7月13日(日)
心配された天気も杞憂に終わり、突き抜けるような青空に迎えられたこの日。
時差に苦しむ少年達は、自然に6時頃目を覚ました。
会うなり開口一番、「腹減ったぁ」を連発。それもそのはず、昨日の昼から何も食べていないのですから。
早速昨日と同じカフェテリアへ行き、クロワッサンや100%バレンシアオレンジジュースで腹ごしらえ。
チェックアウトの12時まで時間があったので、満場一致で近くのフットサルコートへ行くことに。まだ9時30分と時間が早かったせいもあり、公園として開放されているそのフットサルコートにはまだ誰も着ていませんでした。そう!貸切です!早速4vs2のパス回しの後、3vs3の紅白戦が始まりました。足の速さを活かしてカウンター攻撃からゴールにねじ込むTAKUYA、柔らかいタッチでボールをさばくRYUYA、得意の左足を活かして左サイドを突破するYOSHIKI、最年長の貫禄、TAIKIが存在感を見せれば、右サイドでボールを受け、シュートやセンターリングで攻撃に絡んだYURI、そして、最年少ながら変化に跳んだドリブルで躍動、健闘していたKOSHIRO。皆、それぞれに持ち味を出していました。後半には飛び入り参加したスペイン人の親子達と5vs5のフットサル親善国際試合。皆「疲れたぁ~!!!」と充実した汗をかきながら、楽しい時を過ごしたようです。
さて、いよいよキャンプ地トッサ・デ・マルへ移動です。
1時間30分の電車の旅では、進行方向右側の車窓に繰り広げられる地中海の海が、ワクワクする道中を彩ってくれました。
植松「この海の名前知っている!?」
皆「オホーツク海!」「東シナ海!」「インド洋!」となかなかの珍解答。それ程、マニアックな海の名前が出てきながら、最後まで正答は出てきませんでした。
途中、緊急のトイレタイムで電車を一本乗り過ごすハプニングはあったものの、なんとか途中のジョレット・デ・マルに到着。
ジョレット・デ・マルでは昨日食べられなかったパエリアを食べようと、町を散策したのですが、どこも14時30分を過ぎていた為、手の掛かるパエリアは断れるハプニング。そこへ思わぬ少年達のリクエスト。「あそこのマックがいい!」「えっ!マックって何!?あっ、マクドのことかぁ。俺も食いてぇ!」「俺も!」自分としては世界中どこでも食べられるファーストフードよりも、スペインならではのものを食べてもらいたかったのですが、小さい町でスーツケースを抱えた子供達を連れ回すわけにも行かず、やむなく子供達のリクエストに応えることに。皆の上手そうにほお張る顔を見て、最後はまぁいいかと。RYUYAは「マック初めて!上手めっ!」と喜んでいたのを見て、「RYUYA、マックはたまに食べると上手いが、太るだけで栄養はあまりない。選手として強い体を作りたかったら、大きくなりたかったら、別に食べなくても良いんだ。お父さんお母さんはそういうことを考えてくれてるんだな」「う~ん、ただ近くに無いだけかも」KOSHIRO「俺んちは親があまり食うなって言うから、たまにしか行かないよ」
さて、そんなこんなでバスの時間。20分程山道を走り、今回のキャンプ地クルブ・アイレ・リブレに到着です。
集合ステージにて開幕式を行った後、バンガローで着替え、早速グラウンドへ。
天然芝が青々と茂る美しい緑の絨毯!う~ん、ここで1週間サッカー三昧なんて、本当に羨ましい!
今回はおよそ50名の参加者。上は15歳から下は7歳まで、顔ぶれは様々です。今回は4つのグループに分かれました。Aグループは93年生まれ、Bグループは94年生まれ、Cグループは96-98年生まれ、そして98-00年生まれのDグループです。それぞれのグループが12~13人の構成です。TAIKIは今キャンプ参加者の中で唯一の95年生まれ。しかし、その体格から文句なしのBグループとなりました。皆年上ですが、頑張れ!TAIKI!そして,YOSHIKIは年齢どおりCグループ、CとDのどちらでも良いYURIとTAKUYAは体格からCへ、そしてRYUYAとKOSHIROは年齢どおりDグループへ組み込まれました。
この日は初日ということもあり、リフティング、ボール回し、センターリングシュート、4vs3の攻防。グラウンドを広く展開してのワイド攻撃、そしてシュート練習など、軽めのメニューに終始しました。1時間30分程の練習はあっという間に終了。YOSHIKI「え!?もう終わり!?早くない!?」植松「日本では3時間練習かもしれないけど、スペインでは短い時間で集中してやるのが普通。いつものペースでやるんじゃなくて、一つ一つの練習を試合の場面を想定しながら全力でやることが重要だ」というと、「そうする!」と明日以降への思いを強くしていました。YOSHIKIは事情があって今回のキャンプを皆よりも2日早く切り上げ、日本へ帰らなければなりません。その為、1日1日、1回1回の練習に対する姿勢には期するものがあるようです。その思いで1秒たりとも無駄にするなよ!
その後、シャワーを浴び、夕食。
そして、就寝前にはアクティビティーが行われました。宝探しゲームなるそのイベントでは,YOSHIKIが2度も活躍し、キャンプを通して行われる夜のイベントのポイントランキングトップに立ちました。こんな所にもキャンプに臨む姿勢が表れていました。他の皆も頑張れ!
というわけで、明日は午前、午後の2部練習です。
いや~、楽しみです!
by 植松 慶太
とうとう、待ちに待ったキャンプ突入ですね!
6人で、和気あいあいと過ごしたように、たくさんの友達を作って、大好きなサッカーを楽しんでくれたら、送り出した甲斐があります。
まだまだ、お世話をかけるとおもいますが、宜しくお願いします。
投稿情報: takuya母 | 2008/07/14 15:51
日本は地獄のような暑さでサッカーどころではありません。熱中症で運び込まれた子が続出です。山中の芝生でサッカーうらやましいです。、言葉の通じない環境でもサッカーを通じて、海外でも友達ができるサッカーをやっていて良かったと思ってくれるといいなと思います。一番手が掛かっていると思いますが、もうしばらくよろしくお願いします。
投稿情報: koshiropapa | 2008/07/15 01:56
みんなと仲良くやってるみたいでなによりです。キャンプがはじまったようで、こちらは真夏のような暑さですが、みんな体調崩さず過ごしてほしいですね。これからもよろしくお願いします。
投稿情報: 龍哉 父 | 2008/07/15 03:46
スペインのサマーキャンプいいですね。一度子供にもスペインにつれていかせたいなと思っているのですが、このようなキャンプは、どのようにしたら参加できるのですか。
投稿情報: 留盛聖大です。 | 2009/07/15 04:46
I came, I read this article, I couqenred.
投稿情報: Bayu | 2013/02/12 17:58