7月28日
Hola! Muy buenos dias!
大会も4日目。Alevinチームは、リーグの2巡目を迎えます。また、7人制フットボールが開幕し、昨日大勝したBenjaminチーム。7人の選手たちはどのようなプレーをみせてくれるのでしょうか。
試合の前に行われたアクティビティはシュートバトルでした。10mほどの間隔でゴールを立て、GKを一人おいて順番にシュートを打ちあいます。至近距離からのシュートを打ちあうゲームに子どもたちも大興奮。GKのファインセーブに盛り上がる会場でした。
さて、本日の対戦カードです。
1.Benjamin World team vs Tecno football Espana
2.Alevin World team vs Tecno football Espana
まずは、Benjamin。昨日、12-0で快勝し、KOSHIRO5点、TSUBASA3点、SORA2点と12点中10得点をJaponesがゴールしたということで、実況を担当するエドゥも「Son pequenos pero, muuuuuuuy peligrosos!!!!」と3人の日本人プレーヤーの活躍ぶりを実況していました。
前半キックオフ。右サイドハーフにTSUBASA。中央にKOSHIRO。右サイドバックにはSORAという3-2-1のフォーメーション。立ち上がり、両チームともにボールを激しく奪い、なかなかシュートまでたどりつかないゲーム展開。昨日の相手とは、一味違う雰囲気です。均衡した状況を打ち破ったのは、KOSHIRO。ドリブルからファーストシュートを放ちます。しかし、シュートはGKの腕の中に収まります。しかし、シュートを打っていこうという気持ちの表れ。今日もゴールの予感を放つシュートでした。しかし、World teamの前に立ちはだかったのは、相手の背番号10番。テクニック、スピードを持ち合わせるFWです。左サイドバックSORAがすっと前に出た、一瞬のすきを見て、裏のスピードに飛び出すと、キーパーの動きを見てしっかりとゴールを決めます。World team先制点を許してしまいます。悔しがるSORAは、その後のプレーで気迫を見せ始めます。相手の右サイドの選手が攻め上がったところに、気迫のスライディングタックル。 普段、大人しいSORAも試合の中で激しいプレーを見せるようになってきました。1点を取り返そうと攻め上がるWorld team。KOSHIROがドリブルでつっかけ、両サイドの選手にボールを散らします。TSUBASAもサイドから果敢にドリブル。しかし、2人のディフェンスに囲まれなかなか突破ができません。苦し紛れに打つシュートは力なく相手にはじかれてしまいます。SORAも前線へオーバーラップをし、チャンスと見ると、昨日の良いイメージのままにロングシュートを放ちますが、これもまたGKに止められてしまいます。チーム全体が前線まで押し上げるものの、相手に攻撃をカットされてしまいます。相手陣地深い位置でのスローイン、コーナーキックから幾度かチャンスをつかみますが、相手GKのファインセーブでなかなかゴールを奪うことができません。しかし、全員が押し上げることによって、崩れたのはWorld teamのポジションでした。KOSHIROがドリブルで持ち上がり、キープすると2トップ気味になるサイドのTSUBASAとサンチアゴ。そこの後ろに上がってくるSORAとラウルの両サイドバック。 5人が押しあがった末に、ドリブルでボールを失うKOSHIRO。そこに待っていたのは、相手のエースのスピードあるカウンターアタックでした。ボールを奪うと素早く前線で構える10番へパス。センターバックをかわすとゴール左隅にシュートをきっちりと決めます。この10番決定力を発揮します。かみ合わない歯車。負けたくないKOSHIRO。なんとかこの展開打破しようと試み、切り返しから強烈な左足のシュートを放つものの、これもまたGKパンチングに阻まれてしまいます。 悔しそうに手をたたくKOSHIRO。しかし、これで相手の攻撃は終わりません。全体的に間延びしてセンターバックの前のスペースを突かれるWorld team。痛恨の3点目を前半に浴びてしまいます。うまくボールに絡めないTSUBASAはここで一度交代。ベンチへと下がります。KOSHIROもSORAも踏ん張ってディフェンスするも、奪ったパスをなかなかつなぐことができません。そして前半終了のホイッスル。
ハーフタイム。監督のJulianの指示を円陣になって聞く少年たち。0-3という状況をどのように跳ね返していくのでしょうか?
後半キックオフ。中盤の少し高めの位置に入ったSORA。開始5分。KOSHIROのスルーパスに走り込みシュートを放ちますが、GKにこれもまた阻まれてしまいます。後半6分。左サイドから中央にドリブルをしかけたKOSHIROが1人、2人と相手を抜き去り、強烈なシュートを放ちます。
GOOOOOOOOOOOOOLLLLLLLLL!!! Muy bien! KOSHIRO!!!!!!
7人制でも2試合連続ゴール達成です。
ここから、World teamが反撃ののろしを上げます。
後半8分サンチアゴに代わり、TSUBASAがFWの位置に投入されます。前線からの激しいディフェンスと鋭いゴール前での嗅覚に監督のJulianも期待したのでしょうか。そして、投入直後、監督の期待にTSUBASA・KOSHIROコンビが応えます。中央から左サイドにドリブルで突破するKOSHIRO。左足で切り返すと、ディフェンスの背後に動いたTSUBASAへパス。しっかりとオフ・ザ・ボールの状況でフリーの状況を作ったTSUBASAは右足でそのままシュート!するとボールは相手GKの頭上を越え、ネットを揺らします。TSUBASAの華麗なループシュートで流れを一気に引き寄せます。
エドゥ「GOOOOOOOOLLLLLLL!!!GOLGOLGOLGOLGOL~GOLLLLLLL!」
TSUBASAも2試合連続ゴールを達成します。KOSHIROそして仲間たちに囲まれるTSUBASA。喜びを照れながら表現します。
そして、続く12分。左サイド自陣でボールを奪ったラウルが相手を巧みにかわすとドリブルでゴールライン際まで持ち上がり、左足でクロス。そこにいたのはまたTSUBASA。左足でシューーーートッ!! は不発。ぼてぼてのゴロ。敢え無くGKにキャッチされてしまいます。決めなければいけないシュートでした。
追い上げムードのWorld teamでしたが、その4分後。このゲームにとどめをさしたのは、再び相手の10番でした。中央からDFラインの裏のスペースに斜めに走り込むと、ボールをコントロール、スピードを落とすことなく左足でシュート。
SORAが追いかけるも防ぐことはできず。ゴール。ハットトリック達成です。肩を落とすWorld team。もう1点返そうととボールを追いかけるKOSHIROでしたが、走り疲れたか、動きが重くなりここで交代。悔しそうな表情でピッチをさりました。前線に残るTSUBASAでしたが、サポートもなく、ペナルティエリアに侵入することができません。SORAもこれ以上の失点を防ぐべく、激しいディフェンスをします。しかしながら、ここで試合終了。残り数秒というところで再度KOSHIROがグランドに入るも、無念のタイムアップ。昨日の快勝から、一転。勝負の厳しさを味わいます。
試合後、KOSHIRO「悔しい。夜どうしたらいいか考えないといけない。」
TSUBASA「今日寝れないかもしれない。」
TAKAJI「なんで?昨日も寝れなかったの?」
TSUBASA「だって、今日負けちゃったから。考えないといけないもん。」
SORA「勝ちたかった。」
というコメントを残してくれました。
課題は、コンビネーション。個人個人の戦いぶりという面では、シュートを決め、体を張ったディフェンスができるようになってきています。しかしながら、チームでボールを動かすことができません。KOSHIROがドリブルで持ち過ぎて相手に奪われ、そこからカウンターを受けてしまうという形が沢山見られました。再三再四ここにも書いていますが、KOSHIROの課題は果敢にドリブルで行くところと、時にはより良い位置にいる味方へパスを送る、その判断力。ディフェンスが激しく、鋭いスペインでは、そうした判断力を鍛えなければより上のレベルにはいけません。この状況を明日ゲームでどのように修正することができるか?明日以降の立て直しに期待したいと思います。
さて、我等がWorld Team Alevinの対戦相手は、1順目で唯一土を付けられているテクノ・スペイン。前回は試合巧者ぶりを発揮され、1-3で敗れています。ここまでテクノ・ス ペインは3戦全勝。対するWorld Teamは2勝1敗。リーグ優勝を果たす為には、何としても負けられない一戦です。
いつものように 3-2-1の布陣で臨むトリビオ監督率いるWorld Team。とは言え、攻撃時には1-4-1のような形となり、両サイドバックには運動量が求められます。先発には、すっかり右サイドバックに定着した KYOSUKE、センターバックに大黒柱ギリシア人のジョルジオス。左に黄色いスパイクが印象的なスペイン人のクリスティアンが入ります。予断ですが、 ジョルジオスはこれまで、ドイツのフランクフルト、イングランドのチェルシー、ポルトガルのベンフィカなど、ヨーロッパの有名クラブに所属、もしくは練習参加し、技を磨いているとの事。お父さんも夏季休暇中なのか、毎日声援に駆けつけています。噂ではバルサもジョルジオスに関心を寄せているとかいないとか。その話を聞いた同じくスペイン進出を夢見るKYOSUKEは、メラメラとライバル心に火をつけていました。
続いて中盤には右に左利きの天然パーマが特徴のスペイン人ミゲル。ミゲルは落ち着きがあり、クルリと回転して広い視野で展開出来るプレーヤー。しかし、ト リビオ監督曰く、「少しプレーが遅い」とか。しかし、常に先発に名を連ねます。そして、左の中盤には昨日に引き続き、我等がSHOGOがスタメンです。そ して、1トップのセンターフォワードには金髪のストライカー、ロシア人のディミトリが入ります。初日にUEMATSUの目を引いたスペイン人のダニエル は、家庭の都合で一時チームを離れているとか。しかし、近々戻って来るとの事です。
さて、試合は首位攻防戦らしく、緊迫したゲーム展開。お互いがボールを巡って激しくぶつかり合います。個々の力で上回るWorld Teamですが、組織力ではテクノ・スペインに分があります。前回も攻勢に出るWorld Teamを尻目に、堅い守りと鋭いカウンターを繰り出し、得点を重ねたテクノ。そんなテクノ・スペインが何度かシュートチャンスを掴むも、World TeamのGKアマリージャ(仮名)君が好守を見せます。そんな中、存在感を見せ付けたのがディミトリ。ゴール前で相手DF2人を背にしてボールを受ける と、左のSHOGOに出すと見せかけて鋭くターン。強引に2人の間を蹴散らし、シュートを放つと、ボールはゴール左隅に突き刺さり、World Teamが先制です。まるで、日向小次郎ばりのプレー。是非、TAIGAには見習って欲しいところです。シュートや一つ一つのプレーでミスをすると、本当 に悔しそうに感情を表すディミトリ。まさに、ストライカータイプの頼もしいプレーヤーです。
さて、ここまで負け無しのテクノ・スペインも意地を見せます。両サイドを使ってピッチを広く活用し、そこから展開して来ます。右サイドバックに 入っているKYOSUKEは、守備面に課題を残します。スピードのあるKYOSUKEは、裏を取られても直ぐに戻ってカバーをする為、何とか事なきを得る 形に持っていけるのですが、逆に言えば好守の判断が遅く、自分のマークすべき左ウイングの動きを守備に変わった瞬間に見失っている事が多く、また、1対1 のディフェンス時の攻防でも、足だけで奪おうとして振り切られるシーンが多々見られます。私が普段”日本病”と呼称している、いわゆる”軽いディフェンス ” "激しさの欠如”が、今回のjaponesの中ではましな方のKYOSUKEですが、まだまだスペインの標準に達していません。
そんな中、KYOSUKEのマークする左サイドから中央にクロスボールを入れられ、センターフォワードが落とした所を後ろから走りこんで来た中盤 の選手が豪快なランニングシュート。これまで再三再四、好セーブを見せていたアマリージャ君の横っ飛び空しく、ゴール右上に決まり、1-1の同点です。
その後は一進一退の攻防。左サイドのSHOGOは、パスを受けても相手ディフェンダーの寄せが早い為、なかなか思うようにプレーさせてもらえません。
日本の小学生は「まずは自分でドリブルで行け」と教わっているせいか、周囲の状況お構いなしに、まずは来たボールをトラップして、自分のドリブル体勢に入
ろうとします。しかし、相手はそのトラップを自由にさせない為に体をファールぎりぎりでぶつけて来ます。もしくは、パスを読んで、体を前に入れ、その前で
カットして来ます。上手くボールが渡ったとしても、簡単には前を向かせてくれません。そんな相手の厳しいディフェンスの中では、相手より早くボールを触る
為の体の入れ方、ファーストタッチを相手ディフェンスが飛び込めない位置に正確にコントロールする技術、相手ディフェンスをかわす技術、シンプルにダイレ
クトで前を向いている味方に叩き、再び動いてボールをもらう動きなどが求められます。
しかし、「まずは自分でドリブルで行け」とインプットされている少年達には、”周りを見てパスする”という選択肢のプライオリティーが非常に低くなってい
ます。それでもドリブルが通用すれば良いのですが、背後に厳しく迫るディフェンダーに対し、簡単にボールを晒してしまい、奪われてしまうケースが多々見ら
れます。メルマガで再三再四書かせて頂いているのですが、兎に角、日本の現場の方には、「個人技術」ももちろんですが、少年期から「状況判断力」と「激し
いディフェンス」も鍛えて頂きたいと切に思います。状況判断や対戦相手の激しさ無しに、ガチンコの実践で使える「個人技術」の養成は有り得ませんから。
さて、少し熱くなり、脱線してしまいましたが、試合に戻ります。
左サイドでボールを受けたSHOGOが中に切れ込んで素早く右足 を振り抜くと、強烈なシュートがテクノのゴールを襲います。しかし、威力あるシュートも、GKのほぼ正面。がっちりキャッチされてしまいます。しかし、こ こまでシュートらしいシュートを打つ事が出来ていなかったSHOGOにとって、このシーンは初めて自分で作り出したシュートチャンスでした。
後半に入ると、SHOGOに代わってTAIGAが登場します。
前線から激しくプレスを掛けるTAIGA。これにディミトリと途中から入っ
た新加入の小さなスペイン人ミゲルも連動し、相手GKのミスを誘います。これを奪ったミゲルがシュート。ゴール!!!あっさりとWorld
Teamが勝ち越し点をゲットします。前線からのプレスが機能し始めたWorld
Team。そして、待望のシーンが訪れます。これまた鋭いプレスで相手ディフェンスのミスパスを誘ったWorld
Teamは、こぼれ球をTAIGAが持ち込み、15mの距離から右足を振り抜くと、ゴール右上に突き刺さります!!!
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!!!!
喜ぶTAIGA!駆け寄るWorld Teamの面々。完全に勢いは青いユニフォーム側にあります。
TAIGAは待望の今大会初ゴール!エスパニョールキャンプから見せていた決定力を、遂に発揮しました!
興奮冷めやらぬ中、今度は左サイドからのセンターリングをオーバーラップ絡みで中に詰めていたKYOSUKEがボレーで合わせ、
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!!!!
KYOSUKEは2戦連続となる得点です。
4-1、World Team俄然有利な展開です。
ここで、ミゲルに代わってTATSUKIが登場。ピッチにjaponesが3人立っています。
しかし、試合を諦めないテクノ・スペインがここから猛攻を仕掛けます。
前に前に圧力を掛け、じりじりとWorld Teamは後退させられ、防戦一方となります。
それでも、名手アマリージャ君と大黒柱ジョルジオスを中心に、懸命の守備でゴールを死守します。
相手のミドルシュートが1度、2度とポストに当る幸運もあり、テクノはゴールを奪えません。
しかし、この時間帯、何度GKからのゴールキックが蹴られた事でしょう。
重要な試合だと自覚しているテクノのチーム一丸となって仕掛けて来る猛攻は、迫力すら感じます。
KYOSUKE、TAIGA、TATSUKIも懸命に相手にプレスを掛けますが、如何せんディフェンスが軽い!軽過ぎます!!!
そして、遂にテクノに2点目を決められてしまいます。
勝っているのに追い込まれたような雰囲気のWorld Team。
さっきまでの優位性が嘘のようです。
これがフットボールです。
あらゆる状況、あらゆる試合展開を体験し、それを経験値として行けば良いのです。
やはりガチンコのタイトルの懸かった試合は、少年達に多くを教えてくれます。
日本でも、こうした機会を1人1人の少年が多く持てる事を願っています。
さて、我等がテクニシャンTATSUKIですが、ここまでは苦しんでいます。
日本の同学年では無敵と言える程のテクニシャンぶりで、チームの主力を演じているTATSUKIですが、
ここスペインでは殆ど自分のプレーをやらせてもらえません。
試合後も、「何で僕は使ってもらえないんだろう。何がいけないんだろう。僕は大分では同学年や一個上の中でも結構やれているのに・・・」
と半泣きで訴えるTATSUKI。
日本では前を向いてプレーをさせてもらえるTATSUKI。日本ではスルスルとドリブルで抜けてしまうTATSUKI。
し
かし、ここでは、TATSUKIへのパスは皆その前でカットされ、バウンドして飛んで来るボールを足を上げてトラップしようとするTATSUKIに対し、
頭から突っ込むディフェンダーにボールを奪われ、ルーズボールの競り合いでの体のぶつけ合いで敗れ、深いタックルに潰されてしまうのです。
ここでは、プレースピード、判断スピードを全て上げなければいけません。ボールが綺麗に足元に収まった時は良い仕事が出来るTATSUKI。しかし、その前の段階。ボールの攻防で殆ど敗れてしまう為、自分の得意なパターンにはまらないのです。
それでも、左サイドから中へ切れ込んでコースを突いたシュートを放ちますが、ボールはゴール右上へ外れて行きます。
UEMATSU 「TATSUKI、君に足りないのは激しさだ。戦う闘争心だ。ボールへの執念だ。他の皆にも言える事だけど、日本病を治し、スペイン基準、世界基準のファ イティング・モードを身に付けなければ、何も出来ないよ。ここでは、相手ディフェンダーがゆっくりと考える時間を与えてくれない。一瞬一瞬の攻防、戦いだ よ。TATSUKIはまず、どんな形でも良いから、相手からボールを奪い取ってみろ。」
TATSUKIは苦しんでいます。他の皆もそれぞれ”世界の壁”に苦しんでいますが、普段、日本ではテクニシャンの部類に入るTATSUKIは、だからこそ一層苦しんでいます。彼に僕の言葉がどれほど響いているのでしょうか!?
彼が、少しでも自分でその必要性を感じ、動き出してくれたらと願って止みません。
さて、またまた脱線してしまいましたが、試合はテクノ・スペインの鬼気迫る猛攻が続きます。
必死に守るWorld Teamセブン。いや、ベンチのSHOGOやダビッ、ミゲルも声を出して声援を送ります。
そして、テクノ・スペインの奮闘空しく、試合は4-2でWorld Teamの勝利です!!!
喜ぶブルース達。リーグ優勝へ向けて、価値ある勝利です。
これでWorld Teamもテクノ・スペインも3勝1敗。互いに残り2試合に全てを掛けます。
さて、試合後本日のアクティビティは、パントマイム!!
真っ赤なお鼻をつけてピエロさんが登場していろいろな芸を披露してくれたのでした。
そんな、ピエロさんに指名を受けた、TATSUKI。スペイン人の女の子との2人の舞台共演にいいささか照れていたようですが、見事「TAXIパントマイム」を成功させました。
指名されることを恐れて、グランドの方へとこそこそ逃げるTSUBASA。
TAKAJI「なーに、もうTATSUKIも指名されてjaponesは指されないから平気だろ!?」
と思ったその瞬間。
指名されたのは、なんと私でした。
Hostia...
チーン・・・。
TAKAJI「TSUBASAの嗅覚やるな・・・」
そんな姿を見て、ケらケラ笑っていたTSUBASAでした。
さて、それではまた明日の速報をお楽しみに!
選手たちの活躍をご期待ください!
Hasta manana!
Muy buenas noches!
by Keita Uematsu & Yuya Takaji
uematsuさんtakajiさんのコメントにあるとおりです。日本の意識の中にはボールを自分たちのものにするための意識が欠如しています。生きるためにはまず餌=ボールです。日本の全体が、飼い犬が餌の時間になれば飼い主に全部お膳立てしてもらい餌にありつけるといった風潮です。戦いであるサッカーにおいては、飼い犬では役に立ちません。野生のライオンのように生き残るためにひとつしか無い餌を激しくずるがしこく、自らの力で攻撃的に奪いにいかなくては。組織という言葉を勘違いしている指導者が多いと思います。
個の力=ドリブル、ボールキープ
組織的守備=ゾーンで待って守る
ちょっと言葉足らずですがこんな解釈が多いと思います。
負けた。完敗。くそったれ。・・・・・いやなことはすっきり忘れて次の試合だ。
Koshiroは攻撃の強弱をつけないといけないのかな。一番心配していた中盤でドリブルを止められカウンターの起点になるいうことが大事な試合で出てしまった・・・・。負けてると熱くなるんだよな。賛否両論だけど、世界で戦いたいなら、この時期から状況判断ができないと話にならない。アホのようにドリブルして突っかけて許されるのは日本の田舎だけだよ。
以前書いたように持ちすぎると負けるということに気づいてほしい。7人制なら2本のパス+1本シュートでシンプルな勝ち方があるよ。君の場合は、シュート50%パス49%ドリブル1%の意識くらいでちょうどいいのだから。
プレスが強すぎて判断がついていかないのか、前日の大勝でプレー全体のスピード感(判断力)がにぶったのか。どっちにしても以前怒3つ状態のときの負の部分が出た。落ち着いて、ボールを持つ前に3つ先を考えて動け。
サンチアゴ次は頼むぞ。
今Koshiroにはmaliciaを忘れるなと一番伝えたい。
投稿情報: koshiropapa | 2009/07/29 02:01
TASUKI がんばれ。これが君の大好きなサッカーの本当のスタイルだよ。これから先、チャレンジする目標ができたということは、まだまだ君は強くなれるということだよ。サッカーは競いあう戦いです。だから強さの無い上手さは存在する意味がない。とにかく強くなれ。心もプレーも強くなれ。そして初めて君のテクニックが生きる。
Koshiroも上をめざして強くなるためにがんばっています。ライバルとしてお互いがんばろう。
Koshiroは負けないよ。
TATSUKIPAPAへ
今回のTATSUKI君の経験は去年Koshiroが同じように経験しました。そして、強くなることを目標にKOSHIROと1年とりくみました。ボールなんかハイどうぞと与えず校庭全部使ってのルーズボールから遠慮なしのガチンコです。
自分が追いかけて奪わないとKOSHIROにはボールは触らせません。悔しくて泣いて吹っ飛んでけんか腰です。「おまえの負けだ」と喧嘩口調でのやり取りです。勝ち負けをしっかり意識させることが大切ですよ。
それでもまだまだ世界は遠いです。だから息子はがんばれます。
TATSUKIくんも必ず何かをつかんで逞しくなって帰ってきます。絶対強くなります。帰ってきてから日本のぬるいサッカーに戻さないようメンタルサポートすれば必ず変わりますよ。
がんばれ TATSUKI親子。
投稿情報: koshiropapa | 2009/07/29 05:17
今回の敗因はTSUBASAにあると思います。前半の右サイドハーフで起用されたにも関わらず、上がり過ぎてしまい、その結果SORA君がそのスペースをカバーしなければならず、SORA君が上がったスペースを他の人がカバーしなければならない悪循環。その結果、チームとして機能できなかったように思います。サッカーは1人でも謝った判断をしてしまうと、他の人がカバーしなければならない。昨日のような力の差があるときは、気が付きませんが強い相手との対戦では致命傷になります。そしてカバーしきれない時は負けてしまうスポーツであるし、よく見えている相手選手はそこを付いて攻撃してきます。前半機能せず交代させられたのも、状況判断・ポジショニングの悪さなどいつもの悪い癖が出たと思います(守備意識の低さ)。ポジション的にはKOSHIRO君のポジションとのバランスを考えながら、プレーしなければならなかったのに・・・・・・・・。
FWのように、ただボールを追いかけていればいいポジションではないが、普段の練習ではそのような、周りのプレーヤーのポジションを考えて、頭を使うような練習は少ないし本人が分かっているのかも不明?です。現時点でチームのバランスを考えたプレーを求めても、そこまでのレベルには全く達していない力不足だと思います。皆さんすいません。
日本のサッカーと世界のサッカーの違いは、植松さんがしきりに強調している当たりの強さ・気持ちの強さもありますが、指導的に手取り足取りの指導になってしまい、上手い子は言われた通りに止まっているコーンやノープレッシャーでの練習を正確に実行することが主になってしまい、それを実践し自分自身で感じて応用させていく舞台がない。そのため、試合に勝つ為に必要な練習という意識がなくなる。また、試合に負けて本当に悔しがる子供達も少ない。ロボットのように毎日同じ練習を何も考えずに繰り返すだけでは、格下には圧倒できても本当に極限状態では何もできない。それが、日本のサッカー(見ていてつまらないバックパスや状況判断の遅さ)。
でも、日本での育成は環境的に本当に難しいですね。海外のように意識レベルの高い子が少ないしチーム内でもかなりの温度差があります。厳しくしすぎると保護者からのクレームがあったりと大変です。基本技術が無いのに、いくら試合をしてもお遊びで終わってしまい真剣勝負にならないし・・・・・・・・。根本的な問題があると思います。
投稿情報: Tsubasa papa | 2009/07/29 10:37
Koshiropapaありがとうございます。(コメント涙出ちゃいます)
UEMATSUさん、メンタルのご指導をいただきありがとうございます。ここまで来たらTatsukiも気付くでしょう!!がんばってほしいです!!
Tatsukiいわく「プロになりたいと思っている人はいっぱいいる。でも本気で一流のプロになると決めている人は1%しかいない。だから、僕は決めている。すべては決めることからはじめる。そして、夢を信じて諦めなければきっと夢はかなう!!」この思いを信じましょう!!!(余談ですが私もこの法則を早くしりたかったぁ)
だから、今回のことはすべては達成へのステップだと解釈しています。本人が本気で決めているので、すべておこることには意味があるステップだと解釈しています。大変なことを乗り越えることで大きく変わる!!また一歩夢へ進む!!着地点を決めている以上苦しみや悔しさすべてTatsukiにとって意味のあること!!今まで一回も目標達成から逃げたことはないのでどんな苦しみも喜びに変えて、成長すると思います。やっぱり思い切ってスペインにいかせてよかったぁ!!
日本に帰ってからは、めちゃめちゃ競争の激しい実力主義の容赦ない環境を準備してますよぉ!!みんな日本の未来のサッカーを強くするためにがんばろう!!!日本人は賢いんだからきっとできるさ!!
Tatsukiの横にいる女の子かわいいぃぃぃぃぃ!!!Tatsuもかわいいいいよぉ(^-^)
投稿情報: Tatsuki 母 | 2009/07/29 14:11
Tsubasapapaへ
結構サッカーに精通されている方なんですね。話があいそうですね。
コメントにある「日本のサッカー・・・」以降はまさに100%そのとおりです。
Koshiroのコーチーが歴史あるイタリアの方(セリエでプレー)なので普段の練習から日本人コーチとはアプローチが違います。見るところも発想もまったく違うのです。文字では伝えられませんが確かにサッカーの練習をしているんですよ。日本のそこいらのコーチの練習では、絶対サッカーは強くなりません。
そういう影響もあり、私自身海外のサッカーを自分なりに研究し足りないものを見つけ出し、技術、サッカーというものに対する考え方をKoshiroには伝えています。流れる血、本能から海外に変えないと海外の真似事はできても本質から強くなりません。(伝統からくる底力)
A代表クラスでも小手先の技術のアップでは似たようなことができるから勝てるのでは思えても、W杯など真剣勝負では太刀打ちできないままだと思います。実戦では弱い映画の中ではかっこよくて強いカンフースターにしかなれないんですよ。
私たちは子供を信じて残りの試合で進化してくれることに期待しましょう。
投稿情報: koshiropapa | 2009/07/29 14:12
uematsuさんtakajiさん tatsukiがお世話になっています。今日のtatsukiに関する内容を読み、tatsukiをスペイン留学にチャレンジさせて本当によかったと思いました。ご指摘のとおり、日本で通じているプレーが通じない現実を体験しているtatsuki本人、そして、tatsukiを通して、私自身が親として、少年サッカーの指導者として多くの学びを得ていて大変感謝しています。
例えば、昨日の写真でKYOSUKE君がスペインの選手につかまれ、まさにタックルを受けようとしているのを見て、日本との違いを感じました。日本でこのようなプレーをすれば、すぐに勝利のためには手段を選ばないチーム、選手とマイナスの評価を受け、審判から注意、または警告、最悪の場合、相手チーム指導者からのクレームなどがくる可能性だってあります。しかし、世界のサッカーは戦い。日本では、サッカーが戦いだという認識を得ることが難しいのかもしれません。tatsukiがサッカーは戦いなのだということを強く感じ、そして、その戦いに挑んでくれることを期待しています。残りの日々もよろしくお願いいたします。
Koshiropapaへ
熱いメッセージをありがとうございました。心にずしんと響きました。昨年の夏に初めてお会いして、お話ししたときから、サッカーに対する見識の高さがすごいと思っていましたが、さすがですね。親子共々、とても良い影響を受けていて感謝しています。また、じっくりお話をさせてもらいたいですね。九州にいらっしゃった時は、是非、声をかけてください。
それでは、まだ続く、日本の子どもたちの熱い挑戦の様子を楽しみにしています!
投稿情報: tatsuki 父 | 2009/07/29 16:09
Benjamin、負けてしまいましたか、悔し=!
Tecno Espanaはコンビネーションと攻守のバランスが良いのでしょうね。10番にしてやられた感じです。特に、前半は大勝の後ということで守備の意識が薄くなってしまい、そこを突かれた感じがしました。前半ディフェンスだったSORA、失敗して点を取られ、チームに迷惑をかけ、学ぶことが多かったはずです。
このチームとはもう一戦あるのかな?次は絶対勝ちましょう!!0.1秒先に気づいて動き出せる力を身につけて。
みなさんのコメントの熱さにこちらも熱くなってしまいました。親子で熱く語ることが夢を実現する近道なんだと思います。ウチでもそんな会話をもっとしていきたいです。
ふだんは大人しいSora papaです(親子でそんなでどうする!!)
投稿情報: Sora papa | 2009/07/29 23:37