【MGFニュース】
15-16 Juvenil Primera divición grupo 3
話題満載となったこの試合。まずは何よりも、HIKARUの今シーズンの公式戦デビューでしょう!1999年生まれで先日17歳になったばかりのHIKARUは、本来であれば、FIFAの満18歳ルールの為、出場する事が出来ません。しかしながら、HIKARUはカタルーニャフットボール協会が設定した特別条項を満たした為、特別にプレー許可を得る事が出来ました。マドリードで2年、バルセロナでも2年。およそ4年間、この論議を巻き起こしているFIFAルールの渦に巻き込まれたHIKARU。彼にとって、今度こそ、ようやく訪れた雪解けである事を信じます。そして、今まで試合に出られなかった分、試合に出られる喜びを噛み締めながら、今までの分を取り返して行って欲しい!ブランクがある分、時間は掛かるかもしれないけど、大事なのは、今、そしてこれから。さぁ、思う存分暴れるんだ!
そんなHIKARUが所属しているのは、SANT ANDREUのJUVENIL D。同じチームには、「サムライ少年の家」で同じ釜の飯を食っている戦友SEJIも所属しています。やはりつい最近デビューしたばかりのSEJIと共に、残留争いの真っ只中にあるチームを助けるべく、2人がどこまでチームに貢献出来るのか、全ての試合が決勝戦!残り6試合の死闘が始まります!
リーガ第25節、敵地に乗り込んで7位のCOLLBLANC SANTSと対戦した12位のSEJIとHIKARU擁するSANT ANDREU。試合は、SEJIのリーガ初ゴールで一時は同点に追いついたSANT ANDREUでしたが、終わってみれば3−1で敗れる結果となりました。
【ホペイロDAIKIのレポート】
「SEJIとHIKARU擁するSANT ANDREUはアウェイで、COLLBLANC SANTSに乗り込んだ。PAKは3トップの真ん中で先発出場、HIKARUはベンチスタートとなったこの試合、いきなり先制点を奪われる展開となってしまった。開始からわずか30秒、ペナルティーエリアのやや外から鮮やかなミドルシュートを決められてしまう。反撃に出たいSANT ANDREUだったが、奪ったボールをすぐに奪われる展開が続き、その後もホームのCOLLBLANC SANTSペースで試合は進む。しかし、前半35分、クロスボールを押し込んだのはSEJI。待望の初ゴールで同点に追いつく。そのまま1-1でハーフタイムを迎える。
後半に入り、またしてもすぐに得点を奪われてしまう。後半2分、マイナスのクロスをサイドネットに決められ1-2。HIKARUはその直後に、右のウイングで投入される。気合いが空回りしてしまったか、イージーなパスミスが続く。SEJIもなかなかボールをおさめることができず、刻々と時間が過ぎていく。攻撃的な選手を投入し、反撃に出るSANT ANDREU。この交代により、HIKARUのポジションは中盤の左サイドへ。長身のセンターバックへ前線に上げ、パワープレーに出るSANT ANDREUだったが、試合終了間際に、前がかりなところを突かれ失点。試合は1-3で終了し、HIKARUのデビュー戦を白星で飾ることができなかった。
SEJIは、ゴールこそ良かったものの、それ以外のプレーで目立った場面はなし。後半に運動量が落ちるのが課題。評価は5.5。
HIKARUにとっては待望のデビュー戦。守備では奮闘していたが、パスミスが多すぎるゲームとなってしまった。評価は5。」
SEJI
「今節は90分フルで出て1得点でした。リーガ初ゴールを決めれたのは良かったですが、もうちょっと早く決めたかったです。試合内容としては全然駄目でした。前半はまずまずとしても、後半からは集中力も切れてしまい、試合から消えていました。途中交代でもしかたなかったかなと思います。課題は試合中に力強さと合わせて柔軟なアイデアも持ち合わせて行く事。チームとしては、前後半の始まって早々に先制点と勝ち越し点を決められたのが痛かったです。もうちょっと中盤でボールを持てると試合内容も良くなると思います。今チームは降格圏に近いところにいるので、残り少ない試合を無敗で勝点を積み上げていきたいです。」
HIKARU
「待ちに待ったリーガの試合に出れたことはとても嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいでした。
自分は後半に右サイドハーフで途中出場して、チームが2-1で負けてたので逆転する気持ちでピッチに入りました。
だけど、ボールに関わることが少なくて、自分のプレーが全く出来なかったです。
チームとしては後半途中に追加点を決められて3-1になり、蹴り合いのサッカーをしてしまいました。
来週は順位が1つ上のチームとやるので絶対勝たなきゃいけないし、厳しい試合になると思うけど、次の練習から今日の試合の悪かった所を修正していって、前回よりも良いプレーができるように、高いモチベーションで臨みます。そして、結果を残したいです。」