2000年生まれのコルネヤの1軍、Alevin Aに昇格したYUKIとKOSHIRO。2人にとっての、新たな挑戦が始まりました。今週は、3日間の大会に出場です。テラッサと言う、バルセロナの北西にある町で行われた大会には、Alevin(10~11歳)、Infantil(12~13歳)、Cadete(14~15歳)、Juvenil(16~18歳)の各カテゴリーが集結し、そこには、FCバルセロナ、エスパニョール、サラゴサ等のビッグネームも何を連ねています。
Alevinカテゴリーは、8チームが集結し、2人のコルネヤが入ったブロックには、Natacio Terrassa、San Gabriel、そして、Espanyolが入っています。ここで総当たりのグループリーグを行い、上位2チームが、もう一方のグループの上位2チームと準決勝、そして決勝を戦う事になります。
昨日の初日は、コルネヤが地元のNatacio Terrassaを5-0で破り、続く強豪San Garbielも2-1で下しました。
そして、この日、優勝候補のエスパニョールと対決です。
2000年生まれのエスパニョールは、YUKIもKOSHIROも良く練習参加したチーム。しかし、この日登場したチームの顔ぶれは、知っている顔はミゲル、ダニ、ブルーノぐらいで、後は皆、新しいメンバーばかり。聞けば、バルサに移籍して行ったり、解雇されたりと、相当の移動があったようです。少年世代にして、トップレベルのクラブでは、出入りが激しい、厳しい世界なのが、ここスペインです。
さて、試合は自力に勝るエスパニョールが、猛攻を繰り出す形でスタートします。3-1-2の布陣で臨んだコルネヤ。KOSHIROは、2トップながら、シャドウ気味に、1.5列目で左右に自由にポジションを移動します。コルネヤは、GKの再三再四に渡るファインプレーによって、何とか失点だけは免れます。すると、徐々にペースを掴み始めるコルネヤ。次第にエスパニョール陣内に割って入って行きます。
前半20分も半分以上を過ぎた頃、先制点がエスパニョールに入ります。右からのコーナーキックを、ファーサイドで待ち受けていたミゲルがヘッドで叩きこみます。それまで、集中力高く、粘り強く守っていただけに、コーナーキックの守備では、一瞬の隙を突かれた形となりました。が、そこを逃さなかったのは、流石エスパニョールと言った感じです。
何とか反撃に転じたいコルネヤ。すると、お返しとばかりに得たコーナーキックにて、ファーサイドの位置で待ち受けたKOSHIROがインサイドで合わせるようにボレーシュート!
これが、見事に決まり、コルネヤが1-1の同点に追い付きます。
喜ぶKOSHIRO、コルネヤの仲間達。コルネヤの父兄達、そして、何よりも大興奮ぶりを露わにしていたのは、KOSHIRO父でした(笑)。
前半はそのまま1-1で終了。
後半からは、YUKIの登場です。3-1-2の左サイドバックに入ったYUKI。持ち味のスピードを活かした縦の突破から、チャンスメイクします。そして、右からのコーナーキックのキッカーを任されるYUKIからの展開で、こぼれ球を拾ったYUKIが、中央へパスを送り込むと、これを味方の選手が豪快に蹴り込み、コルネヤ、2-1と逆転に成功します!勝ち越しのアシストを決めたYUKIも、ガッツポーズ!!!
が、コルネヤの選手が笑顔を見せたのもここまででした。
ゴール前の混戦の中、球際の攻防で勝利したダニがそのまま同点ゴールを決めると、中盤でボールを奪われたコルネヤの切り替えの遅さを突き、カウンターから得点。その後も、コルネヤDF陣のミスや、ミゲルの絶妙なフリーキックが決まり、終わってみれば、2-5の敗退となりました。
しかし、グループリーグで2位以上に入ったコルネヤは、明日、反対側のブロックで1位となったJabac y Terrassaと言う、やはり地元のクラブと準決勝を戦う事になりました。このセミファイナルに勝てば、再びエスパニョールにリベンジをするチャンスを得られるだけに、明日もまた、注目が集まります。
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