【辛口JULIOのレポート】
「この日は観光でスペイン広場に行き、ショッピングセンターでプラプラとショッピングを楽しんだKEISUKE。
夜の練習では、この日は一つ歳下のAlevin C(2005年生まれの1軍)のチームとの練習試合に混ぜてもらって、7人制の試合を体験できた。2004年の2軍 vs 2005年の1軍。
結果は、KEISUKEのチームは一つ歳下に何も出来ずに完敗を喫する結果となってしまう。Alevin Cには現地在住のYUTAも所属しているが、KEISUKE所属のInfantil Dは、YUTAに何度もチンチンにやられてしまっていた。苦笑
KEISUKEは、1−2−3−1の右の中盤で出場し、ボールを貰うが、ボールを待って受けようとし過ぎる為、背後からパスカットを狙う相手に殆ど全てインターセプトされていた。相手が自分へのボールを狙っているという意識が薄く、自分の背後に視線を配らない為、背後の状況が把握出来ておらず、相手としては、スキだらけの印象だったろう。日本では、プラッシャーが緩いのかもしれないが、相手は常に襲ってくる、激しく来るという環境でやっていないと、このように面食らってしまう事になってしまう。
それでも、1度、持ち味のスピードで抜きさるシーンを作り出すも、ゴール前のシュートチャンスでは、、、味方にパス。自分で打てたのに、パスを選択してしまった!攻撃的な選手であれば、あそこは自分で打たないと!
ディフェンス面では、写真でも分かるように、ボディーコンタクトで当たり負けして体制を崩したり、足先だけで取りに行くので、相手には何の負荷にもなっていなかったりと、厳しさの面で、日本の環境とこちらの環境の差が浮き彫りとなった。
本人の感想は”皆んなディフェンスが激しい、上手いし、体が強いから、日本では出来ていた事が、こっちでは負ける。”とフットボールの本場の洗礼を痛切に感じている様子だった。
日本の子供達のプレー環境が想像出来てしまうが、テクニック重視で教えている日本のジュニアだけど、そのテクニックが激しく屈強なディフェンス陣の前では、何の役にも立っていないという事に早く気づいて欲しいね。もっと、バチバチやり合う中で、それをくぐり抜けるドリブルやパスワークが出来るようになる訳で、そうした厳しいディフェンスを前にしたオフェンス力を磨かないと、世界では通用しない。ぬるま湯的なジュニア世代のディフェンス文化を一刻も早く、ちびっこから厳しディフェンスが出来る文化に持っていかないと、日本は厳しい!」