この日行われたプレシーズンマッチ。YASUKAZUとMASATOU擁するグラマネットCadete Aは、エスパニョールCadete B(98年生まれチーム)をホームに迎えて対戦しました。
先発メンバーに名を連ねたのはYASU。2トップの一角として、ボールが入ると、落ち着いたさばきぶりで存在感を示します。とは言え、相手は98年生まれ。97年の早生まれのYASUにとっては、日本の環境で言えば、2歳年下とやっているようなもの。負ける訳には行きません。
そんな中、この日一番のYASUの見せ場となったのは、エスパニョール陣内のバイタルエリア手前でボールを受けると、するすると2人、3人に囲まれながらも右へドリブルで持ち込み、シュート体勢まで持ち込んだシーン。最後はシュートブロックされたものの、独特のリズムでするすると相手をかわす得意のドリブルが出た場面でした。
試合は序盤に、グラマが2点をリードする展開となります。
後半途中からはMASATOUがYASUに代わって出場します。左サイドハーフの位置に入ったMASATOUは、最初は影を潜めていたものの、何度かボールを受けた際には、ドリブルやパスワークで良い仕事を披露します。1番の見せ場は、左サイドを縦に突破したシーンで、味方が体を張ってMASATOUに襲い掛かる相手ディフェンダーをブロックしてくれ、それによってMASATOUが左サイドを突き抜けます。最後は左足のクロスが精度を欠き、味方に合わせる事が出来ませんでしたが、MASATOUの仕事を実現される為の味方の体を張ったブロックは、非常に頼もしく映る“サポート”でした。
強いて言えば、この日の2人には、もっとボールを積極的に呼び込み、プレーして欲しかったところ。ボールを持てば、良い仕事が出来るだけに、もっとチームの中で、「俺がやってやる」と言う強い気持ちと責任感を持って、プレーしてもらいたいところです。