4月19~30日
さぁ、RENのバルセロナの冒険も半分を切りました。
とは言え、まだまだ内容は盛り沢山!
19日(日)にはモンジュイックでエスパニョールvsラシン・サンタンデール戦を観戦、ポストプレーの名手イヴァン・アロンソの値千金のゴールでエスパニョールが1-0の勝利を収めました。RENがバルセロナに来た頃はリーガ20位に低迷し、2部降格の危機に陥っていたエスパニョールですが、まだまだ分かりません!
22日(水)には週の中日ながらもリーガ第32節、バルサvsセビージャの好カードがカンプノウで行われました。ここでは、イニエスタのスーパーゴールなどでバルサが4-0と強豪を圧倒しました。RENも大好きなイニエスタの活躍に大喜びです!
26日(日)にはモンジュイックで再びエスパニョールvsベティスの試合を観戦、ルイス・ガルシアとロマンのゴールでエスパニョールが降格争いの直接のライバル、ベティスを下しました。
これで、モンジュイックでRENが見た試合は3戦全勝です!今シーズン、33試合を戦って僅かに8勝しかしていない中、RENは3勝を目の当たりにした訳です!奇しくも、RENがバルセロナに来てからの5試合を4勝1分と絶好調と言っていい成績を上げたエスパニョールは、遂に降格圏内を脱出し、16位まで順位を上げました。まだまだ予断は許しませんが、一時期の絶望的な雰囲気が嘘のような快進撃です!
そして、締めくくりは28日(火)のチャンピオンズリーグ準決勝、カンプノウでのバルサvsチェルシー戦観戦です!RENは本当に良い時期にバルセロナに来たものです。本来なら新6年生として、新学期が始まっている時期ですが、学校側の寛大な理解と、RENの強い意志、そして、しっかりと新6年生の教科書をバルセロナまで持参した意気込みが、今回の遠征を実現しました。そうそう、快く送り出してくれた所属しているクラブチーム(某J1の下部組織)にも感謝、感謝ですね。
そして、平日はエスパニョールのカンテラやスクールの練習に汗を流しました。
20日からの1週間はAlevinAがカタール遠征に行ってしまったので、この週は1つ年下のAlevinBに参加しました。
「年下だけど、皆上手い。」と感心するREN。いやいや、君も頑張れ!
25日(日)には2度目のスクールリーグに参加しました。
この日は3試合に参加させてもらえました。
そして、またまた僕と賭けをしました。前回は2勝2敗のドロー。今日が決着を付ける時です。
9:00から始まったZamoraチームに参加しての第一試合は、接戦でしたが、3-4で敗れてしまいました。RENは1本シュートを枠から外し、一方で1アシストを決めました。しかし、試合に負けた為-3で賭けはRENの1敗です。
9:50からの第二試合。RENはRodillaチームに参加しました。この試合も拮抗した展開の中、両チーム共に点を取り合う好ゲーム。RENも1本シュートを外した後、リードを奪う2点目のゴールを決めました。試合は4-3でRodillaチームの勝利、賭けポイントを余裕の+7としたRENは、これで1勝1敗です。決着は、第三試合にもつれ込みました。
10:40からの第三試合、RENはVicenteチームに参加しました。試合はこちらも一進一退の互角の戦い。そんな中、RENが連続で決定機を掴むも、3本連続でシュートを枠に外し、チームを助ける事が出来ません。しかし、自らで駄目ならと、終盤に仲間の勝ち越しゴールをアシストすると、更に駄目押しとなるゴールもRENのアシストから生まれ、試合は3-1で勝利、この試合の賭けポイントも+3と、RENが勝利をものにしました。
それから、バルセロナ市内の色んな所に行きました。
サグダラ・ファミリア、グエル公園、バルサのカンテラの試合を見に、郊外のバルサ・シウダード・デポルティーバにも行きました。そこでは、同年代のバルサの選手達の戦いぶりを目の当たりにする事が出来ました。
また、最後は改めてカンプノウを訪れ、「いつかここでプレーしたいなぁ」と夢を言葉にしていました。
さぁ、長いようで短かったRENの冒険も、いよいよ終わりが近づいて来ました。
ある日突然、「スペインでサッカーがしたい」と言い出したREN。そして、この言葉が本気であると確信し、それを叶える為に動いてくれた家族。
長年貯めたお年玉やお小遣いをこんな形で使うことを選んだRENに感涙したおばあちゃん。
おばあちゃん、RENはこの1ヶ月で多くの事を学び、成長したと思いますよ。
積極的にスペイン語を覚え、エスパニョール寮や練習で周囲の人達とコミュニケーションを図っていたREN。
日本では学校が始まる時期に来た為、少しでも勉強で遅れを取らないように、午前中は持って来た新6年生の教科書で自主勉強に励んだREN。
そんな自らの意思で、しっかりと地に足付いた形で今回の遠征を実現させたREN。
僕はRENを見ていて、日本の少年もなかなかやるなぁと、感心させられました。
とても尊敬出来る少年だと思いました。
そんなRENは、きっとこの1ヶ月で感じ、学び取った事を今後に活かすことが出来るだろうと確信しています。
最後に、RENの以下の感想を記して、彼の冒険を締めくくりたいと思います。
【この1ヶ月で辛かった事ベスト3】
1位:怪我で1日カンテラの練習が出来なかった事
2位:エスパニョールのカンテラが皆上手く、強く、それに対して何も出来なかった自分
3位:プラン・マルセの小遠征で、言葉が通じず、大変だった事(でも楽しかった)
【この1ヶ月で食べた美味しいものベスト5】
1位:日本食レストランWASABIのうどん
2位:エスパニョール寮のチェリーが作ったスープパスタ
3位:生ハムのボカディージョ
4位:アロス・ネグロ(イカ墨のパエリャ)
5位:シーフード・パエリャ
【この1ヶ月での思い出ベスト5】
1位:レベルの高い中でやれたエスパニョールのカンテラ
2位:バルセロナに来て初めての緊張の中での練習(バルサ・スクールにて)
3位:プラン・マルセでのフットボールに接した濃密な1週間
4位:カンプノウで見たチャンピオンズリーグ(特に対バイエルン・ミュンヘン戦)
5位:モンジュイックスタジアムで見たエスパニョールが全て勝った事(3戦全勝)
今後のRENの活躍を祈ります。
また会おう!
hasta la proxima !
by Keita Uematsu