さぁ、3週間に渡るRYUの挑戦。今週は、2週目に突入です。
先週の木曜日、エスパニョールのカンテラ、同じ年の2001年生まれのBenjaminBの練習に初めて参加したRYUは、その異次元空間に、かなりショックを受けていた様子でした。
しかし、週が明け、心機一転。今週の2回の練習で、どこまで彼等に近づけるかがポイントでした。
RYUの強みは、取り敢えず、チームに違和感無く溶け込んでいる事です。
父「言われたこと分からなくても、ボーとしていないで、取り敢えずにこやかにして頷いておけ」の指示を実行し、周囲共上手く溶け込んでいる様子です。まだ8歳。同学年のスペイン人達も、好奇心の眼差しでRYUにちょっかいを出して来ます。チームの中で早くも広まっている日本語が、「こんに~ち~わ~」。私が彼等に「こんにちわ~」と言うと、大きな声で、「こんに~ち~わ~!!!」と返って来ます。
さて、カンテラの練習では、前半の30分はウォーミングアップと一対一の練習、真ん中の30分はパスやシュートを組み合わせたちょっと複雑なコンビネーションプレー。そして、最後がゲーム形式のトレーニングです。
RYUは前半の一対一では、小さい体を懸命に動かし、挑むのですが、なかなか勝つことが出来ません。真ん中のコンビネーションプレーでは、飲み込みの速さを活かして、集中して取り組んでいます。そして、最後のゲーム形式では、パスワークでは無難な捌きを見せています。あとは、球際。ルーズボールになった時に、どうしてもフィジカルの差を突かれてしまうので、体をもっと張って、もっと身体全体を活かす必要があるでしょう。
それでも、懸命に食らい付く姿は好感が持てます。諦めずに挑んで行けば、必ずや道は開けるはずです。
by Keita Uematsu
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