、誰にも負けない武器、個性を身に着ける必要があるでしょう。

 

個人留学2011春 TSUBASA 【ひっぱりだこ】

さぁ、この日はエスパニョール・スクールリーグ！やっぱり、試合は楽しいものです。この日はなんと、TSUBASAは５試合に出場。あっちこっちの監督から、「ツュバシャ～！ツュバシャ～！」と声を掛けられ、「試合に出たいか！？」

Tsubasa「うん！出たい！！！」

と言う訳で、Tsubasaをお気に入りのジョアン・カルロス監督率いるチームに３試合出場するなど、計５試合でプレーしました。

そして、合計６ゴールと、まずまずの仕事ぶりを見せてくれました。

 

本日のショット

本日のショット

本日のショット

個人留学2011春 TSUBASA 【行ける時、行かない時】

この日、エスパニョール・スクールリーグに参加したTSUBASA。今回の留学では、２度目の試合となります。

この日は、６部リーグにChicaとして参戦、Didac Vilaに２－４で敗れました。この試合、敗れたものの、TSUBASAはなかなかのプレーぶりを見せていました。今回彼を見ていて気が付くのは、パスを叩くタイミングが速くなった事。ワンタッチプレーも出始め、チームの攻撃にリズムを与えます。また、ボールを失わず、相手のボールをしっかりとマイボールに奪い返す力も、相変わらずの発揮しています。更には、後半、右サイドから中へ切れ込んでの左足のシュートも決めるなど、　素晴らしいプレーが目立ちました。

続く、第二試合、２部リーグのCorominasにも参戦したものの、殆ど出場機会を与えられず。

そして、この日最後となった５部リーグでは、Eloyの一員として、COROMINASと対戦です。ここでも、攻守に渡り、縦横無尽に動き、神出鬼没のプレーぶりで、ゴールこそ無かったものの、５－２の勝利に貢献しました。

この日、全体的に、良いプレーが多かったTSUBASA。しかし、ここは１歳、２歳年上とは言え、エスパニョール・スクール。目指すところは、もっとずっと高い位置にあるはず。そう考えると、良いプレーは当たり前。この中で、より高いレベルでも十分に通用するプレーに磨きを掛けて行く事が重要です。

そういう意味で気になったのが、ボールを早く離し過ぎる点。これは、判断力との兼ね合いなのですが、自分で行けるところでも、簡単に叩き過ぎる傾向がありました。結果、味方にボールが繋がり、一見、悪く無いプレーなのですが、「そこは自分で勝負だろ！」と言うシーンで、自分で行かず、他人に頼ってしまう、自ら勝負する部分で、勇気を持って行けない。そういう、やや“弱気”と映る場面がありました。パスが悪いと行っている訳では無く、状況に応じ、自分で判断し、行けるところはもっと果敢にプレーすべきだと言う事です。自分が行くよりも、可能性がアップすると判断した上でのパスならO.K.ですが、時に、安易に楽な方を選んだ結果のパスが見られた点が、今後の修正点だと思います。

本日のショット

個人留学2011春 TSUBASA 【有言実行】

「今度のスクールリーグで３点以上決めなかったら、坊主になるよ。」

｢サムライ少年の家｣に滞在中のTSUBASAは、皆の前でこう宣言しました。

 

さて、その結末は如何に、、、

 

＜５部リーグ＞

ELOY vs SERGIO

ELOYチームの一員として参戦したTSUBASA。周囲は皆、２０００年生まれ以上の年上に囲まれながらも、試合で最も目立っていたのはTSUBASA。そして、この試合で宣言通り、ハットトリックを決め、９－２の勝利に導きました。

 

＜２部リーグ＞

 COROMINAS vs SABATER

流石に２部リーグとあって、周囲は２～３歳年上の選手達ばかり。その中で、圧倒的にポツリと小さいのがTSUBASA。しかし、この試合で唯一、決定機を手にすると、これを見事にゴールし、３－３の接戦において、貴重なゴールを決める事が出来ました。

＜８部リーグ＞

JOSÉ MARÍA vs GALLART

この試合、試合は低調なリズムで進むも、日本から来たサムライ少年が入った途端、ムードが一新。TSUBASAが先制ゴールを決めると、そこからチームのリズムが上がって行きます。更には、右足の角度の無い所から放ったシュートが見事に決まり、２ゴール。結局、５－０の勝利に貢献しました。