一夜明けたこの日、午前中は、近くの公園(フットサルコート)で、「時差ボケ解消トレーニング」を行いました。ギラギラの陽光が照り付ける中、少年達は、元気にボールを追いかけました。
ロンド(鳥かご)、4vs4のボールポゼション(途中から、難易度を下げる為、3vs3+フリーマン2人に変更)などを行いました。ロンドでは、外6人、中2人で、ワンもしくはツータッチで回す外側の人に10回パスを回されたら、“罰ゲーム貯金1”とし、また、ボールポゼションでも同様の罰ゲームポイントが加算されて行きました。少年達は、何とか“罰ゲームポイント”を貯めないように、暑いながらも、なかなかの白熱と緊張感の中で、プレーしていました。そして、罰ゲームでは、ポイントの数だけ、他の少年にPKを蹴ってもらい、そのキーパーを務めるとトレーニングが行われました。また、蹴る方は、ゴールが決まれば自分の“罰ゲームポイント”が減らせる為、ここでも、白熱したバトルが展開されました。GKで際立ったセービングを見せていたのがITSUKI。これは入ると言うシュートを、幾度となくファインセーブで防いでいました。
ちなみに、“罰ゲーム貯金”を最も多く被ってしまったのはRYUGEN。やはり、12時間(半日)の時差の影響か、この日の夕飯でも最も強烈な睡魔と闘っていたのは、彼でした。
一方、バルセロナ在住のKOSHIROは時差のハンディが無いだけに、最も存在感あるプレーぶりを見せていました。
さぁ、そして最後はゲームです。7人の少年と私、UEMATSU、そして、たまたまそこに居合わせたスペイン人少年ディエゴと、そのとうちゃん。大人がそれぞれGKに入る形で、5vs5のミニゲームが行われました。チームは、SHUN、SHOKI、RYUGEN、ディエゴ、ディエゴ父の“スペイン”チームと、RYUSEI、KOSHIRO、ITSUKI、TAKUKI、UEMATSUの“アルゼンチン”チームの組み合わせで、5点マッチを2本、行いました。
なかなか白熱したゲームは、いずれも、アルゼンチンチームが勝利!KOSHIROが中盤で攻撃に存在感を見せると、トップに入ったRYUSEIがそこに良い形で何度も絡み、ゴールを量産。守備では、ITSUKIが相手の要所を潰す気の利いたプレーを連発。仕事人ぶりを発揮していました。一方、ボールを持つと、的確にボールを繋いでいたTAKUKI。やや守備の切り替えの際の相手への寄せに甘さがあるものの、徐々に、場の空気に押されるように、チームの中にフィットして行きました。
一方、スペインチームは、SHUN、SHOKIの年上コンビを中心に、トップに入ったRYUGENとで攻撃を組み立てようとするも、名GK!?の固い守りもあり、なかなかチャンスをものにする事が出来ませんでした。
そうして、たっぷりと汗をかいた少年達は、「サムライ少年の家」に戻り、シャワーを浴び、昼食を取り、いざ、エスパニョール・キャンプ地、バニョラス市へ向かいました。車でおよそ1時間半、バルセロナ市から北北東へ移動した、湖の畔にある町です。
キャンプ地に着くと、早速、今回のキャンプで着用するシャツやパンツが支給され、その後は夕食まで、プールで遊ぶことが出来ました。
そして、夕食の時間には、今回のキャンプに参加するメンバー50名の内、遠方から来た宿泊組25名がずらりと揃いました。そのメンバーを見て驚きです。スペインの少年達の半分以上が、エスパニョールやバルサのカンテラ(下部組織)の選手達なのです。1999年生まれのスペイン全国大会優勝のエスパニョールのメンバー、エスパニョールから先シーズン、バルサへ移籍した腕白少年セルヒオなどなど、強者ばかり!!!
果たして、このメンバーの中で、我らがサムライ少年達は、どのようなプレーをし、どのようなキャンプを体感する事になるのでしょうか!?
楽しみになって来ました!!!
Hola!暑い中サムライ少年みんな元気そうでなによりです。
ついにエスパキャンプ始まりましたね。
スペインの強力メンバー相手にサムライ少年はどんなプレーをするのか
こちらも今からワクワクしています。明日が楽しみです。
投稿情報: itsukity | 2011/07/12 22:26