3月10日(水)
さぁ、いよいよ今日の午前には今遠征のハイライト、あの中村俊輔選手が所属していたRCDエスパニョールのセカンドチーム、エスパニョールBとの親善試合です。同チームはリーガエスパニョーラのセグンダB(3部リーグ)に所属しており、今回戦う相手の中では一番の格上ということになります。
対戦相手の中には、エスパニョールキャンプの臨時コーチとして同じみの、弱冠17歳、そして、先日リーガ1部リーグにトップチームデビューしたジョルディ・アマットも後半から出場予定です。
舞台は、エスパニョールのスクールからトップチームまでが練習する天然芝2面、人工芝2面、7人制フットボールコート1面を有するシウダード・デポルティーバ(スポーツタウン)にて行われました。
明治大のスタメンは、、、
GK:TAKAGI
DF:SHIKANO、YOSHIDA、MARUYAMA、HINO
MF:TANAKA(K)、MITA、KOBAYASHI(裕)、YAMADA
FW:YAMAMOTO、KUBO
の布陣で臨みます。
立ち上がり、テクニックのある7番を起点に巧みなパスワークを披露するエスパニョール。また、明治大が持つと、素早くプレスを掛け、思うようにプレーをさせてくれません。明治大の選手達も、エスパニョールという名前に少々緊張気味な様子で、思いっきりの良さが立ち上がりは見られません。
三浦コーチからは、「もっと落ち着け!いつものプレーをすれば十分通用するから。びびるな!!!」と激が飛びます。
明治大は得意とする素早いパス交換でペースを掴もうとしますが、なかなか良い形にすることが出来ません。そんな中、エスパニョールは中央から左のスペースへ巧みなボール捌きで展開すると、最後は左サイドを駆け上がったウイングの選手からの高速グラウンダーのセンターリングを中へ詰めて来た選手に綺麗に左足で合わされ、あっさりと先制点を奪われてしまいます。
しかし、明治大もここから、萎縮するどころか、逆に吹っ切れた様子で、徐々にプレーに重たさが取れ、いつものリズムを掴み始めます。持ち味の走力とカバーリング、そして素早いパスワークで相手を押し込むと、混戦の中から11番のKUBOが押し込み、同点ゴールを掴み取ります。
その後は一進一退の緊迫した攻防が続きます。
前半は、お互いにその後、決定機が無いままに終了。
後半に入ると、エスパニョールはユースのメンバーも交え、メンバーをがらりと変えて来ます。
がちんこで臨む構えの明治大は、メンバーそのままで挑みます。
序盤は、体が温まっている明治大が攻勢に出、相手を押し込むものの、エスパニョールも隙を与えず、効果的な得点チャンスを許しません。
逆に、徐々にリズムを掴んで来たエスパニョールが、明治大陣内に進入し始めます。
すると、左サイドからの崩しから、最後は相手のMFに押し込まれ、勝ち越し点を許してしまいます。
諦めず、トライする明治。試合は白熱した攻防が繰り返されますが、明治はなかなか相手を脅かすチャンスを掴む事が出来ません。
刻々と過ぎて行く時間。
すると、左サイドを起点に10番のYAMADA、7番のKOBAYASHI、11番のKUBOが絡んで最後は中央の9番YAMAMOTOが押し込み、遂に明治大が同点に追いつきます。
さらに、このまま試合終了かと思いきや、9番YAMAMOTOが左からのクロスボールを相手のDFジョルディが被って後ろに逸らした所を巧みなトラップから、シュート!これが見事に決まり、明治が逆転に成功します。
そして試合終了!明治大、見事にエスパニョールBから2-3で勝利をもぎ取りました!
天皇杯でJ2、J1のチームを破り、そしてインカレを制した先シーズンのメンバーが殆ど残り、今シーズン、三冠の目標を掲げる明治大。その目標へ向け、自信を掴む勝利を手にする事に成功しました!!!
by Keita Uematsu
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