作陽の皆へ
無事に日本へ到着したようで、何よりです。今回の遠征では、特にAチームには、ハードな相手ばかりを並べてしまいました。しかし、その内の2試合は、同年代。決して、“やり過ぎ”とも思っていません。
佐々木コーチや松本コーチは、「これぐらい、一度、ぐちゃぐちゃに壊れるぐらいで、むしろ良かった。」と仰っていましたが、選手達にとっては、今までのサッカー感が崩れる程の衝撃だったと想像します。これだけの完敗が、しかも4試合、4日間続くと言う経験は、作陽の皆の中で今まで無かった体験だったと思う。
でも、これこそが、スペイン遠征の意味だと思う。態々何十時間も掛けて、そこで、フットボールの本場スペインのトップクラスの同年代や、セミプロレベルと対戦し、“スペインフットボール”の衝撃を体感出来た事は、他ではなかなか経験出来ない、貴重な体験だったと思う。
今は、悔しさやショックで一杯かもしれないけど、世界はあそこまで行ってしまっているのも事実。今の自分のポテンシャルを、もっとフルに発揮して行かなければ、荒くれ者が揃う世界には辿り着けない。その事を、肌で体感出来た君達。これを活かすも、活かさないも、君達次第だ。
この“衝撃”を乗り越え、新たなステップに登り詰める為に立ち上がり、努力し、是非、レベルアップを遂げて欲しい。
皆の今後の活躍に期待しています。
植松慶太
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