Hola ! ¡ Qué tal !
¡ Espero que os vaya todo bien !
先週末に悔しい親善試合招集外を通達されたYUTO。更に、新たな週に入っても、彼はなかなか自分のプレーをアピールする事が出来ません。退路を断って飛び込んだ世界。言葉の分からない環境。そんな周囲を取り囲む環境の激変の中、彼は戸惑いを感じているのかもしれません。
朝早く起きて、7時前には「サムライ少年の家」を出て、一人、地下鉄に乗り、サン・クガット市になる日本人学校行きのバス停に向かうYUTO。
苦境の中、彼の孤高の挑戦が続きます。
しかし、今週半ばにして、非常な通達が。SHOUKEIの属するInfantil C でのトライアウトを打ち切る通達が来てしまったのです。
悔し涙を見せるYUTO。
しかし、その翌日、思わぬ朗報が!
コルネヤ幹部 「YUTOは、Infantil E (コルネヤの1997年生まれの3軍)でプレーする事が決定した。」との連絡が。4軍入りも覚悟していたYUTOにとって、寝耳に水の状態。
が、彼の胸の内は、11日の土曜日に行われたInfantil G との親善試合で明らかになりました。
これまでとは打って変わり、走る!走る!走る!ピッチを疾走するYUTOの姿が。そして、そのスピードが速い!速い!
目を疑う程、そこには活き活きとしたYUTOの姿があったのです。ひょんな形で自分の居場所が確定され、「スペインで長期で挑戦したい!」と言う目標の為の土台が固まった安心感からか、ふっきれたように躍動感溢れる彼の姿が、そこにはあったのです!
「YUTO、持ってんじゃん!」
「YUTO、速っ!」
「YUTO、上手っ!」
応援に駆け付けたサムライ少年達は、口々に驚嘆の声を上げています。
そして、圧巻は前半20分、4‐2‐3‐1のトップ下の位置でスタメン出場したYUTOが、スルーパスに2列目から飛び出し、俊足を活かして突進。そして、食い下がる相手ディフェンダーの厳しいチャージにも崩れる事無く、シュートを叩き込み、記念すべき、コルネヤでの第一号を手に入れます!
「YUTO、ナイッシュー!!!」
スタンドから、サムライ少年達の怒涛の声援が飛びだします。
これに気を良くしたYUTO。その後も、チームの攻撃の軸として、良い働きを連発します。
とにかく、スピードを活かし、そして運動量を活かし、躍動するYUTOの姿がありました。
“ YUTO、持ってんじゃん! 何故それをこれまで見せなかった!?”
「自分でも分かりません。」
“ 良かったよ、今日のYUTO!”
「ありがとうございます!」
“ このチームのエースになれ!そして、来シーズンは2軍以上の座を掴め!”
「はい!頑張ります!」
数日前とは打って変わって、明るい、そしてすっきりとした表情を浮かべるYUTO。
どうやら、ようやくYUTOはスタートを切ったようです。
by Keita Uematsu
この勢いでがんばれ。
もうあとはよくなるだけだぞ。
投稿情報: koshiro papa | 2010/09/13 00:13