さぁ、炎天下の中、元気に駆け抜けたエスパニョールの名物監督David Fernandezプロデュースのキャンプ2012は、いよいよ最終日を迎える事となりました。
午前中は、蓄積された疲労を癒すかのように、サッカーゴルフやサッカーボーリング、キックコントロールなど、楽しみながらの軽めのメニューで締めくくりました。
そして、いよいよキャンプもラスト!午後は、ユーロ2012の総仕上げです。
まずは、“おにいちゃん大会”は、リーグ戦4位のイタリアと5位のオランダが準々決勝を行いました。ここでは、徐々に調子を上げて来たKOSHIROが大活躍、1ゴール2アシストを決めました!がしかしながら、試合は3-3のドロー。PK戦にもつれ込み、ここで決めればと言うシーンでKOSHIROがまさかの枠外し。これで、オランダのユーロは終了となりました。KOSHIROは決めればヒーローだっただけに、最後の最後で、そのチャンスを逃す形となりました。
続いてのセミファイナルは、リーグ戦首位のSHUNNOSUKE擁するドイツと、先程勝ち抜いたイタリアです。この試合は徐々に大会を通してペースを掴んで来たイタリアが、互角の戦いに持ち込み、最後はPK戦で勝利し、イタリアが決勝に進出。リーグ戦首位だったドイツが、まさかのここで敗退となってしまいました。
SHUNNOSUKEも特に見せ場は無く、今一つ歯痒さを残したまま、キャンプの終了となりました。
結局、“おにいちゃん大会”は、イタリアとポルトガルの決勝となり、接戦の末、エスパニョールのフォデやミゲル率いるポルトガルが優勝を収めました!
さて、締めくくりは“ジュニア大会”です。
まずは、リーグ戦首位のジャパンのセミファイナルの相手は、抽選により、リーグ3位のイングランドに。
ここでは、ジャパン快進撃の立役者、パウとホセが相変わらずの攻撃力を示します。そこに、中盤からディフェンスに掛けてのポジションに、RIKUやKEISUKEが入り、チームを支えます。試合は一方的な展開となり、RIKUも見事なミドルシュートを一本叩きこみ、試合は9vs0の圧倒劇で、ジャパンの勝利となりました。
今日は元気に復帰したKIRIも、ジャパンの猛攻の前に、貢献する事は叶いませんでした。
続いての準決勝は、リーグ戦2位のフランス対リーグ戦で1勝も出来なかった最下位クロアチアとの対戦です。しかし、トーナメントは何があるか分からないから面白い。リーグ戦ではフランスが自信を持って戦っていたにもかかわらず、この試合では、“チュポン”YUMAがフル回転。やや持ち過ぎなシーンは目をつぶるとして、右サイドから何度もチャンスメイクします。そして、センターフォワードに入ったSHOGO/Mに絶妙なスルーパスを送り込むと、SHOGO/MがGKと一対一に!至近距離から思い切ったシュートは、がしかし、GKが体で懸命にセーブし、SHOGO/Mの大会初ゴールを阻止する好プレーを見せました。
試合は一進一退の攻防の末、1-0でクロアチアの勝利!今大会、この重要な局面に来て、遂にクロアチアが値千金の初勝利をものにしました。
まさか最下位のクロアチアに負けるとは。これには、SHOGO/HもKOTAROも、信じられないと言った様子で、ただただ茫然としていました。
そして、決勝戦。この対戦カードを誰が予測したでしょうか!?リーグ戦、圧倒的な強さを発揮したジャパンは順当な勝ち上がりだとして、その対戦相手が、リーグ戦で1勝も出来なかった最下位のクロアチア。まさか、まさかのファイナルカードとなりました。
ジャパンは1-3-1-2の布陣で、2トップにはパウとホセ。中盤の真ん中にはRIKU。そして、センターバックの位置にはKEISUKE、左サイドバックには紅一点アナ、また、右サイドバックにはラモン(仮称)の布陣、GKはチャビ(仮称)が入ります。一方のクロアチアは、1-3-2-1の布陣で、1トップにはSHOGO/M、YUMAは中盤の右に入ります。
ジャパンは完全にパウとホセの2人頼みの攻撃。中盤とディフェンスとの絡みが無く、攻撃が単調です。幾ら強力な2トップとは言え、選択肢が限られるプレーの中では、ディフェンダーとしては相手の攻撃が読みやすいもの。そんな中、上手く行かないジャパンは、可能性の少ない焦ったシュートや、パスミスを連発します。一方、クロアチアはYUMAのドリブルでの崩しが頼みのライン。良い形で一人、二人とかわすものの、フィニッシュに威力が無い(泣)!
お互い、持ち味を発揮してゴールを目指すも、なかなか一点が遠い存在。徐々に攻勢に出るクロアチア。ジャパンは、紅一点アナが、クロアチアの要YUMAとマッチアップしなければならないミスマッチをなかなか修正せず、そこから次々とチャンスを作られて行きます。そして、遂にその均衡が破れます。相手のクリアーミスを拾ったYUMAがミドルシュート!
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!!
これが見事に決まり、なんとクロアチアが先制ゴールを叩き出します。
ここから、パウとホセを中心に、ジャパンが猛攻を試みます。
がしかし、焦りからか、いつもの攻撃力を発揮する事が出来ません。
SHOGO/Mは前線で懸命に走り、懸命にボールを追い、小さな体をフルに使って、懸命にプレーしています。
一方、1点のビハインドにもかかわらず、RIKUとKEISUKEは、なかなか効果的な働きを披露する事が出来ません。リーグ戦であれだけ強さを発揮していたジャパンが、ここに来て、機能不全を起こしてします。
そして、ここで試合終了の笛!なんと、リーグ戦で1勝もせずに最下位に沈んだクロアチアが、決勝トーナメントのセミファイナルとファイナルで見事な勝利を収め、大会チャンピオンに輝きました。
最後は今回のキャンプに参加した参加者全員に「キャンプ終了証」がDavid Fernandez監督より渡されていました。
さぁ、これで、ジローナ県バニョーラスにて行われたキャンプは終了です。
バルセロナに戻ります。
明日は、バルセロナ市内観光です!
ジュニア大会決勝トーナメントのまさかの結果にただただビックリしています。
現場ではいつもドラマが起こっていますね…。
何を学び、どう考えたのか、一回り成長した我が子に会うのが楽しみです!
投稿情報: RIKU母 | 2012/07/21 04:58