MGF 現地レポート

個人留学2016春 KOKI 〜 この経験を、次に活かす！ 〜

　最終日、夕方の便までフリーとなったこの日は、朝からバルセロナで唯一日曜日も開いているショッピングモールMaremagnumへ。軽くショッピングをした後は、海沿いを散歩し、ビーチのあるバルセロネータへ。そこで、留学生のIBUKIと共に３０分ほど水遊び。その後は、ビーチ付近のレストランへ移動し、最後のスペイン料理を堪能。一度、ホテルへ戻り荷物を受け取り、メトロと電車を乗り継ぎ空港へ。月曜の夜から始まった、KOKIの今回の短期留学。わずか１週間弱と本当に短い期間だったが、朝からみっちり個人トレーニングを受け、午後はクラブチームのトレーニング。そして、なかなか見ることのできないチャンピオンズリーグや、バルサのカンテラの試合を観戦できたこと。今回の経験を日本に持ち帰って、自分の成長の糧にし、また成長したKOKIと再会できる日を楽しみにしたい！

 

KOKI感想

　全体の感想

　　⇒朝の個人練習については、すごく自分の分からないプレーを分かりやすく教えてもらえて勉強になった。夕方の練習では、チームはそんなに上手いチームではなかったけど、個人練習で習った事を試したりする事が出来た。

　　　
　日本との違い

　　⇒なし（午後のチームでは違いが感じられなかった）

　通用した部分は？

　　⇒左サイドで開いてからスピードで突破する事が出来た。でも強いチームではなかったのでよくわからない。

　楽しかった事ベスト3

　　⇒1朝の個人練習

　　　2カンプノウの試合

　　　3遊びで行った場所

　今後の目標

　　⇒個人練習で習った事を忘れずに他のプレーなどにも挑戦したい！

　　　レギュラーをとる！

　　　もう一度スペインに来て、強いチームで練習や試合がしてみたい

 

 

 

個人留学2016春 KOKI 〜 エスパスクールリーグ参戦と同年代のバルサの試合観戦 〜

【ホペイロDAIKIのレポート】

　いよいよ試合を迎えたKOKI。女監督ジュリの元、左サイドハーフで先発出場を果たした。立ち上がりから味方の長身FWのCARLOSが２得点をあげリードする展開。しかし、２ピリは完全に相手ペース。ループシュートを決められ、１点を返されるとそこからはゴールラッシュ。ミドルシュートのゴラッソを含む５失点を許してしまう。ゴール前でフリーだったKOKIにもチャンスはあったが、ヘディングシュートはキーパー正面。３ピリはエースFWのCARLOSを中盤に下げ、なんとか０失点に抑えるものの得点も０。３点ビハインドで最終第４ピリオドを迎える。またしてもCARLOSが爆発し３点を奪うも、逆に２失点を許してしまう。終了間際には、KOKIに絶妙なグランダーのクロスボールが来るも、シュートはジャストミートせず。試合は５－７での敗北となってしまった。

 

この試合には、個人トレーニングでお世話になった熊木コーチが観戦に。「パス、ドリブル、シュートなど、技術的なミスはあったが、３日間で学んだことは意識してプレーできていた。」日本での成長を楽しみにしています。という言葉をいただきました。

 

 

この日の午後はバルサの練習場CIUTAT ESPORTIVA JOAN GAMPERにて、同年代のバルサのAチームのリーグ戦を観戦。対戦相手は練習参加していたSANT ANDREUのBチーム。２位と１０ポイント差以上をつけて首位を走るバルサ対１２位のSANT ANDREUとの一戦は、ホームのバルサが前半から圧巻のゴールラッシュを見せ、１７－０の大勝を収めました。

もしバルサに入ってプレーしてみたらという質問に対してKOKIは、「パスはつなげそうだが、スピードが早すぎてついていけないと思う。」と一言。

目の前で、トップレベルのサッカーを見れ、刺激を受けた午後となった。

 

 

 

 

 

 

 

個人留学2016春 KOKI 〜 バルセロナ観光とエスパニョールスクール 〜

【ホペイロDAIKIのレポート】

　今日の午前は、サッカーのトレーニングはなく、フリーとなったため、カンプノウツアーへ。メガストアで背番号２１のKOKIのネーミング入りのユニフォームを購入したKOKIは満足の表情。その後はお父さんと一緒にカンプノウツアーを堪能し、メトロでサグラダ・ファミリアへ移動。駅に着いた瞬間からサグラダ・ファミリアの大きさに圧倒されるKOKI。その後、ユネスコ世界遺産にも登録されているサン・パウ病院まで歩いて移動することに。そこでも記念撮影し、パエリアの食べれる店を探しながら、寮の方向へ。しかし、なかなか良い店が見つからず、結局、寮より更に先のスペイン料理の店へ行くことに。テラス席に座り、全員お疲れモード。しかし、ここで出てきたイカリングの美味しさに全員で感動。その他のメニューも全ておいしく、歩いた甲斐があったなと、充実した午前となった。

 

　この日の午後は、エスパニョールスクールでの練習参加となったKOKI。最初の１時間は同じ２００４年生まれの選手たちとのトレーニング。パス＆コントロールの練習から始まり、クロスからのゴール前の攻防。３対３＋フリーマン。そして、ゲームを行った。まわりのレベルは残念ながら低かったが、KOKI個人は、昨日までの個人トレーニングで学んだプレーが随所に出ていて非常に良かった。特にポジショニングの部分では、継続性を持って良い位置を見つけ出し、動くことができていた。

後半の１時間は、５人のグループでの個人トレーニング。パスやドリブルトレーニングを行い、最初はディフェンス付きのシュートトレーニング。明日は、今回の留学での唯一の試合。これまで学んだことを発揮して、ずば抜けたプレーをしてもらいたい！

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

個人留学2016春 KOKI 〜 成長の兆し 〜

【ホペイロDAIKIのレポート】

　３日目。個人トレーニング最終日。今日のコーチは１日目に指導していただいた熊木コーチ。２日間行ってきた総まとめとしてのトレーニングが行われた。

　昨日に引き続き、様々なシチュエーションでの１対１、２対１＋フリーマン。今日は、さらに一人増やし２対２＋フリーマンの練習が行われた。１日目、２日目に比べ、今日のトレーニングはより攻撃にフォーカスを置いたトレーニング。常に受け手はポジションを意識し、さらにゴールの位置、相手の位置、味方の位置を見ながら判断。ドリブルを使うことにより２対２から２対１の状況を作り出せること。ドリブルで相手を引きつけることにより、味方をフリーにさせること。２対２のトレーニングでは、ボールを持ってない選手が、常にボールを持ってる選手に選択肢を与えること。パスの受ける位置、足元なのか、裏なのか、近寄ってワンツーなのか。単発的な動きではなく、１度目のアクションで駄目だった場合は、２度目、３度目と継続してアクションを行い、出し手に選択肢を与えてあげる。攻撃において、さらにバリエーションが増えた有意義なトレーニングとなった。

　午後は、SANT ANDREUのInfantil Dの練習に参加。ランニングでウォーミングアップした後は、ペナルティーエリアの幅で２対２のシュートゲーム。シュートコースがあればすかさずシュート。日本人にとって少し難しいトレーニングをした後は、ゲーム形式のトレーニング。KOKIは左サイドでプレー。ファーストプレーから、午前トレーニングで身に付けたdesmarqueの動きが見られた。味方や相手の状況を確認し、素早くポジショニングを取る。１日目に行った、センタリングの練習の成果もこのトレーニングでは見られた。中の状況を見て判断し、深く切り込んでキーパーとディフェンスの間に鋭いクロス。ゴールとはならなかったものの確実に午前の個人トレーニングの成果が見られた。トレーニング後には、熊木コーチに質問し、しっかりサッカーノートを書いて整理し取り組んだ今日のトレーニング。まわりの選手のレベルは残念だったものの、KOKIの成長が見れたトレーニングとなった。」

 

 

 

個人留学2016春 KOKI 〜 充実の午前と野性味試される午後 〜

【ホペイロDAIKIのレポート】

　２日目、午前の個人トレーニング、今日のコーチは栗本コーチ。昨日、熊木コーチから教わったトレーニングを更に深く、ディティールを追求し行われた。

　１対１、２対１＋フリーマンで、進行方向を決めてのトレーニング。特にボールの受け手のポジショニングにこだわってトレーニングは行われた。どの位置で、受け手はボールを貰えば、相手にとって嫌なのか。脅威なのか。よりゴールに迎えるのか。最初は、体の向きや、ステップワークに戸惑いがあり、なかなかうまくいかず。途中で、desmarque（相手のマークから外れる）の動きの説明、アドバイスもあり、徐々にスムーズにポジショニングが取れるようになっていった。トレーニング終了時には、ボールの受け方のバリエーションがかなり増えているように感じられた。最後のゲームでは、昨日、今日のトレーニングでやったことを意識し、その効果が見られるプレーも何度か。この日も充実したトレーニングとなった。

 

 

　午後の練習参加は、SANT ANDREUのAlevin C。年齢は一つ下だが、その中でも１軍ということもあり、なかなかのハイレベル。週末の試合を想定して、ゲーム形式のトレーニングが多い日となった。まずは、５対４のゴール付きのゲーム。KOKIは４人のチームの１トップとしてプレー。少し緊張もあったか、昨日、今日と個人トレーニングで行ったプレーはおろか、なかなかボールを呼び込むことすらできず、このゲームは終了してしまう。次に、違うカテゴリーのチームと紅白戦が行われた。このゲームでも、FWの位置で途中出場。この紅白戦では、ボールに触る回数は増えたが、個人トレーニングの成果が見られれば、シュートシーンまでいけたというも何度かあっただけに、少し歯がゆさの残るゲームとなった。ゲーム形式の多い練習日だったが、シュート０と前線の選手として、寂しいトレーニングとなってしまった。また気持ちを切り替えて明日のトレーニングに挑んでもらいたい。」

 

 

 

 

 

 

 

個人留学2016春 KOKI 〜 新たな挑戦者 〜

　新たな挑戦者がやって来ました！その名もKOKI。２００４年生まれの新小学６年性です。小学校最終学年を迎える前の春に、刺激を与えたかったのでしょう。フットボール大国がどのような環境なのか、今回はお父さんも同行です。

　僅か１週間の滞在の為、時間を有効に使おうと、午前中は個人トレーニング。今回は、バルセロナに指導者としての勉強に来ている熊木 武尊（タケル）さんにトレーニングを担当して頂きました。テーマはセンターリングやシュート。それに付随して、パスを受ける前の予備動作や、センターリングの際、早めにアーリークロスをファーサイドに上げるか、えぐってニアに合わせるか、常に複数の選択肢を持たせ、本人の状況判断力を刺激する内容になっていました。実戦に即したシチュエーションになるべく近づける工夫のなされたメニューの中で、KOKIは楽しそうに汗を流していました。

 

　夕方からは、地元の強豪Sant Andreuにて練習参加。この日は同年代の練習が無い為、１つ上の３軍チームであるINFANTIL Dの練習に混ぜてもらいました。しかし、この日は夜にカンプノウでチャンピオンズリーグ、バルサ vs アトレチコ・マドリーの大一番があり、それを観戦する予定の為、僅か４０分程度で切り上げることとなりました。

　そして夜は憧れのカンプノウで生バルサ観戦！

　試合は、フェルナンド・トーレスに先制点を許したバルサでしたが、一人少なくなったアトレチコを攻め込んだバルサがスアレスの２ゴールで逆転勝ちを収める結果となりました。先のクラシコで不甲斐ない負け方をしただけに、ファンはホームで２連続の失態は許すまいとこの日は最初から熱気ムンムン。そんなスタジアムが醸し出す空間に、KOKIとお父さんは大いに刺激を受けた様子です。