オスピタレットでのトライアウトは、欲求不満が貯まるものでした。シーズン開幕前のプレシーズンマッチで、Daisukeは全く招集されなかったのです。明らかに、チームに必要とされていないと言う証明なわけです。
そうして、2週間が経過し、このままトライアウト打ち切りかと思われたその時、
Daisukeから、「もう2週間、オスピでやらせてもらえませんか!?」と言う打診がありました。
間もなくチームは開幕を迎えるこの時期、獲得の意思を見せないチームに挑戦し続ける事は、無意味なようにも映ります。しかし、ここまでの2週間で、何よりも自分自身を発揮し切れてない事に、Daisukeは自らに不満を感じていました。このままでは、何処へ行っても同じ。ならば、ここまでの2週間で仲間も出来、慣れて来たチームで本領発揮に向けて、今一度トライしたい。彼の心の中は決まりました。
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