最初は長く感じられた4週間のチャレンジも、あっという間にクライマックスです。コルネヤでの練習もとうとう最終日。この日は、週末の公式戦に向けた直前の練習と言う事もあり、軽くミニゲームをやって、それからセットプレーやコーナーの確認練習をして短めに切り上げるメニューとなりました。
最後にはチームメイトやスタッフらと写真を撮って、4週間を共に過ごした仲間達との別れを惜しみました。またいつかこの場所に帰って来る!そう2人は心に誓った様子でした。
コルネヤの監督ルジェから労いの感想「2人は技術がしっかりしているし、個のレベルはも高い。あとは、試合に出場し、試合感をもっと上げる経験が必要。ゲーム形式のトレーニングになった時、自分のポテンシャルを十分に発揮出来ていない様子だった。現時点の2人なら、我々の属する3部は厳しいにせよ、4部でならプレーする場はあるだろう。努力し続けて、もっとレベルアップして欲しいね!」
最後に、2人へのインタビューを掲載し、今回の2人の挑戦の幕を閉じたいと思います。今回の体験を良い刺激にして、これから更に一層、頑張って行って欲しいと思います!
ANIMO !!! SEIYA y TAKUYA !!!
【岩田 拓也】
①一ヶ月を終えての率直な感想
本当にあっという間に終わってしまったと言う感じです。
サッカーの面でも私生活の面でも本当にバルセロナを満喫できたかなと思います。
②スペインでも自信を持てた自分の武器
ゴール前の仕掛けの部分ではスペインでも十分通用すると思いました。
また、シュート力などもスペイン人にも負けてないと思いました。
③浮き彫りになった自分の課題
止める蹴るの基本的なところがまだまだ自分には足りてないと思いました、特に止めるの部分では、どんなに速くても、浮いていてもスペイン人はピタリと止めることができていました。
また、シュート精度の部分でもまだまだ足りないなと感じました。
④スペイン人から見習うべきプレー
自分が一番感じたのは、体の使い方が上手いというところです。
トラップなどがずれた時も、まず体を入れてボールを相手の届かないところに置くのが日本人には無いうまさがあり、とても参考になりました。
⑤日本人として誇り、維持していくべき点
自分がスペイン人には無いものだなと感じたのは、献身性です。
囮になる動きだったり、前からの守備であったり、粘り強い守備であったり、そういう部分は維持していくべきだなと感じました。
⑥今後の目標
まずは、4月から始まるリーグ戦にスタメンとしてコンスタントに出場する事です。そして、結果を残していけば、プロになるという自分の目標に少しでも近づくことができると思っています。その為にも開幕までの一ヶ月スペインで吸収したことを生かして死に物狂いで頑張りたいと思います。
そして、世界でも戦える選手になりたいと思います。
【水町 政哉】
①一ヶ月を終えての率直な感想
本当に充実した一ヶ月でした。スペインのサッカーに慣れることに時間がかかりすぎて自分のプレーをあまり見せることができませんでした。あと、チームメイトともっと話をしたかったです。早くからスペイン語を勉強していたらもっと違う形になっていたかもしれないと思うと少し後悔しています。
②スペインでも自信を持てた自分の武器
少ないタッチでボールをさばく技術や判断や視野の広さは十分通用すると思いました。
③浮き彫りになった自分の課題
球際や決定力はまだまだ自分に足りないと感じました。ダイナミックなプレーは自分の課題だと思います。
④スペイン人から見習うべきプレー
スペイン人は常にゴールから逆算してプレーしていました。どこからでもいつでもゴールを狙っていてそこは日本人が見習わなければならないと思いました。
⑤日本人として誇り、維持していくべき点
日本のチームの良いところは連動することや組織でプレーすることだと思いました。一人で無理に打開せずに全員で組織的にプレーする頭を使うプレーはスペイン人は苦手だったと思います。
⑥今後の目標
この一ヶ月間で多くの経験をさせてもらったので、この経験を無駄にせずに日本に帰っても継続したいと思います。プロサッカー選手になることを目標としていつかスペインに帰ってこれるように頑張りたいと思います。