この日、BenjaminAは、日曜日のバルサのBenjaminAとのバルセロナダービーに向けて、最後の調整を行いました。そこでは、相手のゴールキックからの展開の際に、チームとしてどのようにプレッシャーを掛けて行くか、そのポジショニングを細かく確認していました。最初は4分の3のコートでその練習を行った後、残りの多くの時間、7vs8(1人多い為)のフルコートでのゲームトレーニングが行われました。
そこでは、日曜日の試合に先発出場するであろう、GKオリベル、DFジョアン、アルティ、ブルーノ、MFミゲル、そして2トップにセルヒオとダニが布陣を取ります。一方、もう一方のチームは、GKセルジ(仮名)、DFが右からビクトル、KOSHIRO、マルコ、MFがウリオール、マヌ、YUKI、そして、1トップにトニが入ります。
本来はマヌの位置が本職のKOSHIRO。しかし、重要な試合を前に、彼は、不足しているポジションを任される事に。不慣れなポジションに戸惑うと思われたKOSHIRO。しかし、人数が一人多い事もあり、ビルドアップの際には、落ち着いて、持ち味の球捌きで無難なプレーを展開します。味方がボールを展開して行くと、知らず知らずのうちにマヌの位置と重なるように上がって行ってしまい、カウンターの際に相手をフリーにしてしまう点は最初のご愛嬌です(笑)。
一方、セルヒオとダニに鋭くプレスを掛けられると、たちまち困る場面も。また、マークしているFWへのパスを前に出てパスカットしたり、空中のボールをヘディング競ると言った、センターバックの職務をまっとうする事は出来ず、ビクトルから、「KOSHIRO!!!」と散々怒られていました。
一方、左サイドの本職の位置に入ったYUKI。マルコやトニと共に、左サイドで果敢にチャンスメークします。まだまだ及第点とは言えないものの、徐々に声も出すようになり、「マヌ!」「マルコ!」と名前でパスを引き出そうとしています。また、プレー面では、相手のボールを奪おうとスライディングをかましたり、球際でも激しく行くシーンが見られ、以前にスペインに来た時よりも、随分と良くなった彼の闘う姿勢が見られたのは好材料です。
終盤、疲れが見え始めた選手に対し、DAVID監督はいつもの”残業”を行わず、20時きっかりに練習を切り上げ、ダービーに備えてしました。
日曜日は、皆でバルサのホームで行われるダービーを応援に行きます。
普段、トップチームは圧倒的にバルサを応援しているサムライ少年達も、日曜日はペリーコ(エスパニョールファンの愛称)に変身するはずです。
by Keita Uematsu
tt
大事な試合の前に、仮想バルサの3番になれず、ダッヴィ監督にもうしわけなかったですね。出発前、「センターバックならチャンスあるかもよ。練習していってセントラルでエスパニョールに挑戦してみるか?」と尋ねたところ「絶対嫌だよ」と言っていました。やっぱり練習していけば良かった。
日本でも、極たまに、お遊び試合にかぎりセンターバックをやるときがありますが、ベッケンバウアーを思わすオーバーラップばかりです。キーパーのときでさえピッチの真ん中に君臨してきました。「点取ればいいんでしょ」が言い分です。
職務を全うしようとした場合は展開はできても、最終ラインという意識が強くなるためインターセプトや競り合いで前にでる勇気がもてないのでしょう。日本ではコーチから「最終ラインを任せると危ないねえ。DFセンスは・・・・」と確実に言われます。
でも、最終ラインのセンターは、チームで一番強くて責任感のあるやつがやるポジション。その意識をもって勇敢に最強2トップを戦ってほしかったです。
今回よい経験ができたという点で父としては、よろこんでいます。(本人は攻撃できなくて絶対ストレスだったと思うけど)
Koshiroの好きなポジションをやっている子は5、8番の子ですか?
彼らに挑戦してベンハミンAのデラペーニャ、ルイスガルシアになれるかな。
それとも、NAKAMURAで終わるのかな。
週末は、いい試合をみるチャンス。間違いなくKoshiroに変化をもたらしてくれる試合観戦になるはずです。がんばれ エスパニョール!!
投稿情報: koshiro papa | 2010/04/23 22:17
tt
今まで明確にポジションを決められて試合をしたことは無いKoshiro。
いろんな人に「ポジションは?」と聞かれていつも「真ん中」と答えていました。そんな感覚でサッカーやっています。いつも自由にやっている姿をみれば皆さんも納得ですよね。(笑)
組織的に練習したことのなかったKoshiroですが、今回の「最終ライン」の真ん中での経験で、肉体的逞しさと同じように精神的逞しさが勝負を左右するということを感じ取ってくれたでしょうか。
1個のボールを奪い取るためにそしてゴールにつなげるために、各ポジションに役割が存在し誰にも頼らず自ら勇気をもってプレーすることの大切さを今後にいかしてほしいです。
何日か前に新境地を開いた?ヘディングは不発でしたか。(泣)
手遅れかもしれませんが最後まで、コーチににらみをきかせて「うるせえ」って言い返さないこと、または「ポジション変えて」と詰め寄ることがないことを祈っています。交代や起用に関してCLセミファイナルのロッペンなみの爆発をするときがあるから大変なやつです。
投稿情報: koshiro papa | 2010/04/24 04:46