10月20日(火)
この日はエスパニョールスクールです。
Jorge Mena監督率いるチームでトレーニング。
ここでは、狭いエリアでの3対3のミニゲーム、パス&ゴーでの、トラップ、パスの正確なプレー、そしてロンド(ボール回し)などのトレーニングが行われました。そして最後は8vs8のミニゲームで締めくくりました。
この日は、絶対に外したくない用事があったので、30分早く練習を切り上げたALLEN。
そうです!憧れのカンプノウでバルサの試合を初観戦です!
この日は20時45分キックオフのチャンピオンズリーグ、バルサvsルビン・カザン(ロシア)の対決がALLENを待ち受けていました。
身の毛の奮い立つような試合前のチャンピオンズリーグのテーマソング。ヨーロッパナンバー1の収容人数を誇る、50年以上の伝統を誇る巨大釜、カンプノウ。そして、目の前を疾走するバルサの選手達。
ALLEN「メッシ、うまっ!」
と目の前で繰り広げられているフットボールを流石にクールなALLENも驚嘆の眼差しで見入っている様子でした。
試合は圧倒的にバルサが押し込むものの、粘り強い守りと、2度のチャンスを見事ゴールに結びつけたルビン・カザンがまさかの1-2の勝利、バルサは今シーズン、公式戦初黒星を喫してしまいました。
10月20日(火)
この日の昼には初の単独行動。同じ寮のRYUYAを連れて、徒歩20分圏内にあるサグラダ・ファミリアまで歩いて行って来たようです。
そして夕方はコルネヤのカデテCの練習です。
昨夜の興奮が覚めやらぬのか、コルネヤの緑の練習着ではなく、エスパニョールの白の練習着を持って来てしまったALLEN。相変わらずの大物ぶりを発揮しています。
まぁ、そこは細かい事を気にしないラテンの国スペイン。そんな事を気にも留めず、監督のフアンマはALLENと握手していました。
この日はパスワークから最後はシュートまで持って行くパターンを色んな役割を順番にこなして行く練習。ローテーションの順番や、メニューのポイントを理解し切れなかったのか、やや戸惑いを見せるALLEN。そこはフォローを入れ、何とか対応して行きました。ここでの練習は実にテキパキとした良い練習で、1994年生まれのコルネヤの2軍とは言え、カデテCのレベルの高さを感じました。ALLENは、シュート、一対一などのメニューでは、一杯一杯の様子でした。
長い手足としなやかさ、そしてトップスピードに入った時にポテンシャルを感じるALLEN。しかし、こちらの同年代の青年達と比べると、激しさ、戦う姿勢、パワー、戦術眼、体の使い方、コンスタントな集中力等に物足りなさを感じます。
素材は悪くない為、本人のやる気と鍛え方次第では面白い選手になり得るだけに、少々もったいない気がしました。
もし今後、フットボールを真剣に追求するなら、今回の“体感”を是非活かしてもらいたいところです。
by Keita Uematsu
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