ワールドカップ・サッカースクールトーナメント2009速報2 【ワールドカップトーナメント前日】

7月23日

Muy Buenos dias!

今日も快晴！太陽もギラギラ！35℃を越え、暑さも増してきたバルセロナ。同じように子どもたちのサッカーへの情熱も、ここバルセロナで一段と熱さを増しているように感じられる今日この頃です。新しい仲間SHOGOを迎え、午前中は二手に分かれての行動。

バルセロナ・カンプノウスタジアムまでは全員で移動し、最後のお土産チャンスの時間を取りました。TATSUKI、TSUBASAは買いそびれていたお土産を購入。そして、SHOGOは「MESSI・10」と入ったバルセロナの今年のユニホームをGET。ホームの青と赤の縦縞かアウェーのピンクでかなり迷っている様子でしたが、最終的にバルセロナの定番カラーを購入し、ご満悦の様子。その後は、UEMATSUとともに、カンプノウ・ツアーへと向かいました。

残った6名は、買い物終了後、いざ「いつものCampo」へ。もう顔なじみとなった年上のメンバーもいたようで、Rondoで軽く体を温めた後は、早速ゲームを開始。大人相手ということで、３対７の変則マッチ。大人相手にも激しくボールを奪いに行く姿も様になってきました。少しずつ激しいスペインのサッカーが体に染みついてきたようです。最初にグランドにいた３人が帰ると、入れ替わりとばかりに、7人のスペイン人の少年たちがサッカーをしにやってきました。彼らとも、早速試合を行いました。今度は、メンバーをMixしてのゲーム。相手のほとんどは14歳で、年上を前になかなか言葉におけるコミュニケーションは取ることはできていませんでしたが、ボールに対して２人、３人と日本人の少年たちの間で連携してボールを奪いにいくようなシーンが見られました。明日からのゲームでチーム編成がどのようになるかはまだわかりませんが、それぞれが違うチームに分かれた時に、これまでのキャンプで培ったスペイン語、コミュニケーションの取り方を思い出してもらいたいと思います。初めてプレーするチームで、ましてや異国の選手とプレーするとき、多くの選手がコミュニケーションの壁にぶつかることが想像されます。それらの壁というものに対して、子どもたちが新しいチームメイトとどのようにコミュニケショーンをとるのか注目ししてみていきたいと思います。

さて、昼食をとりにエスパニョール寮に戻ったところで、再びSHOGOと合流。SHOGOはカンプノウツアーを終えた後、サグラダファミリアへと向かいました。サグラダファミリアの完成模型もしっかりとお土産で購入！これでお土産に関しても思い残すことなくトーナメントへと挑めそうです。

午後は、5時から海でのアクティビティ。明日以降、サッカー漬けの生活に戻ることを考えると、バルセロナの海で泳げるのも今日で最後となります。

TAKAJI「今日は、ビーチ・サッカー？それとも海で遊ぶ？」

全員「海～～～～～～!!!」

ということで満場一致って海水浴となりました。いつも行く、Barcelonetaのビーチに行くと、平日にも関わらず、ビーチはたくさんの人々で埋め尽くされていました。黄色い旗が立っており、注意して泳がないといけないというサインがあるにも関わらず、旗もTAKAJIの注意もお構いなし、時より押し寄せる１mくらいの高波にもおびえることなく海へダッシュ！波のタイミングに合わせて、ボディサーフィンを楽しむ子どもたち。少し波に乗り遅れると、頭上から大きな波をざぶりとかぶってしまうという状況で、ハラハラするシーンもありましたが、少しずつ、そういう波を回避する方法を学んでいるようでした。先頭を切るのはTAIGA、それに続くKYOSUKE、TATSUKI、SHOGO。足が届く所までという指示のぎりぎりまで泳ぎ、波と戯れていました。KOSHIROとTSUBASAは砂浜に崩れてきた波でばしゃばしゃと。それでもたまに大きい波が来ると、打ち上げられた魚のようになすすべなく、砂浜に打ち上げれていました。SORAは足の傷が気になり、最初は海に入らずに立ちすくんでいましたが、みんなの楽しそうな様子に我慢することができずに、海へと駆けていきました。砂浜から見たみんなの姿は、日焼けして一段とたくましくなったように見えました。

 

全員無事にいざ夕食と行きたかったのですが、TAIGAとKYOSUKEは、波に巻かれた際に足に傷を負いました。

TAKAJI「明日のことを考えずに、はしゃぎすぎたな。怪我したから、明日は二人とも見学かな～。」というと、

KYOSUKE＆TAIGA「できる～！」という元気な答えが返ってきたので、何も問題なさそうです。

きれいな海で遊べるのも最後ということを考えると、子どもたちも名残り惜しくなり、いつもよりもはしゃいでしまったのかもしれません。

さて、夕食はワールドカップ前夜ということで、全メンバーで、パエリアを中心したMarisco（魚介類）で元気をつけました。

今日の最初の一品は・・・、

UEMATSU「イニエスタもチャビもプジョルもみんなこれを飲んであのパワーを得ているという戦士のスープだ！彼らのようになりたければ、全部飲もう！」

との言葉でスタートすると、KYOSUKEはわずか２分で完食。しかし、その他の6名のスプーンがなかなか進みません。その正体は「ガスパッチョ」。冷たいスープと口に合わないガスパッチョにそれぞれちょっとした言いわけを発していました。

SORA「海あがったあとで、冷たいスープは寒いからな～・・・」

SHOGO「クーラーついている上に、冷たいスープは・・・。」

TSUBASA「電子レンジで温めた～い・・・」

少年たち大苦戦。

UEMATSU「これも、スペインの伝統的な料理。これを食べない強くなれない！」

との声に、いち早く反応したのは、SHOGO

SHOGO「食べてやる!!!ばくばくばく!!!」

バルセロナの選手のようになるために、スプーンをせっせと口に運ぶ６人の小さな戦士たち。結局、完食したのは、KYOSUKE、TAIGAの２名。残りの５名は、半分食べ終えたところでギブアップでした。しかしながら最後まで戦うことを投げないTSUBASA。最後の最後の瞬間まで、ガスパッチョと戦っていました。

食事をしながら、明日から始まるトーナメントについての意気込みを各自語っておりました。いろいろな国の同年代の選手が参加するこの大会に各自いろいろな思いを寄せているようです。

SHOGO「ほんとに楽しみだ！」

とワールドカップから参加のSHOGOは誰よりも早くプレーしたい気持ちでいっぱいのように映りました。

明日は、移動、練習、チーム分けを行う予定です。

今まで培ってきたものをこの大会で十分に発揮してもらいたいと思います。

激しくいくのが当たり前。この気持ちをベースに各自の特徴を発揮するように！という話を食事の際にしました。

明日からは、日本人の仲間たちともチームが分かれ、一人一人で新しい挑戦をしていかなければなりません。そこには、まだ経験していない新しい壁も待っていることでしょう。しかし、それをどのように各自が越えていくのかという部分が見どころであり、それが彼らにとっての良い経験となるはずです。それぞれがチームの中心となれるのか？そのあたりに注目して、7人の勇者たちを追いかけていきたいと思います。

 

それでは、また明日。

Muy buenas noches

By Yuya Takaji

Comments

[投稿情報: koshiropapa]

出会って２週間とは思えないくらい仲良くなっていますね。
ワールドカップが終わっても８月中全員スペインに残って日本代表として地元のいろいろなチームと試合でもしたらどう？って感じのメンバーになってきた様子。

明日から１０日間はスペインの空の下世界各国のサッカー少年たちと大好きなサッカーを楽しみ、その中で自己表現を思う存分やってくれること期待したいです。

[投稿情報: koshiropapa]

SHOGOPAPAへ
　SHOGO君はFWですか？

[投稿情報: Tatsuki 母]

昨日は待ちに待ったblogがアップされて家族で大騒ぎ「新しいのがアップされたばい（方言）」と家族がパソコンに次々に集合しました（＾＾）！

みんな本当にサッカー大好きでスペイン生活を満喫していますね。
楽しそう！！！
スープを食べているときの子どもたちの表情は何ともいえませんね！！
パエリアがとっても美味しそう！！子どもたちもスープの時とは一転満面の笑みですね！！

日常になりつつあった海水浴も今日で終わりでちょっと寂しい気もしますが、明日からの真剣勝負で自分の力を存分に破棄して欲しいです。

おやぁ（＠＠）写真を見ると、
ちょっとポッチャリ形だったTatsukiのお腹がスペイン修行で引っ込んでしぼられているではありませんか！！（すばらしい！！）
みんな全員からだがたくましく全身で闘う準備ができているみたいですね。明日からたのしみですね。

[投稿情報: Sora papa]

さ、いよいよ明日から始まりますね〜。
明日は開会式で、試合はあさってからかな。
新しいメンバーとともにどんなプレー、コミュニケーションを見せてくれるのか、みんなの活躍を期待しています。

ガスパチョ、ウチで予行練習したんだけどね・・・やっぱダメだったか...(+ +)

[投稿情報: Tsubasa papa]

本当に皆良い顔してますね～。雰囲気もとても良さそう。明日からの、ワールドカップ頑張ってください。

海外でも、日本でやっているプレーが通用するのか、通用しないのであれば何が違い、何が足らないのかを考えてプレーしてほしいですね。また、TSUBASAには今のチームで培ってきた「個」の力がどの位、通用するのか非常に興味があります。

[投稿情報: shogo oyaji]

　　仕事が忙しく、書き込みが遅くなってしまいましたが・・・無事到着して安心しました。
shogoの皆と楽しそうにしている写真を見て行かせてよかったと思っています。

koshiropapaへshogoはＭＦ、ＦＷでプレーすることが多いです。