スペイン サッカー・サマーキャンプ2008速報７ 【ビーチ遊びと１つの別れ】

今日の午前中はビーチでのアクティビティー。ここトッサ・デ・マルのキャンプ場は、山の中にあり、そして海の傍にあります。１５分程の急な坂を下り、海水浴場に到着です。ここでは、ゴーグルを付けて魚を追いかける者、冷たい水を掛け合ってじゃれあう者、ビーチバレーやビーチピンポンを楽しむ者など、様々でした。

散々遊び、そして塩水で喉がカラカラになるまで約１時間半、たっぷりと遊びました。

 

もう少しだ、頑張れ！皆！

昼食後、皆でボードゲームを楽しみました。チェス、４つ並べ、戦争シューティングゲーム、ビンゴ等、皆それぞれのゲームを楽しんでいました。

 

強い日差しと５日間のトレーニングによってすっかり日焼け

した皆の精悍な顔にも、やや疲労の色が滲むキャンプ５日目。

 

昼 過ぎに最高潮に達していた強い日差しがやや和らぐ１８時頃、午後の練習のスタートです。練習の前にはミーティングが行われました。聞けば、今回のエスパ ニョールキャンプのメンバーの中に、他のイギリス人団体のバンガローに水で悪戯したメンバーがいるとのこと。そのメンバーが名乗り出ない限り、練習を始め ないと言うのです。日本人少年たちはそれを聞いて「え～、そんなのありぃ～！？」

特に、今回の練習が最後となるYOSHIKIにとっては「それは勘弁して欲しいわ」

 

しかし、結果的に“犯人”が名乗り出て、練習は行われることとなりました。

この日も４つのメンバーに分かれ、それぞれのグループが時間の許す限り３つずつのメニューに取り組みました。YOSHIKIも一つ一つのプレーを集中して、噛み締めるようにプレーしていました。皆、練習前には手が痛い、足が痛い、蚊に刺された、背中が痛い、頭が痛いと、口々に訴えていましたが、それぞれに懸命にボールを追っかけておりました。

今回の様々な練習の中で皆、得意な部分、不得手な部分が浮き彫りになったと思います。特に、不得手な部分は途端に自信なさそうにプレーする為、そういう点を克服し、得意分野に少しでも近づけて行って欲しいと思います。

 

でも、何よりもまず本人がサッカーを楽しむこと、フットボールを楽しむことですね。皆が“俺が俺が”のプレーから皆での息の合ったコンビネーションや味方の事を考えたプレーが出来るようになれば、もっと素晴らしい選手になれるはずです。

 

 

 

そして、この日の練習が終了し、YOSHIKIとのお別れの時がやって参りました。YOSHIKIは23日から米国で行われるキャノン・カップの日本選抜１４名の中に見事選出された為、このエスパニョールキャンプを途中で抜け出さなければならないのです。「練習内容が面白いし、周囲のメンバーも結構レベルが高いやつがおるし、楽しかった。でも、そんな中で自分のプレーが結構発揮出来たと思う。スペイン人は練習中、くっちゃべって集中していない感じがあるけど、試合になると上手くて強かった」そんな感想を語ってくれたYOSHIKI。アメリカでも是非活躍して、さらに自信を付けて来て欲しいと思います。

 

今回一緒にキャンプに参加した大勢の仲間やコーチ陣に別れを告げ、YOSHIKIは皆より一足先にバルセロナへ戻って行きました。

 

ｂｙ　植松 慶太

Comments

[投稿情報: kosｈiropapa]

yoshiki君日本代表、2008エスパニョールキャンプメンバー代表としてアメリカでがんばってきてください。
愛知からもnobuがいきます。選抜メンバーみんなで日本代表のプレーをアメリカで世界にみせつけてきてください。koshiroもいっしょな時間をすごさせてもらい良い刺激になったと思います。

[投稿情報: yoshiki 父]

植松様
スペインでは本当にお世話になりました。
ひとまわり成長した息子の姿が見れて嬉しい限りです。
気持ちの部分がすごく成長したと感じました。頼もしくなりました。

無事に日本に帰って来てから丸二日ひたすら爆睡しておりますが明日からまたアメリカへ向けて出発する為、スペインでの経験を生かして頑張ってくるそうです。

植松様、キャンプに参加した皆様、これからのご活躍、お祈りしております。

また会いましょう。
では。

[投稿情報: yoshiki 母]

植松様はじめ、このキャンプで良樹が出会いお世話になった皆様‥本当にありがとうございました。長い熟睡から目覚めてからは、植松さんからの胸に響いた言葉を少しずつ話してくれています。言葉では語り尽くせないほどの経験を沢山自分の中に吸収し、逞しくなったように感じます。新大阪での第一声が「スペイン戻りた～い。」でした。キャンプに最後まで参加出来ない悔しさは残っているようですが、今は気持ちを切り替え次に向かっています。 koshiro君のお友達とご一緒出来るなんて‥ボールひとつで大きな輪!!繋がっているんですね。良樹が寂しがらない理由がわかる気がします。また皆さんにいつか会えると信じているのでしょう。素晴らしい経験をありがとうございました。