Hola ! Muy buenos dias !!!
この日、朝の8時45分にキックオフを迎えたのはGAKU。クラブの方針により、今シーズンの序盤はAlevin E が主戦場となります。既に木曜日の練習で顔を合わせ、「やっぱり1軍よりレベルが低いっす」とぼやいていたGAKU。3軍となるAlevin E の中で、彼がどのようなプレーを発揮するのかを注目してみました。
前半はベンチスタートとなったGAKU。先発には、先シーズン、RYUYAが共に戦ったメンバーがずらりと顔を揃えます。GKアドリー、DFにアレックスとセノウ、MFにビクトル、アーレン、エドゥ、そしてFWにアルベルトです。
誰が2軍に上がり、誰が3軍になるのかと言う決定で、悔しい思いをした彼ら。フットボール11と7と言う違いこそあれ、先シーズンよりも、随分と大人びたフットボールをするようになっていました。
ビクトルのゴールなどによって、ホームにMartorellを迎え、3‐0とリードしたコルネヤ。
2ndレグの15分でGAKUの登場です。
2‐3‐1の右MFに入ったGAKU。中央には、何とAlevin B 所属のウリオールがいます。そして、左MFもAlevin B のマヌ。2000年生まれの2人が加勢しています。
Alevin A では無理をせず、シンプルに洗練されたプレーを繰り出していたGAKU。しかし、この日の序盤は、やや自分で持ち過ぎる場面が。味方とのパスも意図が合わず、ずれて通りません。なかなか上手くいかない中、右のスペースに走り込んでもらおうと動き出すGAKU。しかし、味方からのパスは後方にずれてしまいます。いけないのはその後。そのボールは、ミスではあるものの、威力が弱かった為、直ぐにターンして戻れば、追い付いたボール。しかし、GAKUはもらいたい場所に来なかった事に嘆くアクションを示すばかりで、そのボールをみすみす相手に渡してしまいます。
このプレーに怒ったのが監督のアレックス。「GAKU!!!お前のボールだ!追いかけろ!!!」
試合前、彼のモチベーションが気になり、
“GAKU。レベルは落ちるかもしれないが、Alevin E も直ぐ下の2部リーグを戦うチームだ。油断したらやられるぞ。とにかく、上でやりたかったら、ここで全力でGAKUを出し切って、強烈にアピールしろ!下のレベルに合わせてしまうのか、そこでとことん目立った仕事が出来るのか。クラブはそこを見ているからな。どんな相手にも、全力で襲い掛かれ!”
と言葉を掛けました。彼の中で、Alevin A に合格と言われながらも、主戦場がまずはAlevin E となってしまうことに、どれほど納得し、目の前の舞台に集中出来るかがポイントでした。
そして、立ち上がり、ややその嫌な予感がそのまま表れた形となってしまいました。
今のGAKUには、どんな相手にも全力で立ち向かう獅子になる必要があるのです。
しかし、GAKUはそこではっと気付いたのか、徐々に本来の自分を取り戻して行きます。
自陣では無理をせず、シンプルに最適な選択肢を見つけ出し、チームにリズムをもたらして行きます。
そこに、年下とは言え、先シーズンはエスパニョールでプレーしたウリオール等が上手く絡むようになって行きます。
すると、右サイドでボールを受けたGAKUは、中に切れ込んで左足でシュート!
これが、見事に決まり、GAKU、Alevin E でのデビュー戦で早くも名刺代わりの一発を披露します。
夏のワールドカップ・アカデミーではセンターバックを務め、コルネヤのAlevin A では2トップの一角を務め、そしてここでは、サイドのMFをこなすGAKU。フットボール7なら、GK以外、どこでもやれるスーパーポリバレンテぶりを発揮します。サイドでは、足元でもらう時、裏でもらう時、サイドで開いてもらう時、また、マークがサイドに張り付いているとみるや、中に入って空いているスペースでもらう時と、的確なポジショニングでデスマルケ(相手マークを外す動き)を繰り出し、ボールを持ってからは、ドリブル、パス、シュートと次々と自分のプレーを発揮して行きます。また、ルーズボールでの競り合いでも、ボールの奪い合いで負けません。
そんな中、右サイドを縦に突破して、逆サイドに右足できっちりとゴールを決め、GAKU、2点目をゲットします!
3レグ目は再びベンチに下がり、そしてラストの4レグ目に再び姿を現したGAKU。
2レグの後半と同様のプレーを繰り出し、思いをふっ切ったかのように、ハツラツとプレーするGAKUの姿がありました。
しかし、右サイドでのチャンス、同じような位置からの45度のシュートをいずれも逆サイドの枠外へ外してしまいます。
GAKU「あんなに同じ位置から何度も外したのは初めて。」と試合後に悔しがったGAKU。
それでも、試合終了間際に、やはり同じような位置からチャンスを掴むと、今度こそとばかりに豪快にゴール左隅に打ち込み、ハットトリック。試合は終わってみれば14-2と、コルネヤの大勝に終わりました。
GAKU「Aに上がる為には、今日はダブルハットを決めなきゃ駄目。」と感想を述べた彼。
今の彼には、与えられた場所で、必死にアピールを続けるしかありません。
by Keita Uematsu
リラックスして賢いプレーだけでなく、思い切ったプレーもぼちぼちいきましょうか。
投稿情報: koshiro papa | 2010/09/26 16:42