9月6日
Hola!Muy buenas tardes!
今週1週間、熱、そして足首負傷で練習に参加することができなかったYUKI。
金曜日・土曜日のオフで回復し、今日は試合に挑みます。
朝からなんだか、そわそわしているYUKI。
今までもスペインで試合をしたことはありますが、エスパニョールのカンテラに混ざり試合をするのはこれが初めて。RYUYA、SHOKEIに
高司 「YUKIの様子はどうだった?」
と聞くと、
RYUYA「朝からトイレばっかり行ってたよ!」
と、かなり緊張してかたくなっている様子のYUKI。
ここで、別のグランドで試合を控えるRYUYAは植松とともに移動して、YUKIはチームメイトたちとアップに入ります。
今日は、試合のないSHOKEIとともに、YUKIの試合を見守りました。
エスパニョールのユニホーム背番号14を身にまとい、スタメンで登場します。
チームのメンバーとともに一列になって、手をたたきながら、プロ選手のようにピッチに登場します。
本日の対戦相手は、JOVENTUD VISBALENCA CF
前半キックオフ
YUKIは、3-1-2の左FWにポジションでスタートします。
前半から、怒涛の攻撃を仕掛けるエスパニョール・ベンハミン。
YUKIは左サイドでボールを受けると、ドリブルで縦へしかける動きを見せます。
一人かわして、左足でクロスをあげると、ボールはアウトにかかってポストをたたきます。またその直後、FWウリオールが放ったシュートをつめにGKに向かって走るYUKIでしたが、これもゴールにはならず。
その後、ペナルティエリアの外から左足でシュートを放ったビクトルのシュートがゴールに突き刺さります。なお、攻撃をしかけるエスパニョール。右サイドのウリオールが縦に突破ゴールライン深い位置からマイナス気味に早いクロスを上げると、中央フリーになったYUKIが左足でゴールに流し込みます。ゴーーーーール!!!
仲間と喜びあうYUKIにも笑顔が見られます。
この1点で少し緊張がほぐれたYUKIも左サイドから積極的にドリブルでしかけます。しかし、なかなかシュートチャンスを作り出すことができません。何度かチャンスをつかむものの、シュートミスを2度繰り返し、決定的なチャンスを外してしまいます。
その間にもゴールを重ね続けるエスパニョール。前半15分までに5点を取ります。
ここで、全メンバー交代。ここで登場したメンバーがエスパニョールの普段のスタートのメンバーです。夏にワールドカップでも登場したウリオールもこのチームでは、ベンチスタートというのが、エスパニョールでの現状です。
交代して入ったチームのエース、セルヒオ。ピッチに入ると、中央から巧みにドリブルで相手をかわすと、得意な左足で強烈なミドルシュート。強烈な上に、的確なシュートコントール力をもつセルヒオ。チームをさらに引っ張ります。
さらに1点を加えて、前半終了。7-0で前半を折り返します。
前半左サイドのFWとして、攻撃面では左サイドから何度か良いクロスもあげますが、ディフェンス面ではまだ激しさが足りないといった印象。また、ここ数日練習参加していなかったため、周りの選手よりも早く息が上がってしまいます。30分ハーフというゲームの中で60分通して動ききるという体力も必要になります。
後半キックオフ
YUKIは頭から左サイドバックとして出場します。
この数日間、サイドバックを起点として、攻撃を組み立てる練習をしていたエスパニョール。サイドバックは攻撃の起点としてもとても重要なポジションです。監督のダヴィも何度も練習の中で、サイドからの攻撃の形、ポジショニングの取り方を説明していました。練習を見学していたYUKI。どこまでこのポジションの役割を理解してプレーできるでしょうか。
積極的に左サイドからオーバーラップをしかけるYUKIですが、なかなか呼ぶ声がでません。攻撃参加する意思はあるのですが、コミュニケーションをとることができません。そのため、上がるタイミング、判断、マークの受け渡しにおいて遅れが出てしまいます。
しかしながら、本日のエスパニョール。攻撃・攻撃・攻撃。GKがボールを触る機会はまったくといってなかったので、この点に関して問題はさほど、表面化されませんでした。
さて、攻撃を続けるエスパニョール。全体的に目立ったのは、シュートの精度。相手GKの力も低いということはありましたが、シュートレンジに入ると全選手が積極的にゴールを狙っていきます。注目すべきは、枠を外さないというところ。
中心選手のセルヒオ。10番をつけるビクトルを中心に次々とゴールを量産していきます。
YUKIも左サイドから何度かチャンスと見ては、オーバーラップしシュートを放ちますが、枠をなかなかとらえることができません。
結局、本日のYUKIは全部でシュート8本を放ちます。ゴール1。枠に飛んだシュートは2本。枠を外したのは、5本という結果でした。試合後の本人のコメント
YUKI 「決定的な場面でシュートを決められなかったことが悔しい・・・。」
と、あるように、一つの課題としてYUKIの心ににとどまったのではないでしょうか?
結局、後半も点を重ねるエスパニョール。終わってみれば、18-0の大勝で終わりました。
試合後、監督のダヴィにコメントをもらうと、
ダヴィ「プレーはなかなかいいものも持っているけど、コミュニケーションに問題があるね。こっちが言っていることや仲間が伝えようとしていることが伝わらないのはやっぱり大きな問題だね。」
という評価でした。
その現実をYUKIに伝えると。こみ上げそうな涙をこらえるYUKIの姿が。
高司 「エスパニョールのメンバー、そして今日の相手は日本と比べてどうだった?」
YUKI 「相手は大したことなかった。でも、やっぱりエスパニョールの選手は日本の選手と比べてもうまい。」
その選手に割ってメンバー入りするためには、普段の練習からの猛アピールとその結果としてアピールする場である試合で活躍が必要となります。そういう意味では、今週、1週間練習に参加できなかったこと。そして、ゲームでは、おとなしいプレーだった部分から、まずは改善することが必要となるでしょう。
残された2週間で結果を出せるように「YUKIの変化」を期待したいと思います。
それでは、また次回お楽しみに!
Hasta pronto! Buenas noches!
By Yuya Takaji
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