ワールドカップ・サッカースクールトーナメント2009速報3 【開幕・新しい挑戦】

7月24日

Hola! Muy Buenos dias!

さて、いよいよ始まりました、ワールドカップ・スクールトーナメント!!

朝は、7時半に起床し、5日間滞在した（SHOGOは2日）エスパニョール寮を離れ、ワールドカップが行われる、バルセロナ市街から少し離れたムンデットという場所へとMetroで移動しました。8時から始まった開会式では、大会の概要とコーチの紹介。そして、気になるチーム分けが発表されました。

バルセロナはもちろん、スペイン全土、メキシコ、アメリカ、ドイツなど様々な国からの参加者が集う、まさにワールドカップと呼ぶにふさわしいこの大会。多くの国のプレーヤーとの交流によって、サッカー、そして大きくは人間的にも幅を広げてもらいたいと思います。

気になるチーム発表。学年は違うけれども、スペインでは生まれた年でカテゴリーを区切るために、KYOSUKE、TATSUKI、SHOGO、TAIGAは同じカテゴリーでのプレーとなります。監督のエドワルドのもとでプレーするのは、KYOSUKEとSHOGOの2人。TAIGAとTATSUKIはトリビオ監督のもとでプレー。今回TSUBASAとSORAとKOSHIROの3人は同じチームになり、ルベン監督のもとでプレーすることとなりました。各自ばらばらのチームでプレーするということも、想像していたのか、メンバーの中に日本人の仲間が入れるの知ると少しほっとした表情も伺えました。支給されたプラン・マルセのユニホームに着替えて、グランドへと向かいます。

9時から早速初練習です。各チーム10名ほどで編成されており、各カテゴリー＋GKチームがそれぞれ2～4チームずつの総勢約130名で、グランドに分散し、トレーニングはスタートしました。各コーチによって、少しずつ練習内容はことなりましたが、基本的に午前中は、ボールコントロール、ドリブルの練習を中心に行いました。ボールなしで相手を交わす練習から、少しずつボールを使っての１対１の突破へと練習は発展してきます。ボールコントロールはもちろん、突破した後になるべく相手から遠ざかることができるように、緩急を使ってのドリブルとステップワーク、そして身のこなしについての指導がされていました。１回の練習の中で、１つのテーマだけに集中してトレーニングをすることができるので、密度の濃い練習内容となりました。まだ、言葉による説明を理解することができない中、コーチとのコミュニケーションも身ぶり手ぶりで必至に行っていました。ドリブルの１対１でキレを発揮していたのは、KOSHIRO。スピードにのった切れのあるドリブルで何度か１対１で突破するシーンを見ることができました。他の選手も何度も、ドリブル突破するべくチャレンジしていましたが、まだディフェンスとの間合いやリーチの違い等に慣れていないのかなかなか突破ができません。しかし、こういった失敗の繰り返しがきっとプレーの幅を広げてくれるはず。どうしたら突破できるのかを突き詰めて考えてもらいたいと思います。

１時間半の練習を終えると軽食の時間。その30分後の11時から再び練習が始まります。まさにサッカー漬けの生活。今日も暑いバルセロナでしたが、このサッカー中心の環境こそ、彼ら全員が望んでいたもの。疲れた様子を見せるどころか、より集中度を増して、トレーニングに取り組んでいるように見えました。

お昼の前にはちょっとしたアトラクション。チームごとに、6種類のアトラクション（オーバーヘッド・フリーキック・ボレーシュート・サッカーテニス・1対１・PK）を競うコンテストが行われました。本日は、TAIGAとTATSUKIはオーバーヘッドに挑戦。エスパニョールキャンプにおいて、この練習で後頭部を地面に打ったTATSUKI。若干怯えながらの挑戦でしたが、今度は成功し1得点GET！TAIGAも前よりも「ばしっ!!!」とボールをしっかりととらえるようになっていました。SHOGO・KYOSUKE、そしてSORA・TSUBASA・KOSHIROはボレーシュートに挑戦。機械から飛んでくるボールを強烈にシューーーート!!!したいところでしたが、みんなうまくいかず・・・。次回の成功に期待したいと思います!

さて、アクティビティのあとは、約30分間のプールです。スーツケースがすでにレジデンシアに移動されてしまっていたため、今日は、サッカーパンツで全員泳ぎました。とはいえ、TSUBASAはおそらく昨日食事をしたレストランで水着をなくしてしまっていたため、現在水着なし。まだ見つかっていない状況です。ひょっこり出てくるといいのですが。

その後、昼食を取り、少し休憩。そして再び4時から練習です。1時間のパス練習をした後は、いよいよお待ちかねのフットボール７。今日は練習試合ということで、チームを越えて、メンバーもMIXで行われました。Aチームには、TAIGAとTSUBASAとSORA。そしてBチームにはKOSHIROとTATSUKI。そして、隣のコートCチームにはKYOSUKEとSHOGOというチームでゲームが行われました。

開始早々。トップを務めるTAIGAの足もとにパス。前方にボールをコントロールし、ディフェンスの前に半歩抜け出すと、そのまま右足を鋭く振りぬきました。ボールはゴール右上へ強烈に突き刺さり、ゴール！先制点はTAIGAの右足から生まれました。1－0。TAIGAに続けとばかりに、TSUBASAも１ゴール。こぼれ球をうまくゴールへと流しこみました。

2－0と悪い流れを断ち切ったのは、ドリブルでも力を発揮したKOSHIRO。中盤真ん中に入ったKOSHIROはテンポの良いボールさばきとチャンスと見極めればスピードのあるドリブルで反撃を開始。2ゴール１アシストをマーク。Bチーム逆転に成功します。同チームに入ったTATSUKIは、ゴール前フリー絶好のチャンスで1本目のシュートを放ったのですが、まさかのシュートミス。その後リズムを崩しかけもしましたが、２本目のシュートは冷静にキーパーの動きを見て、ゴール左隅にシュート。終わって見れば２ゴール。後半少しばてたのか、動きに精彩を欠きましたが、見事勝利に貢献。今日右サイドでプレーしたSORAはなかなかボールに絡めません。幾度か右サイドライン際で得意のシザース（またぎフェイント）で相手を交わすというシーンは見られましたが、今日は精彩を欠いていました。今回唯一の７歳最年少のTSUBASAは、体の大きな相手に苦戦するシーンが目立ち、本領発揮をできずに今日は終わってしまいました。結果は、Bチームが７－４で練習試合を制しました。

隣のコートで行われたCチーム対Dチームの試合。KYOSUKEは右サイドのディフェンスとして、そしてSHOGOはトップとして登場。激しく前線からボールを追いかけるSHOGOでしたが、相手ディフェンスラインの軽快なボール回しになかなかボールを奪うことができません。バルセロナに到着し、まだ3日ということもあり、コンディションや雰囲気、言葉などにまだ適応できていないせいもあるか、本領を発揮できず、途中交代。前後半合わせて20分ほどのプレーと悔しい結果に終わってしまいました。左サイドのセンタリングを頭で合わせ、惜しいゴールチャンスに絡むシーンや幾度かのシュートチャンスもありましたが、枠に放つことはできず。ゲームの中での要求の声もなかなか出すことができず、課題の多い試合となってしまいました。

KYOSUKEは右サイドからスピードにのったオーバーラップと豊富な運動量で存在感をアピールしていました。突破からシュート。突破からクロスという、スペインに来てから自分の得意とするプレーが形になってきましたが、フィニッシュの面でまだ課題が。あとは、ゴールにたたき込むだけ！シュート精度を磨くべくトレーニングに励んでもらいたいと思います。ゲームはDチームの勝利。DFラインによる上手な攻撃の組み立てから精度の高いフィニッシュで４得点。Ｃチームは試合には敗れてしまいました。

試合終了後、選手たちにゲームの感想を聞くと、まだまだ自分たちの力を出し切れていないとの答えでした。各選手、明日以降始まる本番の試合の前に、よい調整試合となったのではないでしょうか。

さて、練習が終わると、今年新しくできたレジデンシアへ移動。グランドから徒歩30秒。まさに、サッカーするためのレジデンシアでの生活が今日から始まります。

明日からの流れは、

７：００　起床

８：００　朝食

８：３０　サッカー講義

９：００　トレーニング

１０：３０　メリエンダ（軽食）

１１：００　トレーニング

１２：３０　プール

１４：００　昼食

１６：００　トレーニング

１７：００　試合

１８：３０　アクティビティ

２１：００　夕食

２２：００　就寝

というまさに、サッカー漬けの生活です。

50名の多国籍軍の混在するレジデンシアでの生活。言葉もスペイン語、ドイツ語、英語、ウクライナ語、そして日本語と様々な言葉が飛び交います。子どもたちにとっては、まさに国際交流をする絶好のチャンス。コーチ陣を除いては、そのレジデンシアには大人は立ち入れません。まさに自己管理能力も問われる生活のスタートです。寮の中の詳細はお伝えすることができませんが、ご了承ください。

さて、これから始まる試合と平行して、UEMATSUカップもまた開催します。

勝利・・・５点　引き分け・・・０点　負け・・・－３点　ゴール・・・４点　アシスト・・・２点　その他（Muy bien!!!と思われるプレー）・・・？点

枠の外のシュート・・・－２点　消極的なプレー（試合中、１本もシュートを打たなかったら）・・・－２点という形で、

大会中各選手の得点をカウントし、子どもたちの間で競わせます。本日、お試し期間の得点は、KOSHIRＯ・・・１７点　ＴＡＴSUKI・・・１１点　ＴＡＩＧＡ・・・２点　ＴＳＵＢＡＳＡ・・・１点　ＫＹＯＳＵＫＥ＆SORA・・・－３点　ＳＨＯＧＯ・・・－７点でした。

SHOGO「俺は今日試合負けて、シュート４回外したから・・・、－７点や！よかったぁ、本番じゃなくて！」

TAIGA「１ゴール１アシストしたのに、試合負けたから、たったの２点や・・・。」

という声も。さて、明日からの試合結果はどうなることでしょう？？？

 

そして、「Como se dice esto en espanyol？」も今日から再開します。

言葉を覚えて、仲間たちの国際交流をはかり、サッカーだけではなく、多くの経験をしてもらいたいと思います。

それでは、また明日！

Muy buenas noches

By Yuya Takaji

Comments

[投稿情報: koshiropapa]

７人みんな、本番へ向けて激しく戦いきってほしいです。
SHOGOくんもスペインに着いてすぐは、ちょっときついよね。明日からの本番は活躍が期待できることでしょう。

勝ち好きの私は日本で応援するだけでは、我慢できなくなりそうです。もし、万が一苦戦するようだと家庭内に大嵐がくるので、みんながんばってよ。

Koshiro　Feliz　cumpleanos
eres mi tesoro
Animo
Animo
Vamos ganar el partido
Le deseo mucho exito

[投稿情報: koshiropapa]

takajiさんへ

いつも子どもたちの観察とフォローありがとうございます。ワールドカップ中Koshiroは間違いなく泣くと思いますが、厳しくお願いします。
それと、ブログにワンフレーズでもいいのでスペイン語で記入していただく欄を作ってほしいです。Sport風にスペインの新聞を読んでいる雰囲気を味わいたいと思っています。　よろしくお願いします。

[投稿情報: Tsubasa papa]

体の大きな相手に苦戦するシーンはいつもの見慣れた光景です。そして、その周りを無意味に走りまわるだけ。相手が上の学年でも、今後の大きな課題となりそうですね。手も含めた体の使い方を学ばないと、テクニックだけでは戦えないですね・・・・。

[投稿情報: SOSUKE]

SYOGO がんばれよ！

[投稿情報: shogo haha]

こんにちは、shogohahaです。

最初-7点を見たときにはへこみました。
数字で見るとあからさまで恐ろしいものです。
でも、shogoは頑張ってるから認めてあげたいです。普通マイナスが増えると怖くて、
シュートできるタイミングがあってもしなくなりそうなものを、よく何点もマイナスをとったもんです。
一番怖いのは、失敗を恐れて挑戦しないこと。・・・プロの選手のパクリです(笑)

sosuke,koshiropapa,応援ありがとうございます。とても嬉しかったです。
uematuさんtakajiさん暑い中、子供達をお世話してくださりありがとうございます。
どうぞよろしくお願いします。

[投稿情報: shogo haha]

こんにちは、shogohahaです。

最初-7点を見たときにはへこみました。
数字で見るとあからさまで恐ろしいものです。
でも、shogoは頑張ってるから認めてあげたいです。普通マイナスが増えると怖くて、
シュートできるタイミングがあってもしなくなりそうなものを、よく何点もマイナスをとったもんです。
一番怖いのは、失敗を恐れて挑戦しないこと。・・・プロの選手のパクリです(笑)

sosuke,koshiropapa,応援ありがとうございます。とても嬉しかったです。
uematuさんtakajiさん暑い中、子供達をお世話してくださりありがとうございます。
どうぞよろしくお願いします。

[投稿情報: Tatsuki 母]

いよいよ開会ですね。
ワクワク、ドキドキ、スペインにいきたーーーい！！なんだか血がさわぎますね！！

koshiropapaは気付いたらスペインにいってそうですね（＾＾）

いままでpapaたちのコメントが多かったのでちょっと寂しかったのですがshogohahaさんが参加してくれてうれしいです(^-^)よろしくお願いしますm(.__ __)m

みなさんで将来の日本代表を応援しましょう☆☆☆

[投稿情報: Sora papa]

おっ、同じチームになったんですね。
Koshiroくん、Tsubasaくん、よろしく。
優勝めざしてがんばろう！応援してるよぉ＾＾

SORA、シザースを多用するあたり、精彩のなさが見えてきます・・・日本でもコーチに言われてたからなあ。
どう解決するか、自分で見つけてほしいですね。